「めちゃ薄い!」 スマホにそっくりな薄型信号機が全国普及の理由

最近、全国的に普及している「薄型フラット信号機」。パッと見の外見上、スマホのようにも見えます。では、なぜここまで急速に設置されるようになったのでしょうか。

スマートフォンのような信号機

 最近、街中で薄くフラット型のLED信号機を目にする機会が増えています。従来型の信号機は、ゴテっとした形で長いひさしが付いているイメージです。

 近年、信号機は「LED化」「薄型化」「小型化」の技術進化が止まりません。日本全国には、20万8061基もの信号機が存在します。そのなかでも、薄型や小型のLED信号機は増えていますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。

表と裏に薄型フラット信号機が併用されている場所も存在(提供:KIホールディングス)

 一般的に信号機を小型化するメリットは、薄型で軽量になることで強風や積雪、着雪などの自然災害による影響の軽減です。また、近ごろ増えている「フラット型信号機」は、日差しを避け、視認性を向上させる目的で付いていた“ひさし”をなくし、フラット化させています。

 信号機製造の大手、KIホールディングスの持株会社であるコイト電工は、以下のように話します。

――薄型LED信号機の開発背景や従来製品との違いを教えて下さい。

 弊社では“ひさし”のない信号灯器を「フラット型灯器」という名称で製造・販売しています。その名の通り、凹凸の無い板状の信号灯器として、豪雪地帯の積雪・着雪対策として開発しました。「前傾取り付け」「フラット形状」「薄型・軽量」という3つの特徴を持った信号灯器です。これらの特徴から、以下のようなメリットが存在します。

・雪に強い
・風に強い
・西日に強い
・施工性が良い
・輸送コストが安い
・保管スペースが小さい

 一方、デメリットは“ひさし”がなくなり、外形が大きく変わるので『ドライバーに信号機として認識されるのか』という懸念がありました。しかし、一般のドライバーへアンケート調査を実施したところ、見え方に違和感はなく、反対に『大きくて見やすい』とのコメントをいただいており、今では多くの交差点に設置されています。

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