スバル「すごいスポーツセダン」に注目! 670馬力の2L水平対向ターボ搭載×ワイドな漆黒ボディがカッコいい! “史上最速のWRX”「プロジェクト ミッドナイト」米国モデルとは!
スバルUSAが開発した「プロジェクト・ミッドナイト」は、「WRX」をベースに走行性能を極限まで追求した高性能モデルです。漆黒のカーボンボディに670馬力のエンジンを搭載し、驚異的な速さで世界を驚かせた一台の全貌に迫ります。
“史上最速のWRX”「プロジェクト ミッドナイト」!
「WRX」はスバルが2014年から販売しているセダンタイプのスポーツモデルです。同社の代表モデル「インプレッサ」から派生して誕生したモデルで、これまでにさまざまな特別仕様車や限定車が登場しました。
コンセプトモデルも複数存在し、中でも人気なのが「史上最速のWRX」と評される「プロジェクト ミッドナイト」です。
プロジェクト ミッドナイトは、スバルの北米部門「スバル・モータースポーツUSA」が開発した、WRXをベースとする高性能モデルです。

2024年7月にアメリカの「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」で初めて公開。同年12月の「ロサンゼルスモーターショー2024」にも展示され、大きな注目を集めました。
スバル・モータースポーツUSAでは、2020年に「WRX STI」をベースとする高性能モデル「エアスレイヤー」を開発しており、プロジェクト ミッドナイトはその後継という位置付けです。
このエアスレイヤーは最高出力862hpを誇り、マウント・ワシントン・ヒルクライムですさまじいタイムを記録。さらにイベントで230フィート(約70メートル)のジャンプを披露して話題となりました。
すさまじい性能を誇ったエアスレイヤーですが、後継であるプロジェクト ミッドナイトはその特徴を受け継ぎつつ、「ターマック(舗装路)をより速く走ること」を主眼に置いて開発されているのが大きな特徴です。
まず全体を真っ黒のラッピングで覆われたエクステリアが特徴です。
特に目を引くのが、フロントの大型ディフューザーと、リアの大型ウイング。ボディ全体も高い空力性能を引き出すためにワイドにカスタムされており、漆黒のカラーリングも相まって存在感抜群です。
また、ボディとシャシはカーボンファイバー製で、大型のエアロパーツを追加しているにも関わらず、車両重量は約1134kgとベースから約454kgの軽量化に成功。先代のエアスレイヤーと比較して約136kgも軽くなっています。
パワーユニットは、インタークーラーターボチャージャーを搭載した2リッター水平対向4気筒エンジンを搭載。プロジェクト ミッドナイト用に専用チューニングが施されており、最高出力は670ps、最大トルクは680lb-ftというスペックです。
強力なエンジンパワーを確実に路面に伝えるために、足回りにはターマック専用サスペンションを装備。さらにタイヤには280/650R18のヨコハマ「ADVAN」のスリックタイヤが採用されました。
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024では、スバル・モータースポーツUSAのドライバーであるスコット・スピード氏が乗車し、タイムアタックに挑戦。最終的に全体で2位となる46.7秒のタイムを記録しています。
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かつて世界を驚かせたエアスレイヤーから、舗装路の絶対王者を標榜するプロジェクト ミッドナイトへ。
WRXという一台のセダンをベースに、スバルがモータースポーツで培った情熱と技術を極限まで注ぎ込む高性能モデルの系譜は、新たな黄金期を迎えています。
単なるショーカーに留まらず、グッドウッドでの驚異的なタイムアタックでその実力を証明してみせたこの「漆黒のWRX」は、次世代のスポーツモデルが進むべき道を示す指標となるのかもしれません。
圧倒的な軽さとパワーを武器に、プロジェクト ミッドナイトが次はどのサーキットで新たな伝説を刻むのか、その動向から目が離せません。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。
















































