トヨタ「ヤリスクロス」サイズ! 新「ちいさな“四駆”SUV」まもなく登場! 全長4.2m級ボディ&パワフルな1.2リッター「ターボ」搭載のアルファロメオ「ジュニア イブリダ Q4」とは
アルファロメオのコンパクトSUV新型「ジュニア」。欧州では2025年3月に4輪駆動モデル「イブリダ Q4」が追加されており、日本導入への期待が高まっています。これまでFFのみだった国内ラインナップに加わるかもしれない、“頼れる相棒”とはどのようなクルマなのでしょうか。
アルファロメオ伝統の「Q4」がいよいよ?
アルファロメオのBセグメントSUV新型「ジュニア(Junior)」。
日本では2025年6月からFF(前輪駆動)モデルの販売が開始されていますが、雪国ユーザー待望の「4WD」モデルが、いよいよ日本市場にも投入される可能性が高まってきました。
ジュニアは、全長4195mm×全幅1780mm×全高1585mmという、日本の道路環境でも極めて扱いやすいサイズ感が特徴のコンパクトSUVです。国産車で言えばトヨタ「ヤリスクロス」ほどのサイズ感です。
デザインは、アルファロメオの象徴である「盾」型グリル(スクデット)を大胆に再解釈したフロントマスクや、スパッと切り落としたようなテール形状「コーダ・トロンカ」を採用するなど、コンパクトながらもスポーティで存在感のあるスタイリングに仕上げられています。

そんなジュニアのラインナップにおいて、欧州では2025年3月から追加設定されているのが、前後2モーター構成の電動AWDシステムを採用し、アルファロメオ伝統の「Q4」バッジを冠した「イブリダ Q4(Ibrida Q4)」です。
パワートレインは、1.2リッター直列3気筒ターボエンジン(136ps)と48Vハイブリッドシステム(システム総合出力145ps)を基本ユニットとしています。
駆動システムには、フロント側(6速DCT一体型)の電気モーターに加え、リアアクスルに21kW(28.6ps)の電気モーターを組み合わせた電動AWDシステムを採用。前後輪はプロペラシャフトで機械的に直結されていない、現代的な4WD構造となっています。
走行性能において注目すべきは、Q4システムの特徴的な制御です。
ドライブモード「D.N.A.」で「Q4モード」を選択すると、低速域(30km/h以下)では四輪駆動が常時作動し、雪道などの低ミュー路でのトラクション確保を最優先します。
中速域(30km/h超)では、路面状況などに応じて四輪駆動が自動制御されます。「SMART Q4」制御により効率を重視しつつ、スリップを検知するなど必要に応じて瞬時に後輪モーターが介入して四輪駆動となる仕組みです。
あわせて高速度域では、効率を最大化するためにシステムが作動・非作動を切り替えるなど、燃費性能と走破性の両立が図られています。
欧州ではすでに、「イブリダ(ハイブリッドFF)」「エレットリカ(BEV)」「エレットリカ ヴェローチェ(高出力BEV)」に加え、この「イブリダ Q4(ハイブリッドAWD)」が揃い、複数の電動パワートレインを持つ充実のラインナップとなっています。
ジュニア(旧名:ミラノ)自体への反響と、Q4追加に対する期待値については、発表直後、イタリア政府側からの指摘を受け「ジュニア」へ改称した経緯があり話題となりましたが、SNSなどでは往年の名車の名を受け継ぐ形として、そのヘリテージ性を含め好意的に受け入れられつつあります。
また、デザイン性の高さで注目されていたものの、「SUVなのにFFしかない」という点が降雪地域のユーザーにとってネックとなっていましたが、Q4が日本導入されれば「冬も乗れるおしゃれなイタリアンSUV候補」として、新たなファン層を獲得しそうです。
クルマ好きからは、同じステランティスグループ内の近い電動AWD(48Vマイルドハイブリッド×リアeアクスル)と基本思想が共通していると指摘されることもありますが、アルファロメオ独自の「D.N.A.」ドライブモード等によるスポーティな味付けに期待が寄せられています。
気になる日本国内への導入時期ですが、現時点では2026年度内のローンチが有力視されています。
なお、すでに日本で販売されているFFモデル「ジュニア イブリダ」の価格(消費税込)は、435万円からとなっています(2026年1月1日以降に新規登録される車両に課される、経済変動対応価格15万円適用後の価格)。
国産コンパクトSUVよりは高価格帯となりますが、輸入プレミアムコンパクトの中では競争力のある設定となっており、Q4モデルの価格設定にも期待が高まります。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。











































































