チームJAOSのラリーレイド用ハイラックスが“新型顔”でシェイクダウン!【PR】

『チームJAOS・ラリーレイドプロジェクト2020』用のハイラックスが、デビューしたばかりの新型フェイスでシェイクダウンされました。JAOSとパートナシップを結んでいるTOYO TIRESが、シェイクダウンに合わせてプロモーションムービーの撮影をするということで取材してきました。ラリーマシンが躍動する迫力の動画は必見です。

オープンカントリーR/Tなど新兵器採用で戦闘力がさらにアップ

 2020年8月4日、『チームJAOS・ラリーレイドプロジェクト2020』のための新型ハイラックスが、群馬県にある旧浅間高原自動車テストコースにおいてシェイクダウンされました。

2020年12月に開催予定のアジアクロスカントリーラリー参戦に向けて、シェイクダウンを行うチームJAOSのハイラックス2020モデル

 シェイクダウンと同時に、スポンサードしているTOYO TIRESとともにPV撮影を実施。撮影は車をテーマにした数々の映像作品を手がけている「HUXHAM CREATIVE STUDIO」によっておこなわれました。当日はハリウッド映画などにも使用されている「Shotover G1 Gymbalシステム」で撮影され、大迫力の高画質映像に仕上がりました(映像はページ下のリンクをチェック)。

HUXHAM CREATIVE STUDIOによって、PVを撮影中のチームJAOSハイラックス2020。先導するカメラカーは、かつてラリーに出場していた初代のJAOSハイラックス
撮影には最新機材である「Shotover G1 Gymbalシステム」を使用。激しいオフロードでも、高画質でクリアな映像を撮ることができます

 今回のマシンをつくり上げた「JAOS」は、1985年に創業されたオフロード4WD&SUVのパーツメーカーです。1980年代の四駆ブームにおいて、グリルガードやルーフラックといったアイテムをブームにした、業界の立役者でもあります。

 そんなJAOSが、モータースポーツで本格的に活動し始めたのは2015年。同社創業30周年のプロジェクトとして、FIA公認アジアクロスカントリーラリー(以下AXCR)に参戦を開始しました。

 当初のマシンは「FJクルーザー」でしたが、2016大会から「ハイラックス」ベースに変更。ただし、初代ハイラックスは車両後部をトラスケージ構造のフレームに交換した、いわゆるレーストラックでした。

 しかし年々の改良によって、あまりに市販バージョンとかけ離れた仕様となったため、昨年の2019シーズンからは完全に市販車をベースとしたマシンに原点回帰しました。

車を得意とした映像集団だけあって、迫力の画角をつくり上げます

 その結果、昨年AXCR2019ではT1Gクラス優勝、総合7位という戦績を収めました。これは日本人選手では最高位という、堂々たるもの。

 2020年大会においても、さらなる飛躍を目指すため、マシンすべてのリファインを実施し、今回のシェイクダウンとなりました。

 2020年モデルのチームJAOS・ハイラックスの変更点の中で、とくに目立つのがエクステリアのデザインです。この8月19日にマイナーチェンジしたばかりの新型ハイラックスのフロント&リアデザインがいち早く取り入れられています。

モデルチェンジしたばかりのハイラックスのデザインで登場した、チームJAOSハイラックス2020
足回りの改良に加えて、今年からTOYO TIRESのオープンカントリーとコラボレーション

 戦闘力アップという点では、とくに足まわりに注力しています。まず、サスペンション。同チームでナビゲーターを勤める田中一弘選手が、サスペンションメーカーのKYBの社員であることもあり、性能を徹底的に追求したワンオフのダンパーを開発。激しい路面からの入力をしなやかにいなして、さらにシャープなハンドリングを生み出すために、空冷フィンの付いたオイルタンクや4つのオイルバルブ構造など、AXCR専用のさまざまな対策が施されました。

 そして、もうひとつの大きなトピックは、TOYO TIRESとのコラボレーションです。チームJAOS・ハイラックスはこれまで、他ブランドのオフロードタイヤを履いてきましたが、今年からTOYO TIRESの「オープンカントリー」シリーズに変更。

 オープンカントリーは、北米で知名度の高いオフロード4WD&SUV用タイヤのブランドで、日本市場には2016年10月より導入されています。日本販売直後からユーザーの評価は上々で、昨今はジムニーなどの車種でトップシェアを獲るなど、いま注目のタイヤブランドです。

» オープンカントリー公式サイトをチェック

〔左〕ドライバーの能戸知徳選手(JAOS所属)と、〔右〕ナビゲーターの田中一弘選手(KYB所属)

 今回のコラボレーションについて、チームの監督であり株式会社JAOS代表取締役の赤星大二郎氏は次のように語ります。

「今回、TOYO TIRESさんからコラボレーションのお話をいただいたのですが、オープンカントリーというブランドをさらに日本市場に広めたいというTOYO TIRESさんと、四駆の世界をもっと面白くしたいという弊社の思いがリンクして実現しました。

 今回のコラボレーションは、ただラリーにタイヤを供給していただくというこれまでの形とは異なり、社員ドライバーである能戸の意見を取り入れていただくなど、今後の製品開発に弊社も積極的に参加させていただけるというものです。これはものづくりメーカーである弊社にとっては、非常にありがたい話です。もちろん、オープンカントリーシリーズの性能は素晴らしく、装着によりマシンの性能が大幅に向上しました」

完成したTOYO TIRESのPVがこちら。新型ハイラックスのラリーマシンが疾走する

 路面の摩擦係数が低いラリーレイドにおいて、タイヤの性能は動力性能以上に重要な場面もあります。そのため、ドライバーにとってはタイヤのチョイスが非常に重要になってきます。果たして、チームJAOS・ハイラックスとオープンカントリーシリーズとのマッチングはどうだったのでしょうか。

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