そのカーナビまだ使えるかも? 手厚いにも程がある「MapFan」地図更新サービス【PR】

カーナビはその商品特性上、新しい地図データに更新しないと陳腐化が止まりません。ましてや中古車についていたカーナビなど使いものにならない……と思うかもしれませんが、その判断はちょっと待ったほうがいいかもしれません。

活況の中古車市場だけど…ついてるカーナビは使えるの?

 日本のインターネット黎明期より存在する地図検索サイト「MapFan」を運営するジオテクノロジーズは、位置情報技術やコンテンツで社会課題を解決するオートモーティブビジネス、多様なシステムに広く利用可能なGISビジネス、地図と人流データを活用したソリューションを提供するアプリケーションビジネス等を展開している会社です。

 2023年現在、パイオニアをはじめ、各社カーナビゲーションシステムに地図データなどを提供しており、この地図データを基幹とした各種サービスも展開してきました。

カーナビの地図更新で得られるメリットのイメージ

 そのサービスが、いまのご時世にピタリとハマるかもしれません。背景にあるのは、ここ数年における中古車市場の活況ぶりです。

 世界的半導体不足により、新車の納入待ちが長期化している2023年3月現在の昨今、そうした事情を反映してか中古車市場が活気づいているという話が聞かれます。リクルートがまとめた「中古車購入実態調査2022」によると、調査を開始した2015年以降2021年までに、国内中古車市場規模(費用総額)は2兆8400億円から4兆1700億円と、およそ1.5倍にまで拡大しました。2022年は3兆5580億円と前年に比べ縮小していますが、前年に売れた中古車の車検が有効期限を迎える2024年には盛り返す可能性もあるでしょう。

日本国内における中古車の支払総額(出典:「中古車購入実態調査2022」リクルート調べ)

 さらに2022年のデータからは、購入単価の上昇が見て取れます。実際に「リノベーションカー」というカタチで、中古車をカスタマイズし販売するという形態も見られ、従来の購入動向が変化しつつあると考えることもできるでしょう。

 そうした中古車において気になるポイントのひとつが、車載電子機器の程度ではないでしょうか。特にカーナビは、モノの程度が良くとも地図が古くて使えない、といったケースも考えられます。そしてそれは、機器を買い換えるか、スマートフォンのナビゲーションアプリを使用するか、あるいはそのまま割り切って使う、といった解決になっていることでしょう。

 しかしその地図データは、もしかすると最新版に更新できるかもしれません。というのも、その中古車についていたカーナビが、後述の「MapFan」ブランドの各種サービスに対応しているかもしれないからです。

たった3年でこんなに…「地図データ更新」はなぜ必要か

「地図データの更新」といっても、あまりピンとこない向きはあるかもしれません。カーナビが一般に広く普及する前は、クルマに置きっぱなしの道路地図を何年も使用していて、それでコト足りたという人もいることでしょう。しかしそれは、たまたま情報の不足に見舞われなかっただけ、と見ることができるのではないでしょうか。

 道路事情は日々、移ろいゆくものです。コロナ禍にあったこの数年間だけでも、たとえば2020年3月22日には首都高速神奈川7号横浜北西線が開通しました。これを受けて神奈川県の横浜市以西と、東京都都心部など横浜市以東とを結ぶルートに選択肢が増え、カーナビのルート検索結果にも変化が見られます。

2020年3月22日、首都高速横浜北西線が開通し選べるルートが増えた(2020年1月、乗りものニュース編集部 撮影)

 神奈川県厚木市と同伊勢原市の境に位置する小田急小田原線の愛甲石田駅を始点として、羽田空港へと向かうルート検索の結果を見てみましょう。なお以下の検証にはすべて、パイオニア カロッツェリア「サイバーナビ」に実装されたジオテクノロジーズ社の地図データを使用しています。

「サイバーナビ」2019年春データにおける、愛甲石田駅〜羽田空港間推奨ルート
「サイバーナビ」2019年春データにおける、愛甲石田駅〜羽田空港間の次善案

 2019年春の時点では、東名高速厚木西ICから首都高3号渋谷線、C2中央環状線などを経由して同湾岸線空港中央ランプへと至る、都内を経由したルートが最短として提案されていました。次善案として、同じく厚木西ICから東名高速に入り、国道16号保土ヶ谷バイパスから神奈川3号狩場線を経由し横浜市中心部を通過して湾岸線へ至るルートが挙げられています。

