トヨタ「“新”ヴォクシー」発売! 新たな「2列5人乗りモデル」も登場! 精悍「新デザイン」&内装の豪華さアップ! 「ファミリー向け個性派ミニバン」は何が変わった?

トヨタは2026年5月にミドルサイズミニバン「ヴォクシー」の一部改良を行いました。二度目の一部改良ですが、何が変わったのか、解説します。

新たに「5人乗り車中泊仕様」も設定!

 最新のニュースは5月12日にあり、新モデルとしてコンプリートカー「MULTI UTILITY(マルチユーテリティ)」が加わりました。

 同車は、カスタマイズパーツや特装車などを手掛けるトヨタカスタマイジング&ディベロップメント(TCD)のブランド「MODELLISTA(モデリスタ)」が開発したもの。

 MODELLISTAと聞くと、スポーティな仕様を連想しがちですが、こちらは機能性を高めたのが特徴です。

「マルチに使えて自由が広がる」をテーマに、S-G(ハイブリッド車・2WD)をベースに、後席およびラゲッジスペースに架装を施すことで、使い勝手の良い2列5人乗り仕様に仕上げています。

内外装質感アップでよりスタイリッシュに
内外装質感アップでよりスタイリッシュに

 仕様は、ノア MULTI UTILITY同様。標準仕様の「カーゴモード」では、専用設計のラゲージフレームとラゲージボードで機能的な荷室空間を実現。これにより、荷室を上下2段に仕切ることができ、買い出しの荷物や遊びの道具を仕分けて収納することができます。

 より利便性を高めるべく、専用クオータートレイ、専用ルームランプ(6灯)、専用ユーティリティフック、専用アクセサリーソケットなどを追加するだけでなく、近年、需要が高まる車中泊にも対応できるように、オプションアイテムを用意。

 専用のフロントベッドボードを追加することで、後部スペースがフラットスペースとなる「ベッドモード」も設定。このベッドモードでは、大人二人がのびのびと就寝できるスペースを確保しているといいます。

 2列シートまでしか使わない人には、ミニバンの広さを最大限活かせるコンプリートカーといえるでしょう。

 また同日には、福祉車両である「ウェルキャブ」仕様の商品改良も実施。ベース車同様の改良に加え、用途に合わせた最適なパワーユニットが選べるように、ガソリン車が継続されています。

 さらに車いす使用者には、ワンタッチ式固定装置を追加設定したほか、一部仕様では「E-Four車」が選べるようにもなりました。

 歴代モデルで磨き、愛されてきた独自の魅力を高め、新たな選択肢を用意した新ヴォクシー。

 ノアのような価格を抑えたエントリーグレードが非設定なだけでなく、価格も少しだけ高めに設定されていますが、よりスタイリッシュなミニバンを選びたいユーザーにとっては小さな差かもしれません。

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Writer: 大音安弘

1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者へ。その後、フリーランスになり、現在は自動車雑誌やウェブを中心に活動中。主な活動媒体に『ナビカーズ』『オートカーデジタル』『オープナーズ』『日経トレンディネット』など。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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