クルマの「花粉対策」カーエアコンの「内気循環」は“逆効果”だった!? 放置厳禁の花粉被害がヤバすぎる! プロが教える3つの意外な対策とは!
春の訪れとともにクルマを汚す花粉ですが、実は放置すると塗装に深刻なダメージを与えることは知られていないかもしれません。良かれと思って選んでいた対策が、実は逆効果というケースもあるのですが、どのような対策が必要なのでしょうか。
プロが教える「クルマの花粉対策」とは!
春の訪れとともに、花粉シーズンが本格化します。一般財団法人 日本気象協会が2026年1月15日に発表した「2026年 春の花粉飛散予測(第3報)」によると、今年のスギ花粉は2月上旬から各地で飛散が始まり、特に東日本や北日本では昨夏の猛暑の影響を受け、例年を上回る「非常に多い」飛散地点もあると予測されています。
ドライバーにとって過酷な季節となりますが、実は対策を怠ると車内の人間だけでなく、クルマの塗装自体にも深刻なダメージが及びます。
そこで、整備士やコーティングのプロたちに話を聞き、今すぐ実践できる対策を教えてもらいました。

まず、車内の空気環境を左右する要となるのがエアコンフィルターの存在です。花粉を完全にブロックしようと高機能な高級フィルターを選びたくなりますが、関東近郊のカーショップで働く現役整備士は意外なアドバイスをしています。
「私は高級フィルターは必要ないと思います。ろ紙が厚すぎて逆に空気抵抗になる可能性があるからです。安価でシンプルなエアコンフィルターをこまめに交換するのがベストです」
また、走行中のモードについても、「基本的には、新鮮な外気を取り込む『外気導入』にしておくほうが良い。花粉が取り込まれたとしても、エアコンフィルターが侵入を防いでくれます」と、フィルターの性能を信じて正しく空気を通すことを推奨しています。
実は人間以上に深刻なダメージを受けるのがクルマの塗装です。カーコーティング専門店のスタッフは、その恐ろしさをこう語ります。「スギ花粉は、放置しておくと塗装面に侵食していきます。侵食された部分がクレーター状になり、ボコボコになってしまうこともある。放置するのは百害あって一利なしです」
対策は、とにかくこまめに洗車すること。輸入車ディーラーのサービスフロントも、「ボディ表面が黄色くなってきたように感じたら、機械洗車でもいいので洗うようにしてください」と呼びかけます。
また、毎日の洗車が難しい場合は、「昔ながらの『毛ばたき』がもっとも手軽かつ効果的」とのこと。さらに、「ワイパーのゴム部分には花粉が蓄積している。走行前に拭くだけでゴムの傷みかたも変わる」という一工夫が、愛車を守る分かれ道になるとのことでした。
そして、人による花粉の持ち込みの対策も必要です。前出の現役整備士は「クルマも玄関先と同じです。外である程度花粉を払ってから乗り込むのが効果的でしょう」と語ります。
さらに、クリーニング店のスタッフによれば、上着などは脱いで遠心力を使って払うのがコツだそうです。
「生地によっては手で払うと布地を傷めたり、手の油分で花粉が余計に付着することもあります。パンツやスカートなどは“コロコロ”などの粘着テープを使うと、けっこう取れます」
こうしたプロの知恵を活用し、衣類に付いた花粉を車内シートに擦り付けないことが、快適な空間を維持する最大のポイントとなります。
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「花粉症だから外出は控えたい」と感じる季節ですが、適切な管理と一工夫があれば、クルマは花粉から身を守ってくれる心強いシェルターになります。
本格的な飛散シーズンを前に、まずはエアコンフィルターのチェックや掃除グッズの準備から始めてみるのがよさそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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