スズキ 新型「ジムニー」の乗り心地や使い勝手、燃費など気になる部分を徹底チェック!

乗り心地や日常シーンでの使い勝手はいかに

 乗り心地が気になる人もいると予想できます。重心が高いからロール(左右に傾く動き)を抑えるため、サスペンションを硬めに設定しているためだと考えられますが、乗っていれば慣れてしまうレベルです。

コーナーリングではややロールが気になる

 乗り心地にウルサイ私(国沢光宏)ながら、乗り始めて5分くらいすると気にならなくなりました。むしろ着座位置が高く、ハンドル操作に対しクルマの動きも忠実なので、乗りやすいと感じる人の方が多いと思います。

 舗装路の走りで、唯一気になるとしたら騒音の質かもしれません。意外なことに、タイヤのパターンノイズなどは小さく、エンジン音も静かで、賑やかだった先代「ジムニー」から大きく進化しています。

 唯一、隠しきれなかった音は、おそらく副変速機から出ているギアの共鳴音です。走り出すとずっと『ウィーン』という金属音がします。

 また、室内の使い勝手では、シンプルなインパネデザインからひと目でスイッチを確認でき、センタースイッチなどは手袋をした状態でも操作しやすい工夫が施されています。その他にも、シートアレンジや脱着式後席シートベルトにより長物などの大きなものを積載できます。

 新型「ジムニー」は、オフロード性能の高さに注目が集まりますが、オンロード性能や室内の使い勝手など日常シーンでも問題ないユーティリティを備えたモデルです。

【了】

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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