急な封鎖は仕方ない? VIP来日の交通規制、エリアは誰が… ドライバーの対応策はある?
要人の来日にともなって実施される交通規制。規制エリアはどこがどうやって決めているのでしょうか。またドライバーはどう対処するべきなのでしょうか。
VIPの来日で交通規制 誰が決めている?
海外から要人が来日した際、訪問する場所にもよりますが、ほとんどの場合に交通規制が実施されます。とくに気にせずクルマの運転をしていたら交通規制に遭遇して、遠回りをするならまだしも、足止めされることもあるかもしれません。このような交通規制はどのような場合に実施するのか。また封鎖エリアはどのようにして決めているのでしょうか。
要人の来日というと首相との会談や天皇陛下を訪問されることが多いので、まずは東京都周辺で交通規制が実施されます。
実際に首都高では2014年のアメリカオバマ大統領(当時)の来日や、2011年の中国温家宝首相(当時)、韓国李明博大統領(当時)の来日に伴って、一部の範囲で車両通行止めや車線規制を実施されました。
では、どういう場合に交通規制が実施されるのでしょうか。首都高速道路・経営企画部広報課に話を聞いてみました。
──要人来日の際の交通規制は、どのような方が対象になるのか教えてください。
要人来日の際の交通規制は、すべて警察からの求めに応じて実施しています。ですから、どんな方が来日する際に規制を行なうのか、またどのエリアを封鎖するのかなどはその時々で、警察から求められた範囲で実施しています。
──交通規制の際には事前告知などを行なうのか教えてください。
事前の告知は原則行なっていません。こちらも警察からそのように要請を受けています。事前に封鎖エリアなどを公表してしまうと、要人を乗せた車がどこを通過するのかがわかってしまい、安全が損なわれてしまうためです。