「サイバーナビ」2022年秋データにおける、愛甲石田駅〜羽田空港間推奨ルート
「サイバーナビ」2022年秋データにおける、愛甲石田駅〜羽田空港間の次善案

 これが2022年秋時点になると、横浜北西線を経由するルートが第一候補として提案されました。その所要時間だけを比較すると、2019年時点から見られる都内環状線経由のルートや横浜市中心部を通過するルートから数分短縮という程度で、実は大差ありません。とはいえ、通勤や帰宅で混雑する時間帯に差が出るであろうことは、容易に想像がつくでしょう。

 横浜北西線に関連し、次の事例は東京都町田市に位置する東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅から、品川駅へと向かうルートです。なお2019年春時点では「南町田駅」と、同年10月の駅名変更前の名称になっている点にも注目です。

「サイバーナビ」2019年春データにおける、南町田駅〜品川駅間推奨ルート
「サイバーナビ」2022年秋データにおける、南町田グランベリーパーク駅〜品川駅間推奨ルート。所要時間が若干異なるのは、渋滞予測を反映しているため

 同区間における最短ルートは、2019年春時点と2022年秋時点で、実は変わっていません。東名高速横浜町田ICから首都高3号渋谷線へ、そしてC2中央環状線五反田ランプで首都高をおりて国道1号を走り、品川駅へ至るというものでした。

「サイバーナビ」2019年春データにおける、南町田駅〜品川駅間の次善案
「サイバーナビ」2022年秋データにおける、南町田グランベリーパーク駅〜品川駅間の次善案

 そして横浜北西線の開通を反映し大きく変わったのが、同区間の次善案です。2019年春データでは保土ヶ谷バイパス、横浜新道、首都高神奈川2号三ツ沢線、神奈川1号横羽線、1号羽田線勝島ランプを経て国道15号(第一京浜)を北上するというものでした。2022年秋データで同区間を検索すると、東名高速、横浜北西線、横浜北線を経由するものになっています。所要時間にして14分、短縮されていました。

 無論、実際にはこれらに渋滞情報などが加味されるため、ナビの推奨してくれるルートが変わる可能性はあります。とはいえ重要なのは、そうした状況に合わせてルートを「選べること」ではないでしょうか。そして「選ぶ」ためには、やはり最新の道路事情を反映した地図データが重要となってくる、というわけです。

「サイバーナビ」2019年春データにおける、普代〜久慈区間
「サイバーナビ」2022年秋データにおける、「復興道路」こと三陸沿岸道路の、最後の工事区間となった普代〜久慈区間

 このほか全国に目を向けてみると、2011年3月11日に発生した東日本大震災ののち整備が進められてきた、宮城県仙台市と青森県八戸市を結ぶ359kmの「復興道路」こと三陸沿岸道路(三陸縦貫自動車道、三陸北縦貫道路、八戸・久慈自動車道)が、2021年12月18日に全線開通を迎えています。

「サイバーナビ」2019年春データにおける、仙台駅〜八戸駅間の推奨ルート
「サイバーナビ」2022年秋データにおける、仙台駅〜八戸駅間の推奨ルート。三陸沿岸道路全線を含んでいる

 全線開通前の2019年春データと開通後の2022年秋データを比較してみると、最後の開通となった岩手県の普代(ふだい)村〜久慈市間だけでも、距離にして800m、所要時間にして15分、短縮されていることがわかります。三陸沿岸道路全線を含む仙台駅(宮城県仙台市)〜八戸駅(青森県八戸市)間については、距離にして21km、所要時間にして1時間43分の短縮になりました。

「サイバーナビ」2019年春データにおける、中央道白根IC〜新東名高速新静岡IC間推奨ルート。中部横断道の未通部分は一般道を通るルートで、黄緑色で表示されている。
「サイバーナビ」2022年秋データにおける、中央道白根IC〜新東名高速新静岡IC間推奨ルート。中部横断道の全線開通が反映されている。

 2021年8月29日に山梨〜静岡間が開通した、中央道と新東名高速を結ぶ中部横断自動車道は、距離としては約8km弱の短縮にすぎませんが、所要時間は44分、短くなっています。なお2019年春データの段階で、同年3月10日に開通した新清水JCT〜富澤IC間がすでに反映されていました。

 上述した「渋滞時における選択肢を増やすこと」のみならず、こうしたシンプルな「新しいルートによる大幅な時間短縮」というのも、やはり地図データの更新があって初めて提示されるものでしょう。

【画像】たった3年でこんなに変わった! ルート検索結果の様子などをチェックする(全21枚)

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