新型「CX-5」に間に合った! マツダの新色「ネイビーブルーマイカ」開発の経緯とこだわりをチーフデザイナーが語る
マツダは2026年1月9日、東京オートサロン2026で新たなボディカラー「ネイビーブルーマイカ」を採用した新型「CX-5」を初公開しました。「カラーも造形の一部」という思想の下、開発に力を入れてきた同社のこだわりが詰まった新色。その背景や思いをチーフデザイナーの椿貴紀氏に聞きました。

なぜ新色はネイビー? 発色と細やかな煌めきに注目
そして今回東京オートサロン2026でお披露目されたのが、新色「ネイビーブルーマイカ」をまとった新型CX-5です。
この色は、現行のネイビー色である「ディープクリスタルブルーマイカ」をアップデートし、誕生しました。
「ハイレゾリューション化(高解像度化)」をキーワードに、大きく2つのポイントをもって改善をさせているといいます。
1つは、マイカのフレークをより細かくし、ソリッドな表現を強めています。
クルマの塗装には様々な種類がありますが、メタリック塗装はアルミニウムなどの金属片を混ぜたもの、雲母(マイカ、ケイ酸塩鉱物の一種)片を混ぜる塗装は「マイカ塗装」と呼ばれます。
今回オートサロンの会場には「ジェットブラックマイカ」のCX-5が同車の隣に展示されていますが、この色は現行のディープクリスタルブルーマイカと同等のフレークサイズとのこと。比較してみると、ディープクリスタルブルーマイカの方がより煌めきが細かいことを確認できます。
もう1つは、発色と色の表現です。現行のディープクリスタルブルーマイカは光の当たった部分が少し白く飛んでしまう傾向がありましたが、「明るいところは鮮やかなブルー」に、「暗いところは深く美しいネイビー」に見えるように進化しました。
なぜ今回ネイビー色をアップデートするに至ったのでしょうか。チーフデザイナーの椿氏は下記のように話します。
「実はネイビーは、モデルや国を問わず大体10%くらいのシェアを得ている人気の色なんです。CX-5はマツダにおける最量販車種ですので、しっかりと販売ミックスも考えてボディカラーを選びたいという中で、やはりこの色を入れたいと思いました。
ただし、ディープクリスタルブルーマイカは先代の『マツダ3』(日本では『アクセラ』)のマイナーチェンジと共に2013年にデビューした色。近年欧州メーカーも含めて青系色は増えてきているのですが、それと比べてもアップデートが必要だと感じていました。
また、新型CX-5は先代のデザイン本部長である中山雅と一緒に開発を行っていたのですが、彼は初代CX-5のチーフデザイナーでもありました。初代には『スカイブルーマイカ』というボディカラーがあり青のイメージも強かったのではないかと思います。
今回、パッケージも含めて、“初代の気軽さ”というのをデザインとしても表現したいと考えていましたし、それに近づけるような原点回帰のイメージも交えながら青色を採用し進化させることに決めました」




































