新車99万円で「4人乗り」! 日本イチ安い「“軽”セダン」がスゴい! 「リッター25キロ」走る低燃費&精悍マスクもカッコいい! “庶民の味方”ダイハツ「ミライース」の最安グレード「B“SA III”」とは
新車の価格上昇が続く昨今、ダイハツの軽セダン「ミライース」は、多くの人々にとって身近な存在であり続けています。特に最廉価グレード「B“SA III”」は、メーカー希望小売価格「99万2200円」(消費税込み)という、驚異的な価格なのです。
選択と集中が生み出す「超合理的な設計」がスゴい
新車の価格上昇が続く昨今、ダイハツの軽セダン「ミライース」は、多くの人々にとって身近な存在であり続けています。
特に、最廉価なベーシックグレード「B“SA III”」(以下、B)は、メーカー希望小売価格「99万2200円」(消費税込み、以下同)という、令和の時代にも関わらず100万円を切る驚異的な低価格を実現しているのです。
ミライースのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1500mm(FF仕様)、ホイールベース2455mmという、日本の道路環境に最適化された寸法で、軽乗用車のなかでももっともベーシックな「軽セダン」と呼ばれるカテゴリーに属します。
最小回転半径は4.4mと小回りが利き、1500mmの低い全高により都市部のタワーパーキングにもストレスなく入庫できます。狭い路地や駐車スペースでも扱いやすい、日常使いに最適な一台です。
パワートレインは660ccの直列3気筒自然吸気エンジンで、最高出力49PS・最大トルク57Nmを発揮し、CVTと組み合わされます。
高価なハイブリッドシステムに頼らず、、徹底した軽量化などによりカタログ燃費25.0km/L(WLTCモード)という優れた経済性を実現しており、日常の通勤や買い物での燃料コストを大幅に抑えました。

ミライース最廉価グレードBの驚異的な低価格を実現しているのが、徹底した「選択と集中」という設計思想です。
ドアミラーやホイールは機能性重視の超シンプルな仕様、インテリアもマニュアル式エアコンを採用するなど、無駄を省き本当に必要な機能だけを搭載しています。
最も特徴的なのが後席の窓です。開閉機能を持たない固定式とすることで、パワーウィンドウ機構やスイッチ類の部品点数を大幅に削減しています。
営業車や配達車として1名乗車が中心となるビジネスユース、あるいは個人のセカンドカーとして割り切った使い方をする場合には、極めて合理的な選択といえるでしょう。
低価格でありながら、安全性能にも妥協はありません。
予防安全機能パッケージ「スマートアシストIII(SA III)」を標準装備し、衝突回避支援ブレーキなどの先進技術をこの価格帯から利用できる点は大きな魅力です。
ミライースの優れた点は、多様なニーズに応える柔軟なグレード構成にもあります。
最廉価のBグレードに対し、わずか3万3000円追加の「L“SA III”」グレード(102万5200円)では、後席がパワーウィンドウになり、ホイールもデザイン性に優れたフルホイールキャップに変更されるのです。
家族や友人を後席に乗せる機会がある方にも対応できる仕様となり、燃費性能は両グレードとも25.0km/L(WLTCモード)で変わりません。
ダイハツのとあるディーラーに話をうかがったところ、法人による営業車導入が多い一方で、個人ユーザーの購入も少なくなく、シンプルな見た目・装備内容であることから、カスタムベース車両として選ぶケースもあるとのことです。
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ミライースは単に価格が安いだけではなく、購入者それぞれのニーズに合わせた最適な選択肢を提供します。
移動手段と割り切りコストを徹底追求するなら、Bグレードが最適です。
一方、後席に人を乗せる機会があり日常的な快適性を重視するなら、わずか3万3000円の差額で得られる装備を考えるとLグレードの方が満足度は高いでしょう。
ダイハツの優れたコスト管理とユーザーニーズを深く理解した設計思想により、ミライースは日本市場で最もアクセスしやすい新車の乗用車というポジションを確立しています。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。
































