「用がないならクルマで近づくな」 千葉県民が“完全同意”する「破滅の渋滞エリア」とは? 「まともな道路」ゼロで辟易… 県知事も反応の「魔の千葉北西部」が話題に どうにかならないのか
千葉県北西部のエリアの道路事情が劣悪だとSNSで話題になりました。果たして実際どうなのでしょうか。またそのエリアの環境を改善する道路はあるのでしょうか。
鎌ケ谷市を中心とした“破滅の大渋滞エリア”
千葉県北西部のエリアの道路事情が劣悪だという投稿が、SNSで話題になりました。
実際どうなのでしょうか。またそのエリアの環境を改善する道路はあるのでしょうか。
きっかけとなった投稿は、あるユーザーがこのように発信したものでした。
「この濃い赤で塗った地域は用がないなら近づいてはならない」ーー。
このユーザーの投稿には地図のスクリーンショット画像が添付されており、千葉県北西部のエリアが表示されています。
地図は一部が赤色で塗りつぶされており、”赤色エリア”は道路網が貧弱で、クルマで入ればたちまち渋滞に巻き込まれ、身動きが取れないというニュアンスのようです。
投稿から4日ほどで3600万回以上も表示され、9000を超えるリポストと、2.6万を超える「いいね!」を記録。「いいね!」の数が桁違いで多いのは、まさにこのユーザーが訴えたかったことに同意する人が多いことを示しています。
さて、その“赤色エリア”というのは、市川から松戸に行く外環道、松戸や柏、我孫子を通る国道6号「水戸街道」、首都圏を一周し、千葉市から八千代、白井、柏、野田を通る国道16号「東京環状」、市川・船橋・習志野と通る、京葉道路・国道14号の4路線に挟まれた地域です。
具体的には鎌ケ谷市の全域を中心に、松戸市の西側、柏市の南側、船橋市中・北部、八千代市の西側です。
一体何が問題なのでしょうか。

まず、このエリアには高速道路がありません。完全な“高速道路空白地帯”となっており、京葉道路から北上、もしくは外環からひたすら東進するのが最短です。
そもそも京葉道路もパンク気味で、外環道も市川の区間が常に渋滞しているので、“赤色エリア”にたどり着くまでにヘトヘトになっているのが地元ユーザーの現実です。
高速道路が使えないとなると、次は走りやすいバイパスを含めた国道があるのかと思いますが、残念ながら、バイパスどころか国道もまともな道はゼロなのが現状です。
唯一、松戸から市川を経由し、鎌ケ谷から北総線沿いに進んで成田空港まで、東西に結ぶ国道464号バイパス「北千葉道路」があるものの、現在のところ鎌ケ谷から成田空港手前までのみバイパスが完成しているだけで、外環道までは未直結。高速道路から遠いので、まったくポテンシャルは発揮できていません。
また、国道296号「成田街道」も“赤色エリア”内にありますが、京葉道路 花輪ICから船橋市や習志野市を通って八千代までに行く区間は、「りっぱな国道」を名乗っておきながらたった2車線しかなく、基本的に大渋滞です。
それ以外はタテもヨコも国道はなく、ただ6号や16号、14号に挟まれているだけで、“赤色エリア”に行くには県道を通るしかありません。
では県道は走りやすいかと言われると、残念ながらまったくそうではありません。
実際“赤色エリア”まで行く県道は、市川から北上する県道51号「市川柏線」と県道59号「木下街道」、西船橋から北上する県道180号「松戸原木線」、京葉道路 花輪ICから北上する県道8号「船橋我孫子線(船取県道)」、県道57号「千葉鎌ケ谷松戸線」、県道288号「夏見小室線」と複数あります。
しかし、いずれも“赤色エリア”内は2車線の道路となっており、周辺の交通需要に対し、圧倒的に容量が不足。休日ともなれば大渋滞することも珍しくありません。
特にタテ軸のなさは深刻で、“赤色エリア”のド真ん中を縦に通過する船取県道が唯一といえます。
その船取県道も、全域が“赤色エリア”内となっている鎌ケ谷市にとって、ほぼ唯一といえる大動脈ですが、終日に渡って交通量が多く、特に鎌ケ谷市中心部の初富周辺では、完全にパンク状態で地獄の様相であり、通過だけで1時間以上ロスすることも珍しくありません。
木下街道も鎌ケ谷市へアクセスしますが、そもそもが14号市川市内の混雑ポイント「鬼越2丁目」交差点が起点で混む上に、周辺には中山競馬場もあり、レース開催日にはピタリとも動きません。松戸原木線もこの木下街道と「北方十字路」交差点でクロスし、やはり混雑するため、もはや逃げ道はありません。
結論、高速道路もなければ国道もなく、残る県道すらもろくに走れないのが“赤色エリア”の現実です。






























