458馬力! 新型“超高級”ミニバン「高山」初公開! 全長5.4m超で斬新「グリル顔」採用! 最新「Coffee OS」も搭載の新モデル 高級ブランド中国WEYが投入

中国の自動車メーカー グレートウォール(長城汽車)は新型ミニバン「高山」を発売しました。

巨大ボディの「新型ミニバン」登場

 中国の自動車メーカー グレートウォール(長城汽車)は2025年5月13日、新型ミニバン「高山」を公式Weibo(微博)で公開し、同日に発売しました。

 発売初日、1時間で3500台を受注したといいます。どのようなクルマなのでしょうか。

WEY新型「高山」(画像元:中華人民共和国工業情報化部/通称:工信部)
WEY新型「高山」(画像元:中華人民共和国工業情報化部/通称:工信部)

 グレートウォールは1984年に創業した民間(非国営)の自動車メーカーです。

 長らくは他車のコピーや商用モデルを販売してきましたが、近年の勢いは目覚ましく、2020年にインドおよびタイにあった米国GM(ゼネラル・モーターズ)の工場を買収するなど、中国国内では強い存在感を発揮しています。

 現在グレートウォールが展開するブランドは、SUVブランド「ハヴァル」、EVブランド「オーラ」、本格四輪駆動ブランド「タンク」、プレミアムブランド「WEY」の4つがあります。

 今回登場したのは、プレミアム路線のWEYブランドでラインナップする高山(Alpine)です。中国国内でもトヨタ「アルファード」やレクサス「LM」と同様、非常に人気となっている大型ミニバンで、2023年から販売されています。

 存在感のある大きなボディサイズに、「高山流水」をテーマにした押し出しの強い縦型グリルを基調とするエクステリア、豪華仕立てのインテリアを採用しています。

 今回登場した新型では、ショートボディ仕様が廃止され、先進機能の充実などを図っています。

 ラインナップは7人乗りの標準モデル「高山8」と、6人乗りロングボディモデル「高山9」を設定。

 ボディサイズは高山8が全長5280mm×全幅1960mm×全高1900mm、ホイールベース3145mm。高山9が全長5410mm×全幅1960mm×全高1890mm、ホイールベース3275mm。

 このサイズはアルファードやLM以上となり、メルセデス・ベンツのフラッグシップセダン「メルセデス・マイバッハ Sクラス」の全長5460mmと同様で、中国国内のミニバンでは唯一無二だといいます。

 パワートレインは全車1.5リッター直列4気筒スーパーチャージャーエンジンに前後モーターを組み合わせて搭載する4WDのPHEV(プラグインハイブリッド)で、システム総合出力458馬力(337kW)/最大トルク644Nmを発生させます。

 これに、44.28kWhまたは51.55kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを組み合わせ、航続可能距離(WLTCモード)は945kmから963kmを確保しました。EVモードでは172kmから201kmを誇ります。

 先進運転支援システムでは、3つのミリ波レーダーや12個の超音波レーダーに加え、新たにRiDARなどを組み合わせた最新の「Coffee Pilot Ultra」を搭載。

 後退サポート付き衝突被害軽減ブレーキやブラインドスポットモニター、駐車アシスト、緊急回避アシストなどを全車で標準装備しています。

 また、最新のマルチメディアOS「Coffee OS 3」を搭載し、15.6インチのフロントマルチメディアディスプレイや17.3インチのリアスクリーンなどの最大5画面を統合制御するほか、6人の乗員全員分の音声アシスタント、高音質サウンドシステムも備えています。

 新型高山の価格は30万9800元(約625万円)から35万3800元(約713万円)です。

 なお、公式Weiboによると、発売後1時間で総受注台数は3500台を突破するなど、好調な滑り出しを記録しているとのことです。

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