6年ぶり全面刷新! 日産「新型キックス」どう変わった? 迫力の「タフ顔」に大激変&「e-4ORCE」新採用! 初代モデルと徹底比較
2026年6月17日、日産はコンパクトSUV「キックス」をフルモデルチェンジしました。2020年登場の初代に対しどう変わったのか、新旧モデルを比較します。
新型「キックス」どう変わったのか
日産は2026年6月17日、コンパクトSUV「キックス」をフルモデルチェンジ(全面刷新)しました。翌6月18日より発売されます。
2代目となる新型は、どのような進化を遂げたのでしょうか。
初代キックスは、ブラジルで2016年に世界初公開されました。
ブラジルをはじめ、メキシコやタイなど世界各国の日産工場で生産され、北米を含むグローバル市場で展開しています。
日本では、外観デザインの変更などを伴うマイナーチェンジを実施した後の2020年6月より、タイ製のハイブリッド(e-POWER)モデルが初導入されました。
搭載されるパワートレインは、1.2リッター直列3気筒エンジンを発電専用に用いるシリーズ式ハイブリッドのe-POWERです。
2022年7月には、燃費効率を高めた第2世代e-POWERを新搭載し、シフトレバーやセンターコンソールなどの内装レイアウトも変更するなどの改良を実施しています。
またこのとき、FF(前輪駆動)に加え、e-POWER 4WD(電動四輪駆動システム)が追加設定されました。

初代キックス e-POWERのボディサイズは、全長4290mm×全幅1760mm×全高1605mm、ホイールベースは2620mmです。
これに対し、今回発表された新型キックスは、全長4365mm×全幅1800mm×全高1610-1615mm、ホイールベースは2655mmと、全体的に大きく拡大しました。
外観のデザインも大きく変化しています。初代は全体に丸みを帯びたスタイリングだったのに対し、新型キックスは力強く立派な佇まいとなりました。
アメリカンフットボールのヘルメットから着想を得たというフロントフェイスは、水平基調でワイドなグリルを採用しました。
なかでも上級グレード「G」のバンパーなどの外装部品には黒色グロス塗装を施し、上質さを表現。いっぽう「X」「X+」「Xシンプルパッケージ」は、フロントバンパーとサイドシル、リアバンパーにスニーカーソールから着想を得たディンプル(ポリゴン)パターンを採用し、遊び心のある個性を表現しています。
リア周りは、初代の矢印のような形状のリアコンビランプも印象的でしたが、新型キックスも口の字型の黒いグラフィックと、車幅いっぱいに配置したテールランプが強い個性とSUVらしい存在感を強調しました。
なおボディカラーは、新色「レゾンナンスブルー」2トーンをはじめとする全9色展開です。
内装も大きく変わっています。
初代は明るいオレンジ内装色が選択できたことで注目されました。新型キックスでは、モダンで開放的な居心地の良い空間を目指しています。
ビーガンレザー(合成皮革)やファブリック素材によるソフトマテリアルを採用したことで、上質さと触れたときの心地よさを追求したといいます。
前後ともコンパクトSUVクラストップレベルの広い室内幅・頭上高・足元空間を確保したほか、乗員の負担を軽減するゼログラビティーシートを後席左右にも採用し、後席の快適性を高めました。
また、Google搭載の「NissanConnectインフォテインメントシステム」と、12.3インチのデュアルディスプレイを採用した統合型インターフェースディスプレイを搭載し、先進性と操作性の向上を図っています。
パワーユニットもさらに進化しました。
新型キックスは、モーター、発電機、インバーター、減速機、増速機の5つの主要構成部品を一体化した5-in-1の「第三世代e-POWER」電動ユニットを日本初採用し、小型・軽量化と高剛性化を実現しました。
組み合わされるパワーユニットも、1.4リッターの発電特化型「HR14DDe」エンジンを組み合わせ、燃費と静粛性を向上。カタログ燃費で25.7km/L(FF・WLTCモード燃費)の低燃費を達成しています。
4WDも刷新され、トルクを向上させたモーターとブレーキを統合制御することにより、コーナリングでの気持ちよい走りと快適な乗り心地を実現する電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE(イーフォース)」を新採用しました。
先進安全装備の面では、初代でも採用された高速道路での先進運転支援機能「プロパイロット」を新型キックスも継続採用しました。
また、新たに「インテリジェントアラウンドビューモニター」を採用し、フロントワイドビュー、インビジブルフードビュー、3Dビュー機能によって死角の可視化を図ることで、ドライバーの視界をサポートします。
車両や歩行者、自転車との衝突回避・衝突による被害軽減を支援する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」も、さらに検知性能を高めたほか、「インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)」&「BSW(後側方車両検知警報)」、「RCTA(後退時車両検知警報)」を新搭載して、後側方の安全性も向上しました。
新型キックスの車両価格(消費税込)は、299万9700円から424万8200円です。

前述の通り、初代はタイの日産工場で製造される輸入車でしたが、今回の新型キックスは国内の日産 追浜工場(神奈川県横須賀市)で製造されます。
ただし同工場は2027年度末に生産を終えることから、以降は日産自動車九州(福岡県苅田町)に移管される予定です。
※ ※ ※
初代キックスでは、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)のプレミアムカスタムカー「AUTECH(オーテック)」の設定がありました。
NMCは新型キックス発表に際し、専用の内外装パーツや防水シートなどを装備し、アウトドアイメージを強調した新たなカスタムカー「キックス ROCK CREEK(ロッククリーク)」を今夏に発表すると先行公開しました。
発売は2026年冬を予定し、予定価格は2WD車が約400万円から、e-4ORCE車が約430万円からとしています。
Writer: くるまのニュース編集部
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