約270万円! 日産の「新“7人乗り”コンパクトミニバン」に注目! 全長4.4m級のちょうどイイ“スライドドア”モデル! セレナより小さい「お手頃」モデル「NV200バネットワゴン」がスゴい
日産のコンパクトミニバン「NV200バネットワゴン」が、2025年12月15日に一部仕様向上(一部改良)を実施しました。派手さはありませんが、使うほどに「気が利く」と感じる熟成進化を遂げています。どこが進化したのでしょうか。
「シエンタ」級の扱いやすさで注目!
軽バンでは物足りないが、「セレナ」や「キャラバン」ほどの大きさは必要ない。そうしたニーズに応える日産のコンパクトミニバン・商用バンの「NV200バネット」シリーズが、一部仕様向上(一部改良)を実施しました。
新たにアウトドア向けの仕様も設定されるなど、魅力が向上しています。どのような改良を施したのでしょうか。
NV200バネットは、商用ユースを主軸としながら、扱いやすいサイズ感と広い荷室を武器に、長年にわたって支持されてきたモデルです。
ラインナップには、商用中心のバンモデル(4ナンバー車)に加え、日常使いを想定した2列・5人乗りと3列・7人乗りのNV200バネットワゴン(5ナンバー車)も用意されています。
ボディサイズは全長約4.4mとコンパクトで、セレナやキャラバン(標準ボディで全長約4.7m)よりもひと回り小さく、日本の道路環境でも扱いやすい「ちょうどいいバン」といえるサイズ感です。
トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」などのコンパクトミニバンに近い大きさといえば伝わりやすいでしょう。

最小回転半径は5.2mと小回りも利き、運転のしやすさ、使い勝手、燃費性能のバランスに優れる点も評価されてきました。
こうした実用面の積み重ねが、多くのユーザーからの信頼につながっています。
このNV200バネットシリーズが国内市場に登場したのは2011年。「そろそろフルモデルチェンジか?」という声も聞こえてくる中で、今回、まさかの一部改良となりました。
その内容は、目新しさよりも実用性を重視するNV200バネットらしいものです。
各種法規への適合に加え、信号待ちで前方車両の発進を知らせてくれる「先行車発進お知らせ機能」、ドアロック操作に連動して格納する「ドアロック連動格納ドアミラー」、ウインカーレバーに軽く触れるだけでターンランプが3回点滅する「コンフォートフラッシャー」が標準装備となるなど、安全性と快適性を向上。さらに主要グレード(VX、GX、16X-2R、16X-3R)にはサイドターンランプ付きドアミラーを採用し、被視認性も高められました。
室内面の改良も実用性重視です。
全シートが抗菌仕様となり、運転席・助手席にはスパイナルサポート機能を採用し、長時間運転でも疲れにくく、腰への負担を軽減してくれる設計としました。
営業車としても長距離を走る機会が多いNV200バネットにとって実に的確な改良であり、「いぶし銀」という言葉がよく似合う、堅実な進化です。
さらに今回、アウトドア志向のユーザーに向けた新グレード「Outdoor Black Edition」も新設定されました。
サンドベージュのボディカラーにブラックパーツを組み合わせた精悍な仕立てで、実用一辺倒だったNV200バネットに、アウトドアで映える遊び心が加えられています。仕事帰りにそのままキャンプ場へ向かっても違和感なく溶け込んでしまう仕様です。
車両価格(消費税込み)は、商用バンモデルが236万3900円から313万1700円(2WD・4WD)、5人乗りワゴンモデル(2WDのみ)が258万600円から266万5300円、7人乗りミニバンモデル(2WDのみ)が270万9200円から280万3900円です。
装備内容を考えれば価格設定は現実的で、コストパフォーマンスは良好です。
※ ※ ※
派手な進化はありませんが、使えば使うほどよさが分かる熟成の一部改良が施されたNV200バネット。
日々の仕事を支える頼れる相棒としてはもちろん、積載力を活かしてアウトドアや趣味にも対応できる一台として、着実な進化を遂げたモデルといえるでしょう。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど




































































































