新車266万円から! トヨタ「ちいさな高級車」が凄いッ! 専用エクステリア×「豪華内装」の“オトナ仕様”! 全長4m“ちょうどいい”ボディに“クラス超え”の上質仕立てが施された「アクア ラフィネ」って?
トヨタ「アクア」は扱いやすいサイズと高い燃費性能で支持を集めてきたコンパクトハイブリッドです。その中でも2024年に登場した特別仕様車「ラフィネ」は、上質さをテーマに内外装の質感を高めた意欲作でした。デザインが大きく変わった現在だからこそ、その存在が持っていた意味を振り返ってみます。
ブロンズアクセントが生んだ上品な個性
トヨタのコンパクトハイブリッドとして長年親しまれてきた「アクア」は、扱いやすい車体寸法と優れた燃費性能を武器に、日本の道路環境に最適化された一台として独自の地位を築いてきました。
2011年の初代登場以降、実用性と経済性を重視する層を中心に支持を集め、モデルチェンジを重ねながら着実に進化を続けています。
現行型となる2代目は2021年にデビューし、5ナンバー枠を維持しながら、プラットフォームにはTNGAのGA-Bを採用しました。
これによりボディ剛性や走行安定性が高められ、従来の「燃費の良い小型車」という枠を超えた走りの質感が与えられています。
加えて、高出力タイプのニッケル水素電池を搭載するグレードでは、アクセル操作に対する応答性も向上し、街中での軽快さと扱いやすさを両立する仕上がりとなりました。

そうしたラインナップの中で、2024年4月に追加されたのが特別仕様車「Z“Raffine”(ラフィネ)」でした。
名称が示す通り、このモデルは上質さと洗練をテーマに、当時の最上級グレード「Z」をベースとして内外装の仕立てを一段引き上げた存在です。コンパクトカーでありながら、あえて質感表現に重きを置いた点が大きな特徴でした。
外観でまず目を引くのは、随所に用いられたブロンズ系のアクセントです。フロントグリル周辺のモールやアルミホイールには専用色が与えられ、一般的なシルバー加飾とは異なる落ち着いた輝きを放っていました。
さらに、ドアミラーやドアハンドル、ルーフスポイラーなどはダークトーンで統一され、ツートーンのボディカラーと組み合わせることで、控えめながらも統一感のある佇まいを実現しています。華美に走らず、質の良さで魅せる方向性が明確でした。
室内に目を向けても、その考え方は一貫しています。インパネやセンターコンソール周辺にはブロンズ調の加飾が施され、大型のディスプレイオーディオと相まって、クラスを超えた落ち着きのある空間が演出されていました。
単に装備を充実させるのではなく、色味や素材感の統一によって居心地の良さを高めている点が印象的です。
さらに、販売店装着オプションとして専用アクセサリーが用意され、サイドガーニッシュやシートカバーなどを組み合わせることで、より個性を際立たせることも可能でした。
価格(消費税込み)は2WDモデルで266万7000円、4WDでは283万7000円と、コンパクトカーとしては高めの設定でしたが、近年の車両価格全体の上昇や装備内容を踏まえると、質感重視の一台として理解しやすい位置づけだったと言えるでしょう。
サイズを抑えつつも、日常的に触れる部分の満足度を高めたいという層に向けた提案だったのです。
そして2025年9月、アクアはフロントマスクを一新し、いわゆるハンマーヘッドデザインを採用することで、より先進的でシャープな印象へと生まれ変わりました。
この大幅な意匠変更によって、車のキャラクターは新たな段階に進んだと言えます。一方で、その直前の時代に存在したラフィネは、アクアが「小さくても質にこだわる」という別の方向性を明確に示した一例として記憶に残る存在です。
クルマのサイズを抑えながらも、日々の所有感や満足度を高める工夫を凝らすという考え方は、今後ますます重要になっていくでしょう。
ラフィネが提示したブロンズを基調とした落ち着いたコーディネートは、派手さに頼らない上質感の表現として、コンパクトカーの可能性を静かに広げたモデルだったのです。
Writer: くるまのニュース編集部
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