軽バンで月販1万台! ホンダ 新型「Nバン」大ヒットの理由とは
ターボエンジン&CVTの加速には物足りなさを感じることはない
最後はターボエンジン&CVTの「+STYLE COOL」(FF:166万8600円~[消費税込み])です。この仕様は100kgの荷物を積んでいた自然吸気エンジン&CVT車と異なり、空荷状態だったのですが、それを差し引いても加速は圧倒的に力強く、もの足りなさは皆無。
乗る前は「ターボにも6MTの設定があればなぁ」なんて考えていたものの、CVTとの相性も悪くありません。一日の仕事で体に疲労がたまった時のことを思えば、快適かつイージーに運転できるターボ車はドライバーの助けになってくれるはずです。
意外にも特筆すべき点が足さばきのよさにありました。コーナーではそれなりに車体はロールし、タイヤも予想以上に早い段階から鳴き始めますが接地感は高く、リバウンドストロークがしっかり確保されている。そんな印象が終始崩れず、商用バン特有のドタバタ感がありません。グラリグラリとしながらもいつまでも破綻しそうにない、懐の深さが大きな魅力のひとつでした。
というわけで、今回はドライバー目線でのインプレッションをお届けしました。助手席や後席の居住性、それらをアレンジした時の収納力、さまざまなシーンを想定した時の利便性など、さらなる詳細はまたあらためて報告するのでお楽しみにしていてください。
【了】