クルマもバイクも要注意! 愛車の「ナンバープレートの封印」が盗まれた…… そもそも何が目的? 有効な対策方法は?
2026年5月9日、埼玉県警が公式SNSを通じて、「ナンバープレートの封印」の盗難が多数発生したと注意喚起を行いました。そもそも、バイクやクルマのナンバープレートの盗難は、何を目的としているのでしょうか。
盗難されたナンバープレートは、別の犯罪に利用されるおそれも
2026年5月9日、埼玉県警は公式SNSを通じて、とある注意喚起をしました。
その内容は、「彦成4丁目地内の集合住宅駐車場で、自動車からナンバープレートの封印が盗まれたとの届出が多数寄せられました。被害に遭わないために≪盗難防止用ネジ等を活用する≫などし、不審者を見かけた際は、直ちに110番通報をお願いします。」というものです。
警察庁が2026年2月に公表した資料「自動車盗難等の発生状況等について」によると、車両から部品が盗まれる「部品ねらい」の認知件数は、2002年以降大幅に減少しているとされています。
これは、防犯対策の普及や車両技術の向上、また警察による取締り強化などが背景にあると考えられます。
しかし、ナンバープレートの盗難は依然として問題となっているようです。
同資料によれば、2025年に発生した部品ねらいの被害のうち、ナンバープレートが盗まれた割合は39.7%にのぼり、依然として高い水準を維持していました。
では、いったいなぜナンバープレートは盗難されるのでしょうか。
クルマやバイクのナンバープレートが盗難される背景には、主に犯罪への悪用という目的があるとされています。
盗まれたプレートを別の車両に装着することで、本来の所有者を装い、盗難車両や不正改造車両の発覚を遅らせるケースがあるといます。
さらに、犯罪に利用された際に、捜査の追及を免れるために使われる場合も少なくありません。
また、一部では海外への転売目的で盗難される事例も存在し、単純な部品盗難にとどまらず広範な問題につながりやすいのが特徴です。

前出の資料にも「警察の捜査を逃れるため、盗んだナンバープレートを別の車両に取り付け、他の犯罪に悪用されるケースもあります」と記載されています。
実際、他のクルマのナンバープレートを盗み、犯罪にともなうカモフラージュとして利用した人が逮捕されたという事例は発生しています。
つまり、被害は単なる盗難にとどまらず、より広範な犯罪行為へとつながる可能性をはらんでいるというわけです。
こうした状況を踏まえ、警察庁はナンバープレートの盗難防止対策として、防盗性の高い「盗難防止ネジ」の普及を推進しています。
盗難防止ネジとは、専用工具を用いなければ取り外しができない特殊な形状のボルトです。
通常のドライバーなどでは容易に外せない設計になっているため、短時間での盗難を防ぎ、犯行を未然に抑止する効果が期待されています。
また、取り外しに手間がかかることから、犯行を試みる段階で諦めさせる抑止力としての役割も果たします。
※ ※ ※
ナンバープレートを、日常的にドライバーやライダーが強く意識する機会は多くありません。
しかし、実際には犯罪に悪用されやすい部品のひとつとされています。
一度ナンバープレート盗難の被害に遭えば、後に思わぬ犯罪へ悪用されるリスクがあり、被害者本人だけでなく社会全体に影響を及ぼす可能性があります。
そのため、クルマであれバイクであれ、基本的な防犯対策を怠らないことが重要です。
普段は目立たない部品だからこそ、あらためて防犯意識を持ち続けましょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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