“350馬力”の新型「高性能SUV」まもなく発売! 全長4.8m級の「レクサス・RX」以下サイズ&流麗ボディ採用! お洒落な内装もイイ「DS ナンバーエイト」どんなクルマ?
ステランティスの仏ブランドであるDSオートモビルの新フラッグシップBEV「DS No8」が、日本でプレオーダー受付中です。最大691kmの航続距離や極上の快適性を備え、まもなく登場する旗艦SUVはどんなクルマなのでしょうか。
新型「“高級”SUV」2026年初夏発売!
DSオートモビルが新たに放つフラッグシップBEV(100%電気自動車)、「DS No 8(ナンバーエイト)」の日本におけるプレオーダーが開始されました。
ブランドの最上級モデルに位置づけられるこの新型SUVクーペは、最新技術とフランスならではのラグジュアリーを融合させたモデルです。
DSオートモビルは、フランス独自のラグジュアリーと最新テクノロジーを融合させたモデルを展開するプレミアムブランドです。
その源流は、1919年にアンドレ・シトロエンによって設立されたシトロエンにあります。シトロエンのロゴの「ダブル・シェブロン」はヘリカルギア(はすば歯車)をモチーフとしており、1934年には前輪駆動やモノコック構造など当時最先端の技術を盛り込んだ「トラクシオン・アヴァン」、1948年には合理性を極めた国民車「2CV」など、歴史に名を刻む独創的なモデルを数多く輩出してきました。

中でも1955年に発表された「DS」は、独自の「ハイドロニューマチック・サスペンション」などの革新技術による異次元の乗り心地で世界を震撼させました。この伝説的な車名を受け継ぎ、2014年6月1日に独立ブランドとして創設されたのが、現在のDSオートモビルです(ただし、同社は1955年発売のDSの名を継承したとは公言していません)。
その新たな旗手として登場したのが、DS No8です。
デザインは、流麗なファストバックスタイルとSUVの力強さを融合させた、独創的なフォルムを採用しています。空力性能は徹底的に追求されており、Cd値0.24という優れた空力特性を実現しました。インテリアにはナッパレザーが惜しみなく使われ、DS独特の世界観が展開されています。
快適性においては、往年のシトロエン車に採用され、アイデンティティにもなった「ハイドロニューマチック」サスペンションを想起させる、「DSアクティブスキャンサスペンション」を採用。このシステムは、カメラが前方の路面を先読みして足回りの減衰力を制御する、極上の乗り心地が最大の特徴となっています。
基本骨格には、ステランティスグループの最新プラットフォーム「STLA Medium(ステラ・ミディアム)」を、DSブランドとして初採用しました。プジョーの新型「E-3008」や「E-5008」とベースとなるメカニズムを共有しながら、DS No8は独自の豪華な内外装や専用のサスペンション制御を備え、フラッグシップにふさわしい存在感を放っているといえるでしょう。
ボディサイズは全長4820mm×全幅1900mm×全高1580mm、ホイールベースは2900mm(数値はいずれも欧州仕様参考値)。国産車ではレクサス「RX」などの大型SUVよりややコンパクトなサイズながら、堂々とした体格を誇ります。
そしてCd値0.24の恩恵により、国内の案内ではWLTPサイクルで航続距離691km(欧州仕様参考値)を達成。欧州では最大750km(WLTP)をうたう仕様も用意されるなど、圧倒的な実力を備えています。
欧州での展開においては、最高出力230馬力から350馬力まで、前輪駆動と四輪駆動を組み合わせた複数のパワートレイン仕様が用意されています。日本仕様の具体的なグレード構成や詳細は、今後の正式発表を待つ必要がありますが、2026年初夏の発売に向けたカウントダウンはすでに始まっています。
パリのサヴォア・フェール(匠の技)を注ぎ込んだ室内空間は、静粛性と素材感の両面で「動くラウンジ」と呼ぶにふさわしい仕上がりです。1955年の初代DSが備えていた「ポジショニング、デザイン、ダイナミクス」というキャラクターを現代のBEVとして具現化したその姿は、プレミアムセグメントにおける新たな基準を提示しています。
車両価格は現時点で未公表ですが、すでにプレオーダーの受付が開始されており、日本国内のファンの期待も高まっています。フランスの伝統と未来が交差するこの一台が、日本の道路を走る日はもう間もなくです。
※ ※ ※
かつてのシトロエンDSが未来を指し示したように、100%電気自動車として新たな時代を切り拓くDS No8。唯一無二のエレガンスと、最新の電動化技術が融合したこの一台は、ラグジュアリーカーの概念を塗り替える存在となりそうです。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。













































