世界初! 新型「GR GT」「GR GT3」走った! V8サウンド轟く激走にファン歓喜!? 27年登場に期待高まる
東京オートサロン2026で、トヨタの「GR GT」と「GR GT3」がついに実走行を披露しました。4リッターV8ツインターボを搭載したモンスターマシンの迫力ある走りと、白煙を巻き上げた世界初走行の様子とはどのようなものだったのでしょうか。
オートサロンで「GR GT」「GR GT3」走った!
2026年1月、東京オートサロンの屋外会場でTOYOTA GAZOO Racing(今後はGAZOO Racing)が威信をかけて開発する「GR GT」と「GR GT3」が世界初走行しました。
2025年12月にその存在が明らかにされて以来、世界中のクルマ好きが待ちわびた「動く姿」がついに公開され、低く構えたシルエットから放たれるV8サウンドが会場を包み込みました。
今回走行したのは、TGRが「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」の集大成として開発を進める2台です。
「GR GT」は、公道を走るレーシングカーというコンセプトのもと開発されたフラッグシップスポーツカーです。
その心臓部には、新開発の4リッターV8ツインターボエンジンと1モーターのハイブリッドシステムを搭載。
システム最高出力は650ps以上、最大トルクは850Nm以上(開発目標値)という圧倒的なパフォーマンスを誇ります。
特筆すべきは、トヨタとして初採用となる「オールアルミニウム骨格」です。
かつての「トヨタ2000GT」や「レクサス LFA」の系譜を継ぐこのモデルは、「トヨタの式年遷宮」として、ベテランから若手へクルマづくりの技術を伝承する役割も担っています。
一方の「GR GT3」は、GR GTをベースにしたFIA GT3規格のレーシングカーです。
「レースで勝ちたいと願うすべてのカスタマー」に向けて開発されており、プロからジェントルマンドライバーまで、誰が乗っても扱いやすく速いクルマを目指しています。

デモランが開始され、まずコースインしたのは、豊田大輔選手がステアリングを握る「GR GT」です。
アクセルを抜くたびに響く「バブリング」と呼ばれる独特の破裂音が、このクルマの凶暴な素性を物語ります。
開発ドライバーの片岡龍也選手と、プロジェクトゼネラルマネージャーの土井崇氏が見守る中、豊田大輔選手はリアを流し始めました。
「みんな気合い入りすぎてて心配(笑)」と片岡選手が苦笑するほどの熱い走りで、タイヤスモークが高々と上がります。
続いて登場したのは、石浦宏明選手が駆る「GR GT3」。こちらはレーシングスリックタイヤを装着しており、前日の雨で一部路面が濡れている難しいコンディションでの走行となりました。
「タイヤが冷えている状態だと(滑りそうで)怖い」とドライバー心理が語られる場面もありましたが、石浦選手は300メートルほどの直線でフル加速を披露。4リッターV8ツインターボの咆哮が会場を切り裂き、レーシングカーとしてのポテンシャルの高さを証明しました。
開発陣が「とにかく低いクルマにすること」にこだわったという通り、地を這うようなスタイリングと圧倒的なサウンドは、まさに「野獣」のような存在感を放っていました。
世界初のデモランを終えた直後、開発の指揮を執るマスタードライバー・モリゾウこと豊田章男会長は「ちゃんと名前がついて、ちゃんと形を見せてのお披露目は今日がはじめて」と、開発車両(カモフラージュ柄)ではなく、正式な車名とデザインで走行できたことへの感慨を口にしました。
また、アクセルオフ時の独特なサウンドとなる「『バブリング』いいよね」とコメントするなどこだわった音にも言及。
さらに海外のイベントではなく、日本の東京オートサロンで走らせたことについて「日本のメーカーですから。そこはこだわらさせて頂きました」とコメントしており、まずは日本のファンの前で走る姿を見せたかったという想いが伝わります。
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「走る・壊す・直す」を繰り返し、ドライバーファーストで鍛え上げられているGR GTとGR GT3。
2027年頃の発売を目指した開発は佳境を迎えているといえ、2026年は色々な場所でGR GTとGR GT3を見ることができるかもしれません。


























