約5年半ぶり大幅刷新! メルセデス・ベンツ新型「Sクラス」発表! 豪華内装&光る大型グリル採用! 新「V8」エンジンもある「“最高峰”セダン」登場
メルセデス・ベンツ日本合同会社は2026年6月11日、新型「Sクラス」を発表し、同日より予約注文の受付を開始しました。ブランドの頂点に立つ最高峰セダンは、どのような進化を遂げたのでしょうか。
存在感を高めた大型グリルと新V8エンジンに注目
メルセデス・ベンツ日本合同会社は2026年6月11日、フラッグシップセダンの新型「Sクラス」を発表し、同日より全国の正規販売店を通じて予約注文の受付を開始しました。
Sクラスは、メルセデス・ベンツのラインナップにおいて頂点に位置する最高峰セダンです。歴代モデルでは、その時代における最先端の安全技術や快適装備、走行性能をいち早く採用してきたことでも知られ、世界の高級車の基準を示す存在として展開されてきました。
現行型となる第7世代(W223)のSクラスは、日本では2021年1月28日に発表・発売されました。今回登場した新型は、その現行型をベースにした大幅改良モデルにあたり、日本導入から約5年半ぶりの大刷新となります。
今回の改良では、車両全体の50%以上にあたる約2700点もの部品を新規開発または再設計。メルセデス・ベンツは、モデル史上最大規模の大幅改良だと説明しています。
外観でまず目を引くのは、従来比で約20%拡大された大型ラジエーターグリルです。クローム仕上げのルーバーは従来の3本から4本へと変更され、クローム仕上げのスターパターンと組み合わせることで、これまで以上に堂々としたフロントフェイスとなりました。
さらに、Sクラスとして初めて、グリルのフレーム部分が光る「イルミネーテッドラジエーターグリル」を採用。新世代の「DIGITALライト」とあわせて、夜間でもひと目で新型Sクラスと分かる存在感を演出します。

リアまわりでは、片側3つのスリーポインテッドスターをあしらった新型リアコンビネーションランプを採用しました。スターが浮かび上がるようなデザインとすることで、フロントだけでなくリアから見ても、最新のメルセデス・ベンツらしい個性を感じさせます。
インテリアも大きく進化しました。新型Sクラスでは、運転席から助手席側まで大きく広がる「MBUXスーパースクリーン」を全車標準装備しています。これは14.4インチのメディアディスプレイ、12.3インチの助手席ディスプレイ、12.3インチのドライバーディスプレイで構成されるもので、先進性と高級感を両立したコックピット空間を実現しました。
また、メルセデス・ベンツが自社開発した次世代オペレーションシステム「MB.OS」も搭載されています。インフォテインメントや運転支援など、車両のさまざまな機能を統合するシステムで、メルセデス・ベンツ・インテリジェントクラウドとの連携により、OTAによるソフトウェアアップデートにも対応します。
さらに第4世代となるMBUXでは、Google Mapsをベースとしたナビゲーションに加え、ChatGPT、Microsoft Bing、Google Geminiなどを統合したMBUXバーチャルアシスタントも採用。まるで人と会話するように、自然な対話で車両機能や情報検索などをおこなえる点も特徴です。
パワートレインは、「S 450 d 4MATIC(ISG)」と「S 580 4MATIC long(ISG)」を設定しました。
S 450 d 4MATICには、新世代の3リッター直列6気筒クリーンディーゼルターボエンジン「OM 656 Evo」を搭載。最高出力270kW(367馬力)・最大トルク750Nmを発揮します。このエンジンでは、量産車として初めて電気加熱式触媒コンバーターを採用し、排出ガスをより効率的に浄化することで環境性能を高めています。
一方、S 580 4MATIC longには、改良を受けた4リッターV型8気筒ガソリンツインターボエンジン「M177 Evo」を搭載。最高出力は395kW(537馬力)・最大トルクは750Nmを発揮し、フラッグシップセダンにふさわしい力強い走りを実現しています。このV8エンジンでは、フラットプレーンクランクや新しい点火順序などを採用し、より素早いレスポンスと伸びやかな加速を追求しました。
また、走行面ではインテリジェントダンパーを備えた「AIRMATICサスペンション」を採用。路面状況に応じてダンパーを制御し、快適な乗り心地と安定した走行性能を両立しています。
安全装備もさらに充実しました。前面衝突時の衝撃を軽減する「PRE-SAFEインパルス」をフロントシートに全車標準装備したほか、後席乗員向けのリアエアバッグやリアベルトバッグもオプションで設定されています。また、10台の外部カメラ、5台のレーダーセンサー、12台の超音波センサーを用いる先進運転支援システム「MB.DRIVE」も採用し、長距離移動時の負担を軽減します。
価格(消費税込、以下同)は、S 450 d 4MATICが1598万円、S 580 4MATIC longが2365万円(予定価格)です。
さらに、究極のラグジュアリーモデルとして「Mercedes-Maybach S 680(メルセデス・マイバッハS 680)」も製品ラインナップに設定されており、こちらの価格は3934万円となっています。
なお、今回設定されたSクラスのすべてのエンジンには17kWのISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)が組み合わされ、電気の力による滑らかな発進や上質な走りを実現しています。
導入予定時期はいずれも2026年9月以降です。約5年半ぶりの大幅刷新により、内外装のデザイン、デジタル機能、パワートレイン、安全装備まで大きく進化した新型Sクラス。メルセデス・ベンツの最高峰モデルとして、改めてその存在感を高める一台となりそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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