トヨタが改革着手 海外でもカローラ名へ 新型「カローラ ツーリングスポーツ」初公開 HVは2種類用意
日本導入は2019年の夏以降と予想
筆者(工藤貴宏)はパリモーターショーの会場に足を運んで、自分の目で「カローラ ツーリングスポーツ」を確認しました。まず驚いたのはその美しさ。バランスの取れたプロポーションに加えて、流麗なデザインでトキメキを感じずにはいられませんでした。
気になるのは日本への導入ですが、現在日本で販売されている「カローラ」のワゴンは「カローラフィールダー」で、これは「ヴィッツ」系のプラットフォームを使った車体の小さな日本専用車です。対して「カローラ ツーリングスポーツ」は「プリウス」などと同じ「TNGA-Cプラットフォーム」を使ったCセグメントのワゴンで、車格も車体サイズもひとまわり大きく、もし日本で発売されるとしても価格上昇は避けられないでしょう。
しかしながら、カローラの改革を進める流れもあって、日本でもこの「カローラ ツーリングスポーツ」が販売されるとも言われています。デビュー時期は、来年の夏以降ではないでしょうか。
ところで、このモデルの先代は「オーリス ツーリングスポーツ」と呼ばれていました。しかし欧州において「オーリス」が「カローラ」へと車名変更したことに伴い、新型は「カローラ ツーリングスポーツ」となったのです。
【了】
Writer: 工藤貴宏
1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。
1 2