5年ぶり登場へ! 三菱「新型パジェロ」復活まで「いよいよ秒読み」か!? 新たな“最上級4WD車”は「スーパーエクシード」級の豪華仕様に? ファン待望の「新型クロカン」どうなる
三菱「パジェロ」の復活が、いよいよ現実味を帯びてきました。パジェロづくしの展示となった「オートモビルカウンシル2026」の場で、最新情報を聞きました。
けっきょくのところ「新型パジェロ」は「トライトン」ベースの「新型パジェロスポーツ」なのか?
トライトンの日本仕様は、生産国のタイでの最上位モデル「アスリート」がベースとなっています。しかし、タイでの同車のメインストリームは日本と異なり、ずばり「商用車」。
FRのシングルキャブやセミキャブが販売の中心であり、4WD仕様も安価なグレードではパートタイム式のシンプルなものになります。
しかし、本流のパジェロを復活させるとなれば、弟分のパジェロスポーツとの住み分けは非常に重要となります。
実際、三菱自動車はブランドを象徴するフラッグシップモデルを欲しており、日本仕様のトライトンも数を売るクルマではなく、悪路に強いクロカンを生み出せるブランドであることを示すことが主な目的であり、真の狙いは、SUVとして使えるクロカンを提供することにあります。
そのため新クロスカントリーSUVは、三菱のフラッグシップを担うことが必然。それを示すために、パジェロの名を復活させる可能性が高いのです。

もちろんその実力は、走破性だけでなく、快適性や機能性も追及されます。
ラダーフレーム構造、高出力版2.4リッター直列4気筒のターボディーゼルエンジン、最新仕様の「スーパーセレクト4WD-II」などはトライトン譲りとなりますが、味付けも吟味され、ボディや装備なども大きく上回る内容となるはず。
例えば、「アウトランダー」で採用した、YAMAHAとの共同開発によるオーディオシステムやセミアニリンレザーシートなども採用される豪華な内装となるでしょう。安全装備も三菱最上級のもの。
そうなれば、イメージ戦略として最新型はパジェロ。パジェロスポーツはグレードを絞り、継続生産という可能性も見えてくるわけです。
現状、新型クロスカントリーSUVについての情報は限定的ですが、タイ生産であることは判明。
これもポイントで、輸出となれば仕様が絞られて、パジェロがモノグレードとなる可能性も……。収益性を考えれば、仕様は減らした方がクレバーだからです。
ただパジェロスポーツもそのままというわけにはいかないので、いずれフルモデルチェンジされることでしょう。その際はデザインや仕様で、明確な差別化が図られるとみています。
きっとパジェロは、実用クロカンではなく、往年のパジェロファンが憧れた最上級グレード「パジェロ スーパーエクシード」のような豪華モデルとなると筆者は睨んでいます。
三菱自動車工業広報部所属の“ラリースト”増岡 浩さんの話によれば、「かなり良い仕上がりになっている」とのこと。
新型では、増岡さんは後輩育成のために口は出さず、確認のみを行ったそうですが、納得の完成度とし、後継者が育っていることを実感できたようです。
まだまだ情報が明かされない新型クロスカントリーSUV。男気のあるタフなやつ。往年の三菱車のフレーズを借りれば、まさに「ビッグダディ」と言える存在となるでしょう。
2021年7月の生産終了から約5年。今から続報が待ち遠しいばかりです。
Writer: 大音安弘(自動車ライター)
1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者へ。その後、フリーランスになり、現在は自動車雑誌やウェブを中心に活動中。主な活動媒体に『ナビカーズ』『オートカーデジタル』『オープナーズ』『日経トレンディネット』など。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。
























































