トヨタ「ちいさい本格スポーツカー」に注目! 後輪駆動でMT搭載&5ナンバーサイズで“4人”乗れる! 「このデザインなら絶対買う!」と市販化の要望絶えぬ「S-FR」とは!
トヨタが「東京モーターショー2015」で初公開した「S-FR」は、今でも多くのユーザーの注目するコンセプトカーです。一体どのようなモデルなのでしょうか。
後輪駆動でMT搭載&5ナンバーサイズで“4人”乗れる!
盛況のうちに幕を閉じた「ジャパンモビリティショー2025」では、未来のモビリティを象徴する多彩なコンセプトカーが壇上を彩りました。
こうした展示車両の中には、市販化へのカウントダウンを予感させるモデルも少なくありませんが、過去を振り返れば、圧倒的な市販化待望論がありながら「幻」として消えていった名車が存在します。
その最たる例が、トヨタが「東京モーターショー2015」で世界に衝撃を与えたコンパクトスポーツ「S-FR」でしょう。
一体どのようなコンセプトカーなのでしょうか。

S-FRの根底にあったのは「150万円で手が届くFRスポーツ」という、現代では極めて稀有なエントリーモデルの構想でした。
全長3900mm×全幅1695mm×全高1320mmという5ナンバー枠に収まる小ぶりなサイズながら、スポーツカーの黄金比であるロングノーズのシルエットを実現。
心臓部には1.5リッタークラスと目される直列4気筒エンジンをフロントミッドシップに搭載し、6速MTを介して後輪を駆動させる本格派のレイアウトを採用していました。
外観は丸みを帯びたボディに円形のライト、大きな楕円形のグリルを組み合わせ、誰もが親しみを感じる愛嬌たっぷりのスタイルに仕上げられていたのが特徴です。
この熱狂をさらに加速させたのが、翌2016年の「東京オートサロン」で初公開された「S-FRレーシングコンセプト」です。
TOYOTA GAZOO Racingが手がけたこの一台は、CFRP製のアンダースポイラーや大型リアスポイラー、左右20mmずつ拡幅されたフェンダーを装備。車高を50mm下げることで、ベース車の愛らしさを残しながらも、サーキットの覇者を彷彿とさせるアグレッシブな姿へと変貌を遂げました。
これら一連のモデルに対する反響は凄まじく、発表から年月が経過した今なお、SNSなどのコミュニティでは熱烈な議論が交わされており、「このデザインなら絶対買う」「理想的なライトウェイトスポーツ」といった惜しむ声や、個性を絶賛する書き込みが後を絶ちません。
そして、その根強い人気を証明するように、「東京オートサロン2024」では埼玉自動車大学校の学生たちがマツダ「ロードスター」をベースとした「S-FR コンバーチブル」を製作・出展し、来場者の関心を集めたことも記憶に新しいところです。
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結局のところ、S-FRが市販のラインに乗ることはありませんでした。しかし、そのコンセプトが放った輝きは、今もなお多くのファンの心に「理想の一台」として深く刻まれており、市場投入を願う熱い要望が途絶えることはなさそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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