トヨタ新型「ハイラックス」“初回分”は即完売! 上質デザインに「ハイエース」譲りのパワフルディーゼル搭載! 最新「9代目モデル」販売店での状況は?
トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」がフルモデルチェンジし、9代目モデルが発売されました。販売店ではどのような反響があったのでしょうか。
新型「ハイラックス」に問い合わせ殺到!
トヨタは2026年5月28日、新型「ハイラックス」を発売しました。
9代目へとフルモデルチェンジした新型ハイラックスは、「IMV(Innovative International Multi-purpose Vehicle)」のラダーフレームをベースとしたピックアップトラック。ナンバーの区分は、従来モデルと同様に1ナンバー(貨物)です。
新型のボディサイズは、全長5325mm×全幅1885mm×全高1865mm。先代よりも15mm短く、30mmワイドになり65mm高くなっています。ホイールベースは3085mmで同値です。
最小回転半径は、先代の6.4mから6.3mとわずかですが小さくなったのは朗報。ただし、全幅がワイドになった分だけ狭い道でのすれ違いはもちろん、駐車や乗降時などは先代と同様に気を使いそうです。
外観は、存在感のある「TOYOTA」ロゴを装着しつつもモダンな顔つきになったほか、フロントバンパーや前後フェンダーアーチの力強い造形が目を惹きます。

グレードは「Z」と「Z“Adventure”」の2つが設定され、上級のZ“Adventure”はよりタフさを強調するフロントロアバンパーガーニッシュや、重厚感漂うスポーツバーなどが採用されました。
インテリアも先代と比べてモダンかつ先進的になっています。先代は曲線を使ったインパネまわりでしたが、クルマの姿勢を把握しやすい水平基調のテイストになっています。12.3インチセンターディスプレイを中央に独立配置し、ワイドなセンターコンソールを中央に配した力強さも抱かせる造形になっています。
なお、ホイールベースが変わっていないため、後席の足元空間の拡大は望めませんが、前席シートバックの薄型化や後席クッション形状の見直し、ドアトリムの薄型化、センターコンソール形状の最適化、着座姿勢の改善などにより快適性も引き上げられました。
最大500kgの最大積載量は先代と同じで、テールゲート開口高は845mmとなっています。新型では左右のリアクォーターパネルにデッキステップが設定され、足をかければ荷物に手が届きやすいなど、積載性にも配慮されています。
搭載されるエンジンは、パワフルな2.8リッター直列4気筒直噴クリーンディーゼル(1GD-FTV型)で、「ハイエース」や「ランドクルーザー 250」などでもお馴染みのもの。トランスミッションは6速AT(6 Super ECT)が組み合わされます。WLTCモード燃費は、11.9km/Lを実現しています。
また、先代の油圧式パワーステアリングから電動式になり、パーキングブレーキは手引き式から電動式に変更。電動式パーキングブレーキの採用により全車速追従機能付レーダークルーズコントロールに停止保持機能が追加されました。
そのほか、最新版の「トヨタセーフティセンス」が搭載され、交差点右折時の対向直進車、右左折時の対向方向からの横断歩行者を検知する機能を設定。
さらに、ドライバーのアクセルOFFに応じて先行車やカーブの手前で緩やかに減速を支援する「プロアクティブドライビングアシスト(PDA)」が採用されたほか、高速道路でのスムーズな車線変更の補助や、渋滞走行時などの運転負荷を大幅に軽減する「先行車追従機能(全車速追従機能付レーダークルーズコントロール)」なども採用されています。
そんな新型ハイラックスについて、関東地方にあるトヨタ販売店のスタッフに聞いてみると、「発売前から問い合わせが殺到していました」とのこと。そのため初回受注枠は抽選販売という形がとられたようです。
ただ、「さすがにランドクルーザーシリーズほどの殺到ぶりではなかった」といい、既存オーナーだけでなく地域在住などの条件を満たせば、新規の顧客も抽選に参加できたといいます。
今後の納期や生産スケジュールはどうなっているのでしょうか。
「初回受注枠は2026年の初期生産分から、2027年1月生産分まで。次期の生産枠は未定ですが、スケジュール通りなら2027年2月以降の生産分になる可能性が高いです」と語っており、事実上の受注停止に近い状態ではあるものの、次期生産枠に向けた順番待ちや商談自体は進められているようです。
ただし、販売会社により対応は異なるので、購入を検討している人は直接問い合わせたほうがいいでしょう。
実際に店舗を訪れたユーザーからは、フロントマスクを中心とした力強いエクステリアや、先進的なインテリアに高い評価が集まっています。
スタッフによると、「グレードは圧倒的にZ“Adventure”が人気で、ボディカラーは引き締まって見えるブラック系に支持が集まっています。また、先代にラインナップされていた『GRスポーツ』の設定はあるのかという熱心なファンからの問い合わせも多いです」といい、新型ハイラックスへの期待値の高さがうかがえました。
Writer: 塚田 勝弘
中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。






























































