国道3号「“信号なし”快速バイパス」全線開通へ! 29年越しの「九州の100km大動脈バイパス」“ようやく”完成で渋滞緩和へ! 国道200号と直結する黒崎バイパス「最後のランプ」27年度に開通

福岡県北九州市で工事を進めている国道3号「黒崎バイパス」が、2027年度内に全線開通します。

着工から約29年を経て完成の目処

 国土交通省 北九州国道事務所は2025年12月24日、福岡県北九州市内で工事を進めている国道3号「黒崎バイパス」が、令和9年度(2027年度)内に残る工事を終えて全線開通する見込みを発表しました。
 
 全線開通によってどのような変化がもたらされるのでしょうか。

 国道3号は、九州を南北に縦断する、総延長532.7kmにおよぶ一般国道です。九州の北限、関門トンネルの出口にある北九州市門司区から、福岡市、佐賀県鳥栖市、久留米市、熊本県熊本市などを経由して、九州の西回りルートで鹿児島県鹿児島市までを結びます。

 薩摩街道など、古くから九州の交通を支えてきた街道を基盤に敷設された道路で、周辺には歴史ある温泉地や観光名所が数多く残されています。

 2018年には多々良川(福岡市)に架けられた7連アーチ橋「名島橋」は国の有形文化財に登録されたことでも話題になりました。

 経由する各地域でバイパスが整備され、門司区から佐賀県鳥栖市までの約100kmは4車線化されています。

 このうち黒崎バイパスは、北九州市八幡東区から八幡西区にかけて工事が進められている総延長5.8kmにおよぶ、国道3号のバイパスです。

国道3号黒崎バイパス周辺の現況(画像:国土交通省九州地方整備局北九州国道事務所)
国道3号黒崎バイパス周辺の現況(画像:国土交通省九州地方整備局北九州国道事務所)

 北九州都市高速と一体となって自動車専用道路ネットワークを形成し、地域の産業活性化や安全性の向上などを目的とした事業と位置づけられています。

 1998年に工事が始まり、2008年に黒崎北ランプ、陣原ランプが完成して、両ランプ間の2.9kmが暫定的に開通しました。

 その後、2011年に皇后崎オフランプ、2012年に前田ランプ、皇后崎オンランプ、北九州高速5号線東田出入口などが完成。

 黒崎バイパスの本線はすでに全線が開通していますが、唯一「黒崎西ランプ」が未完成となっていました。

 この黒崎西ランプはJR鹿児島本線 黒崎駅・筑豊電鉄 西黒崎駅をまたぐ必要があり、建設にあたっての難所となっていましたが、この鉄道交差部の橋梁架設工事が完了したことで、残る工事のスケジュールなどを精査したところ、令和9年度(2027年度)内にすべての工事を終えて全線が開通できる見込みとなりました。

 なお、黒崎西ランプは直方や飯塚、筑紫野など、黒崎から南部の方面を結ぶ主要国道200号と直結する構造となっており、黒崎バイパスをより効率的に利用できるようになります。

 黒崎バイパスを使うために、周辺の生活道路に流出していた交通がランプに集約されることで、小中学校がある周辺地区では安全性が向上し、交通事故の減少などに期待されています。

 また、ランプの周囲は大型商業施設もあるほか、市内を東西に結ぶ市道なども多く、黒崎周辺で発着するような地域住民の生活交通も入り乱れ、朝夕を中心に渋滞しています。ランプの開通により周辺の混雑緩和も期待できます。

 さらに国道3号の現道周辺は、豪雨災害で道路が冠水してしまう事例が多数報告されており、自然災害によって一般道が利用できない場合がありました。

 こうした問題も黒崎西ランプの完成と黒崎バイパスの全線開通によって解消され、交通ネットワークの強化によって地域の生活や周辺を通る物流が安定します。

 交通ネットワークの強化は、一大工業地帯である小倉地区や区画整理を進めている地区など、黒崎バイパスを囲む各地の交通を活性化させ、通勤時間の短縮・物流の効率化など、多くの企業にもメリットがもたらされます。

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Writer: 春山優花里

フリーランスの編集記者。WEB媒体を中心に15年以上メディア業界で働くなんでも屋。幼少期に叔父の書斎で見た膨大なミニカーコレクションに圧倒され、クルマやバイクに興味を持つ。漫画やアニメ、ゲームが好き。

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