スズキ新型「KATANA(カタナ)」ついに登場 80年代の鋭い刃、現代に降臨!(画像14枚)
兼ねてから登場の噂が絶えなかったスズキの「刀」が、ドイツ・ケルンで開催されている「インターモト」において発表されました。
待ちに待った瞬間が遂に訪れました、新型「KATANA」誕生
スズキは、10月2日から7日までドイツ・ケルンで開催されている二輪車の国際見本市「インターモト」において、海外向け大型二輪車の新型「KATANA(カタナ)」を発表しました。
新型「KATANA」は、1980年のケルンモーターショーに出品し、日本刀をイメージした前衛的なハンス・ムートのデザインによって、世界中のバイクファンの注目を集めた「GSX1100S KATANA」を原点とするモデルです。
日本では1982年「GSX-750S KATANA」として販売され、初代モデルはその先進的な低く研ぎ澄まされたスタイリングにより、アップハンドルからセパレートハンドルに変更するユーザーも多く、当時は整備不良となり検挙(通称:刀狩り)の対象になるほどのブームを作ったモデルです。
新型の開発にあたっては、スズキのものづくりの精神と「KATANA」の歴史を背景に「スズキらしさ」と「KATANAらしさ」を表現することに注力されています。
その結果、鍛錬を重ねた日本刀のように、他にはない個性的かつ前衛的なデザインと現代の最新技術を併せ持つ、全く新しい「KATANA」が誕生しました。
「GSX1100S KATANA」をモチーフに、現代風にアレンジした独自性の高いデザインは、シャープで大胆なラインをあしらった流線型のスポーティなスタイリングを採用し、先進的な印象の長方形の縦型2灯LEDヘッドライトや、刀の切っ先をモチーフにしたLEDポジションランプにより「KATANA」らしい特徴的な顔つきに仕上げられています。
また、スズキ車として初めてリヤウィンカーとナンバープレートホルダーを下部に配置する「スイングアームマウントリヤフェンダー」を採用し、凝縮感のあるデザインを実現しています。
「KATANA」にマッチした高揚感のある加速とストリート走行に適した扱いやすさを実現するため「GSX‐R1000」をベースに改良した999cc直列4気筒エンジンを軽量フレームの車体に搭載。さらに、3段階から選択可能なトラクションコントロールやABS、倒立フロントフォーク、ブレンボ社製のラジアルマウントフロントブレーキキャリパー等を装備しています。
新型「KATANA」は、浜松工場で生産し、2019年春より欧州を中心に販売を開始する計画です。
ネオクラシックモデルの真骨頂を今回の新型「KATANA」は実現しています。
<新型「KATANA」の主要諸元>
全長2125mm×全幅830mm×全高1110mm
ホイールベース 1460mm
装備重量 215kg
エンジン型式 999cc水冷4サイクル直列4気筒エンジン
最高出力 110kW/10000rpm
最大トルク 108Nm/9500rpm
【了】