紅葉狩りは足元注意! スリップの原因、道路の落ち葉は誰がどう掃除 そのままだと冬にも影響?

側溝の落ち葉もそのままにしておくと危険!

 国土交通省が直轄で管理するような主要国道では、「毎日」のパトロールも行われるようですが、たとえば県道など都道府県レベルで管理する道路は、路線数や区間も膨大です。街路樹が連なる都市部の道路から、交通量の少ない山道まで、様々な道路を管理する長野県の道路管理課は次のように話します。

街路樹の落ち葉も車道に溜まることがある。写真はイメージ

「都市部の街路樹は、大きくなる前に枝払いをするなどして落ち葉シーズンに向けてある程度の対応ができますが、山道となるとそうはいきません。しかし、予算的に何度も清掃をかけるのは難しい側面もありますので、葉がある程度落ち切ったころを見計らって、業者が清掃作業を行っています」

 また、落ち葉の清掃は路面だけでなく、側溝も重要だと担当者は話します。側溝のなかに落ち葉が詰まったままだと、水が流れにくくなり、そのまま冬を迎えると水があふれて路面が凍結する原因になるのだそうです。

 葉が落ち切ってから業者が清掃に入るとはいえ、週に一度は管内すべての道路をパトロールカーで見て回る体制をとっており、その際に危険な箇所は随時、落ち葉を取り除いているそうです。
「カラカラの葉は、四輪車が通ればある程度飛んでいきますが、怖いのは湿った葉です。特にバイクは転倒の危険が高まりますので、湿り気のある葉を随時取り除いています」と話します(長野県道路管理課)。

【了】

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