トヨタ「新型“GR”セリカ」まもなく発表!? 大人気「スキー映画」でおなじみ「GT-FOUR」復活もアリ? 新たな伝説をつくる「次期型クーペ」どんなクルマか
トヨタのスポーツクーペとして多くのファンに愛された「セリカ」。2006年の生産終了から約20年が経過しようとしていますが、近年のトヨタのスポーツカー戦略の活発化により、復活への期待が高まっています。どのようなクルマとなるのでしょうか。
既存モデルが示す「次期セリカ」の技術的可能性とは
2024年11月、「ラリージャパン2024」のトークショーステージでトヨタの中嶋裕樹副社長が発した「セリカ、やっちゃいます」という衝撃の一言から、はや1年が経過しました。
もはや公然の秘密となった「セリカ復活」ですが、期待された「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」や「東京オートサロン(TAS)2026」でのワールドプレミアは果たされぬまま、現在に至っています。
しかしTAS2026でスーパースポーツ「GR GT」が正式発表されるなど、近年のトヨタのスポーツカー戦略の活発化により、セリカ復活への期待もさらに高まっています。
特にGRブランドの展開と、4WDスポーツカー「GRヤリス」で培われた技術は、新型セリカへの重要な手がかりとなっているでしょう。
![次期「GRセリカ」に期待大![画像はトヨタの米国法人が2000年に発表した500馬力超えのスーパーモデル「Ultimate Celica(アルティメットセリカ)」(参考出品モデル)]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/09/20250926_TOYOTA_ultimate_celica_0000.jpg?v=1758874356)
2020年に登場したGRヤリスは、トヨタのスポーツカー開発における技術力の高さを証明しました。
1.6リッター直列3気筒ターボエンジンは最高出力304PSを発生し、コンパクトなボディに四輪駆動システムを組み合わせることで、卓越した走行性能を実現しています。
さらに注目すべきは、GRヤリスをベースとしたミッドシップエンジン仕様の販売が噂されている点です。
この技術はかつての「MR2」を彷彿とさせるものですが、同時に新型セリカへの応用可能性も秘めています。
ミッドシップレイアウトは、エンジンを車体中央に配置することで理想的な前後重量配分を実現し、優れたハンドリング性能をもたらすものです。
新型セリカに採用されれば、かつてない運動性能を発揮する可能性があります。
セリカは1970年の初代デビュー以来、7世代にわたって生産されてきました。「人馬一体」のスポーツドライビングを追求し、時代ごとにFF、FR、さらには四輪駆動とさまざまな駆動方式を採用しています。
特に1990年代のWRC(世界ラリー選手権)での「セリカGT-FOUR」の活躍は記憶に新しく、四輪駆動システムとターボエンジンの組み合わせで数々のタイトルを獲得しました。
この競技での実績は、セリカのスポーツカーとしての地位を確立させる大きな要因となっています。
また同時期に上映された大人気「スキー映画」でも、セリカGT-FOURは準主役級の扱いで颯爽と登場し、こちらも今なお話題にのぼるところです。
新型セリカが復活するとすれば、この輝かしい歴史とモータースポーツスピリットを継承するはず。それを現代的な解釈でアップデートしてくることが期待されます。
そして、新型セリカのパワートレインとしては、いくつかの選択肢が考えられます。
まず、GRヤリスの1.6リッター直列3気筒ターボエンジンをベースとした仕様です。ミッドシップレイアウトと組み合わせれば、高い運動性能が期待できるでしょう。
また、トヨタが推進する電動化戦略を考慮すると、ハイブリッドシステムの搭載も十分に考えられます。
GRヤリスのエンジンに電動モーターを組み合わせることで、環境性能とスポーツ性能を両立させることが可能です。瞬時のトルク発生が可能な電動モーターは、加速性能の向上に大きく貢献するでしょう。
さらに将来的には、フルEV仕様の設定も視野に入ります。
バッテリーを床下に配置することで低重心化が図れ、前後のモーターで四輪駆動を実現すれば、新時代のスポーツカーとして魅力的な選択肢となるはずです。
新型セリカのデザインは、歴代モデルのアイデンティティを継承しつつ、現代的で先進的なスタイリングになると予想されます。
惜しまれつつ2026年3月に生産を終える「GRスープラ」のような流麗なクーペスタイルを採用しながらも、もっと手の届きやすい価格帯で提供されることを期待したいところ。
価格帯は400万円から600万円程度に抑え、「GR86」とGRスープラの間を埋めるポジションになってほしいです。
この価格帯であれば、若年層からベテランのスポーツカーファンまで、幅広い層にアピールできるはずでしょう。
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トヨタはGRブランドの展開を積極化させており、モータースポーツで培った技術を市販車にフィードバックする姿勢を明確にしています。
GR86、GRスープラ、GRヤリス、そして「GRカローラ」と、スポーツカーラインナップを着実に充実させてきました。
この流れの中で、セリカというネームバリューと歴史を持つモデルの復活は、ブランド戦略上も大きな意味を持ちます。GRヤリスで実証された技術力があれば、新型セリカの発売は決して夢物語ではないでしょう。
スポーツカー市場の縮小が叫ばれるなか、トヨタは「クルマの楽しさ」を追求する姿勢を崩していません。新型セリカの復活は、その象徴となる可能性を秘めています。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。
















































