スバルの「新“5ドア”スポーツカー」がスゴい! 6速MT×「水平対向ターボ4WD」搭載! 目指すは“手頃な”「インプレッサ級」価格!? JMS2025披露の「Performance B STIコンセプト」正式発売も間近?

スバルが「ジャパンモビリティショー2025」で世界初公開した「Performance-B STI concept(パフォーマンス ビー エスティアイ コンセプト)」は、内燃機関で純粋な走りの愉しさを追求した5ドアハッチバックのスポーツモデルです。市販の実現はあるのか、その詳細について紹介します。

市販化はそう遠くない時期におこなわれる!?

 2025年10月29日から11月9日にかけて東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された「ジャパンモビリティショー2025(JMS2025)」において、スバルが世界初公開した一台のコンセプトカーが大きな注目を集めました。

 その名は「Performance-B STI concept(パフォーマンス ビー エスティアイ コンセプト、以下パフォーマンスB)」です。

 スバルがこれまで培ってきた内燃機関(ICE)の技術資産を最大限に活用し、純粋な走りの愉しさを追求した5ドアハッチバックのスポーツモデルとなっています。

 同時に発表されたバッテリーEVベースの「Performance-E STI concept」と対をなす存在であり、カーボンニュートラル社会を見据えながらも、ガソリンエンジンの官能的な魅力を存分に味わえる選択肢として提示されました。

ド迫力フェンダーにも注目! スバル「Performance-B STI concept」市販化に期待大!
ド迫力フェンダーにも注目! スバル「Performance-B STI concept」市販化に期待大!

 スバルのスポーツモデルにおける5ドアハッチバックの歴史を振り返ると、かつての「インプレッサ WRX STI」が思い起こされます。

 2007年に登場した3代目(GRB型)では、それまでのセダン主流から一転して5ドアパッケージを採用し、ショートオーバーハングによる俊敏なハンドリングで世界中のファンを熱狂させました。

 しかし、その後の「WRX」シリーズから続くAWD&高性能ターボの系譜は、セダンの「WRX S4」やワゴンの「レヴォーグ」へと分化し、コンパクトでピュアなハッチバックのSTIモデルは事実上の空白期間が続いていました。

 今回のパフォーマンスBは、まさにその空白を埋める「インプレッサ級」のサイズ感を持った本格スポーツの再来を予感させるものです。

 デザインのベースとなっているのは、スバルの主力コンパクトSUVである「クロストレック」です。

 スバルのラインナップのなかでも最もコンパクトで軽量な部類に入るこのボディをあえて選択した点に、このコンセプトカーの本気度がうかがえます。

 全幅を拡大したブリスターフェンダーや、大型のリアウイング、そしてSTIの象徴であるチェリーレッドのアクセントが各所に配され、クロストレックが持つタフなイメージを完全に払拭した、地を這うようなスポーツシルエットへと変貌を遂げています。

 なかでも、スバルファンを最も歓喜させたのはそのパワートレインです。

 このパフォーマンスBには、WRX S4にも搭載される2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジン「FA24」型が採用されました。

 さらに、トランスミッションには多くのファンが切望していた6速MT(マニュアルトランスミッション)が組み合わされています。

 最高出力275ps、最大トルク38.2 kgfmというスペックを、インプレッサと同等のコンパクトな5ドアボディに詰め込み、伝統のシンメトリカルAWDで駆動するそのパッケージングは、まさに「現代版GRB」と呼ぶにふさわしい内容です。

 スペックの数値だけでなく、その開発コンセプトも極めて現実的かつ戦略的です。

 スバルは、このモデルを「既存の技術資産(アセット)を柔軟にアレンジしたモデル」と説明しています。つまり、完全に新しいプラットフォームやエンジンを一から開発するのではなく、実績のある2.4リッターターボやMT、そして現行プラットフォームを組み合わせることで、開発コストを抑えつつ、最高水準の走行性能を実現することを目指しています。

 これにより、多くのユーザーが手に取りやすい「手頃な価格」での市販化の可能性が現実味を帯びてくるのです。

 市場での期待価格は360万円から400万円前後と予想されており、これは現在のスポーツカー市場において非常に競争力のある設定です。

 300万円台から400万円台という価格帯は、かつてのインプレッサ WRX STIが担っていたボリュームゾーンでもあります。

 現代のスポーツカーが高価格化・ハイテク化の一途を辿るなかで、アナログな操作感を楽しめる6速MTと、力強いターボエンジンを組み合わせた実用的な5ドアハッチバックをこの価格帯で提供することは、スバルらしい「走りの民主化」への挑戦ともいえるでしょう。

 さらに、この車両は単なる展示物ではなく、走行可能なプロトタイプに近い状態で仕上げられています。

 車台番号にはインプレッサやクロストレックの系譜を感じさせるコードが刻まれているとの情報もあり、STIの手による補強パーツや専用チューニングの足回りが組み込まれたその姿は、明日からでも公道を走り出せそうなほどの完成度を誇っています。

 室内空間についても、ベース車の実用性を維持しており、後席の居住性や荷室容量を確保したまま、専用のレカロ製スポーツシートやSTIロゴ入りのメーターなどで高揚感を演出しています。

 スバルがこのパフォーマンスB STIコンセプトを通じて示したのは、電動化が進む未来においても、内燃機関が持つダイレクトなレスポンスや排気音といった「情緒的な価値」を大切にし続けるという決意表明です。

 本格的なBEVスポーツであるパフォーマンスEと、内燃機関の極致を目指したパフォーマンスBという2つの道を提示したことは、多様な価値観を持つスバリストへの最高の回答といえるでしょう。

 2026年以降の正式な市販化のアナウンスが、今から待ち遠しくてなりません。

【画像】超カッコいい! これがスバルの「新たな5ドアスポーツカー」です! 画像で見る(30枚以上)

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Writer: くるまのニュース編集部

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