14年ぶりの大激変!? 日産「新型スカイライン」まもなく登場! 「羊の皮をかぶった狼」がAIで蘇る!? 復活する“日産の魂”その全貌とは
日産自動車の長期ビジョン説明会で次期型「スカイライン」の存在が明らかにされました。新型はどのようなクルマになるのか、これまでの歩みを踏まえながら徹底予想していきます。
「日産の源流であり、魂の象徴」が、AIと走りの融合で蘇る
日産の魂ともいえる「スカイライン」の新型モデルが、2027年にも登場する見込みです。
2014年の現行型(13代目・V37型)デビューから数えると、およそ14年ぶりのフルモデルチェンジとなりますが、どのようなクルマに進化するのでしょうか。
スカイラインは、1957年のプリンス自動車時代に誕生した、国産スポーツセダンの源流です。
「羊の皮をかぶった狼」と称された「スカイラインGT-R」を生み出し、通称「ハコスカ」(3代目・C10型)、「ケンメリ」(4代目・C110型)、「R32」(8代目)、「R33」(9代目)、「R34」(10代目)と、時代ごとに熱烈なファンを獲得してきました。
1999年以降は「GT-R」がスカイラインGT-Rから独立した一方、スカイライン本体も新開発の「FR-L」プラットフォームとV型6気筒エンジンを組み合わせた新世代の高性能セダン・クーペとして進化を続けました。
現行の13代目(V37型)は2014年に発売され、海外では高級車ブランド「インフィニティ」のプレミアムセダン「Q50」として展開。
2019年には405馬力を発揮する3リッターV6ツインターボを搭載した「400R」を追加するなど、スポーツセダンとしての存在感を高めつつも、セダン市場全体の縮小という逆風の中で、発売から13年以上にわたり販売が続いてきました。
そのなかでも、2025年10月には特別仕様車「400Rリミテッド」が発売されるなど、ファンへの配慮を忘れない日産の姿勢が伝わります。
とはいえスカイラインのフルモデルチェンジへの期待は、かねてより高まっていました。
![次期「スカイライン」に期待大![写真は日産が公開したティザー画像]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/04/20260427_NISSAN_Skyline_IMAGE.jpg?v=1777267399)
2026年4月14日、日産は「モビリティの知能化で、毎日を新たな体験に」と題した長期ビジョンを発表しました。
発表では、AIを中心に据えた「AIディファインドビークル(AIDV)」を中核に据え、将来的にラインアップの約90%にAIドライブ技術を搭載する意欲的な方針を打ち出しています。
また現在56ある商品ポートフォリオを45車種に絞り込むという大胆な戦略も発表されました。
そのビジョン発表会の場で、エスピノーサCEOが「最後に」と前置きして披露したのが、新型スカイラインのティザー画像です。
「まさに、日産の源流であり、魂の象徴です。日本のエンジニアリングと走りへの情熱を体現してきたスカイラインは、高性能で、正確で意のままの走りを実現します」というコメントは、単なる新型車の予告を超え、日産ブランドの象徴として新型スカイラインに大きな期待が込められていることを示すものでした。
日本市場における「ハートビートモデル」として明確に位置づけられた新型スカイラインは、2027年の国内発売を目指して開発が進められているとみられています。
ちなみに日産によると、ハートビートモデルとは、日産らしさを体現したモデルを指すものだといい、「情緒的な価値と受け継がれてきた歴史を大切にしながら、イノベーションを進化させる役割を担います」と説明しています。
日産の長期ビジョンで掲げられた“イノベーション”であるAIDV思想は、新型スカイラインにも色濃く反映されるでしょう。
AIドライブ技術とAIパートナー技術の組み合わせによる高度な運転支援は、スカイラインが長年培ってきた「ドライバー中心の走り」という思想と見事に合致します。
ハンズフリードライブや高度な渋滞追従を実現する次世代プロパイロットの搭載が期待されており、「走る喜びとAIの知能化」を両立するという難題に、日産がどう答えるかが注目されます。
また長期ビジョンにおいて日産は、シリーズ式ハイブリッド「e-POWER」を電動化の中核と位置づけていました。
「EVと同様の運転体験を提供する」とされるe-POWERは、エンジンを発電専用に用い、モーターのみで駆動するというシステムで、スカイラインが求める即応性の高いパワーデリバリーとの相性も良好です。
現行の400Rに搭載されてきたV6ターボの後継として、日産独自の高出力e-POWERユニットが採用される可能性は十分に考えられます。4WDシステムとの組み合わせによるオールシーズン性能の向上も期待されるところです。
ティザー画像から見て取れるのは、現行V37型の落ち着いたサルーンスタイルから、より筋肉質でスポーティな方向へのシフトです。
昨今の日産デザインに共通するシャープなフロントマスクと、低く構えたサイドシルエットが予想されます。
「源流と魂の象徴」として、歴代スカイラインへのオマージュを感じさせるデザインエレメントが取り入れられる可能性もあり、往年のファンも納得できる造形になることでしょう。
見逃せないのは、エスピノーサCEOが長期ビジョン発表の場で「次期GT-Rは必ず出す」と明言したことです。
まずは新型スカイラインで土台を築き、そこからGT-Rへとつないでいく戦略が見え隠れします。
次期スカイラインのプラットフォームやパワートレインが、将来のGT-R開発に流用されることを念頭に設計される可能性も否定できません。
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日産が“ハートビートモデル”と呼ぶほど、スカイラインへの思いは特別です。
「モビリティの知能化」というビジョンのもと、AIと電動化技術が融合した次世代スカイラインは、単なるフルモデルチェンジを超えた意味を持ちます。
セダン不人気の時代にあえてスカイラインを刷新する日産の決断は、ブランドの誇りと技術力を世界へ示す覚悟の表れともいえるでしょう。2027年の正式発表に向けて、続報に注目です。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。



































































































