覆るオービスの常識 手前の警告標示板もあるとは限らない? 移動式導入で速度取り締まりに変化
自動速度違反取締装置、いわゆるオービスが設置されている箇所の手前にはたいてい、その存在を知らせる告知看板などがあります。近年登場している移動式オービスの場合はどうなのでしょうか。
告知看板の何枚先にオービスがあるのか
速度違反を自動で取り締まる自動速度違反取締装置、いわゆるオービス(「オービス」はボーイング社の商標)がある場所の近くでは、「自動速度取締機設置区間」などと書かれた看板を目にすることがあるかもしれません。
情報サイト「オービスガイド」を運営し、全国のオービスを調査している有限会社パソヤ(千葉県成田市)によると、道路上に設置されたいわゆる固定式オービスの場合はほぼ100%、設置場所の手前にその存在を知らせる看板があるそうです。
看板や警告表示はたいてい、複数登場し、やや間隔を置いてオービスが設置されています。告知看板は何枚登場してからオービス本体が現れるのでしょうか。パソヤによると、「これは場所によりバラバラで、統一した基準はありません。2枚くらいのことが多いですが、4枚から5枚続いてから本体が登場するケースもあります」とのこと。
固定式オービスの場合は、前出の「オービスガイド」などのウェブサービスを通じても、設置場所などを事前に知ることができるかもしれませんが、2016年からは、持ち運びが可能な「移動式オービス」の運用も始まっています。この移動式の場合はどうなのでしょうか。
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