ホンダが新型「“高級”SUV」初公開! 新開発の高性能「4WD」&「ハイブリッド」搭載! 精悍顔の「アキュラ・ハイブリッドSUVプロトタイプ」とは
2022年6月の発売からまもなく4年が経過する三菱「eKクロス EV」ですが、まもなくマイナーチェンジがおこなわれるようです。いったい、どのような進化を遂げるのでしょうか。
ハイブリッドに注力する一例として世界初披露
ホンダは5月14日の「2026ビジネスアップデート」において、「アキュラ・ハイブリッドSUVプロトタイプ」を世界初公開しました。
ホンダは、今後当分の間は、EVではなくハイブリッドに力を入れるとし、2029年度までに15モデルもの次世代ハイブリッドを世界市場で導入するというのです。そして、それにあわせる格好で、2年以内に発売予定のハイブリッドとしてアキュラ・ハイブリッドSUVプロトタイプがお披露目されたのです。
ホンダの説明によると、新世代のハイブリッドシステムは、2023年のホンダのハイブリッドに対して30%以上もコストが低減されており、次世代プラットフォームと新開発AWDユニットとあわせて10%以上の燃費向上が実現しているそうです。また、五感に響くような上質で爽快な走りも目指すとか。
さらに2028年からは、自動車専用道だけでなく一般道まで支援範囲を拡大した、次世代ADAS(先進運転支援システム)も採用していくと説明しています。
アキュラのプロトタイプはRDX!?
では、今回、お披露目されたアキュラ・ハイブリッドSUVプロトタイプは、具体的にどのモデルになるのでしょうか。現在、ホンダはアキュラ・ブランドから、コンパクトSUVの「ADX」、3列シートSUV「MDX」、そしてスポーツSUVの「RDX」の3モデルを発売しています。
この中で、サイズ的に合致するのはRDXです。RDXは、2007年モデルとして初代モデルが登場し、その後、3世代にわたって北米で累計85万台も販売された人気モデルです。サイズ的には、日本でも販売される「ZR-V」よりも、やや大きいというもの。パワフルでスポーティな走りを特徴とします。

そんなRDXは、2026年1月に、2026年後半に生産が一時停止になり、次世代モデルを待つことがアナウンスされています。
そして、「新型モデルは、同ブランド(アキュラ)初の2モーターハイブリッドを導入する。第4世代のRDXは開発中で、今後数年以内に市場導入を予定している」と説明されているのです。
同時に、クルマを真横から撮影したティーザー画像も公開されています。その姿は、今回の「2026ビジネスアップデート」で公開された映像そのままとも言えるでしょう。
そう考えると、今回発表された「アキュラ・ハイブリッドSUVプロトタイプ」は、次世代の「RDX」で、ほぼ間違いがないと言えます。
RDXの日本への導入は?
そこで気になるのは、この新型モデルが日本にも導入されるかどうかという点です。これまで、日本には正式にアキュラ・ブランドは導入されていませんでした。
2016年に発売された第2世代の「NSX」は、アメリカでアキュラとして売られていましたが、日本ではホンダのエンブレムを装着して販売されていました。そういう意味で、これまでなら、「アキュラはありえない」というのが常識でした。
しかし、2年後くらいであれば、また違う可能性があります。それは今年の後半にホンダはアメリカで生産する「アキュラ・インテグラ」を日本でも発売するからです。このアキュラ・インテグラがヒットすれば、次世代「RDX」の日本導入も検討される可能性が高まります。
「アメリカのホンダが日本で売れる」という手応えさえあれば、ホンダの経営陣もRDXの日本導入を真剣に考えるであろうからです。
ですから次世代RDXが欲しいと思うのであれば、その前段階のアキュラ・インテグラのヒットを願いましょう。まずは実績。それがなければ、なかなか難しいというのが実情です。
Writer: 鈴木ケンイチ
1966年生まれ。國學院大学経済学部卒業後、雑誌編集者を経て独立。自動車専門誌を中心に一般誌やインターネット媒体などで執筆活動を行う。特にインタビューを得意とし、ユーザーやショップ・スタッフ、開発者などへの取材を数多く経験。モータースポーツは自身が楽しむ“遊び”として、ナンバー付きや耐久など草レースを中心に積極的に参加。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを、分かりやすく説明するように、日々努力している。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。
著書「自動車ビジネス」(クロスメディア・パブリッシング)










































