いまでも人気が高い S15型「シルビア」 最終型は日本初の電動メタルトップも

シルビアの歴史は排ガス規制の影響で終焉

 7代目「シルビア」は、10代目「スカイライン(R34型)」やマツダ「RX-7」など同様に、新たに施行された排ガス規制の影響を受けて2002年8月に生産終了になりました。

7代目「シルビア(S15型)」のエンジン

 スカイラインは、RB型からVQ型エンジンに変更して生まれ変わり、マツダ「RX-7」もブランクのあとで「RX-8」に後継されたことに対して、シルビアは残念ながら歴史に終止符を打ちます。

 しかし、新車販売は終了したものの、5代目(S13型)や6代目(S14型)と同様に現在でも多くの個体が現存しています。スポーティな外見と、いまでは貴重な後輪駆動のハイパワー車として、ドリフト愛好家を中心に『走り屋』にいまでも高い人気を誇っています。

 近年では、日産は『スカイライン・ブランド』とは別に『GT-Rブランド』を生み出し、トヨタは『86ブランド』や『スープラ・ブランド』を復活させています。シルビアについても、自動車専門誌などで後継モデルについて幾度となく話題に上がりますが、日産からは公式な声明は出ていません。今後、シルビアの後継モデルが世に出るのか、期待して待つことにしましょう。

※一部内容を修正しました(8月28日10時55分)

【了】

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