Honda「ヴェゼル Modulo X」を一般ユーザーが体感!ベースグレードとの違いとは?【PR】
2013年の発売開始以来、コンパクトSUV市場で大きな人気を保ち続けるHonda「ヴェゼル」に、Hondaのコンプリートカーブランド「Modulo X」が手がけた「ヴェゼル Modulo X」が2019年の秋に追加されました。いったいどんなクルマに仕上がっているのか「ヴェゼル Modulo X 体感試乗会」の一般参加者に話を聞いてきました。
試乗会には一般公募から抽選で選ばれた合計16組のユーザーが参加
2013年の発売開始以来、コンパクトSUV市場で大きな人気を保ち続けるHonda・ヴェゼル。
ちょうどよいサイズに優れた燃費、使い勝手の良さなどが高く評価され、2016年と2019年にはSUV新車販売台数No.1に輝いています。
このヴェゼルに、ホンダアクセスが開発を手掛けるコンプリートカー「ヴェゼル Modulo X」が2019年秋に追加されました。
同車はModulo Xシリーズとしては初のSUVであり、FFモデルに加え初の4WDモデルがラインアップされました。
そして2020年1月25日、一般ユーザー向けの「ヴェゼル Modulo X 体感試乗会」が、千葉県茂原市にある「茂原ツインサーキット」で開催され、抽選で選ばれた合計16組が参加しました。
Honda純正コンプリートカーブランド「Modulo X」とは
Modulo Xは「Honda車の持つ高い走りの性能、魅力のポテンシャルをさらに引き出し、上質な走りを極める」というコンセプトで開発されており、Hondaディーラーで純正モデルとして販売されるコンプリートカーブランドとして2013年に生まれました。
「N-BOX Modulo X」を皮切りに次々と車種を拡大し、2020年1月現在では「ステップワゴン Modulo X」「S660 Modulo X」「ヴェゼル Modulo X」をラインナップしています。
メーカー自らが生産段階でパーツを取り付けるだけでなく、さらにクルマごとに時間をかけてトータルセッティングを行なっているのが大きな魅力で、ベースとなる車両の「走行性能」「デザイン性」「快適性能」を追求した大人のコンプリートカーブランドです。
ヴェゼル Modulo X 体感試乗会では、開会の挨拶と開催趣旨の説明、ヴェゼル Modulo Xについての解説が行われたあと、いよいよ試乗がスタートしました。
Modulo Xとベースグレードを乗り比べることで、違いをより実感できる
この試乗会は、サーキットはもちろんサーキット周辺の一般道でステアリングを握ることで、より日常の走行シーンに近い体験が可能となっています。
参加者はまず自分のクルマで1周約15.6kmの公道試乗コースを走ってルートを覚えます。
そして戻るとすぐにベースグレードのヴェゼルに乗り、続いてヴェゼル Modulo Xに乗り換えて、同じコースを走ることになります。
その後、さらにサーキット内でもベースグレードとヴェゼル Modulo Xの比較試乗が行われ、コーナリング性能や安定感を体感。
4周のうち2周は、レーシングドライバーの土屋圭市氏が同乗するクルマを運転することができ、開発アドバイザーならではのアドバイスから、Modulo Xの走行性能を体感することができました。
ヴェゼル Modulo Xの走りを一般ユーザーはどう評価した?
試乗を終えた埼玉県のyuugeckoさん(愛車は強化ブレーキを組み、マフラーを交換したBMW 1シリーズ。クルマ好きの友人と参加)は、試乗の感想を次のように話します。
「家族用にもう1台持っているオデッセイの代わりとしてSUVを探しているのですが、一体感のある走りができるモデルがいいなと考えたところ、ヴェゼル Modulo Xが気になりました。
いざヴェゼル Modulo Xに乗ってみると、走り出してすぐに違いがわかりました。
乗り心地はベースグレードに比べると硬めですが、不快なものではなくしなやかでハンドリングもよく、背の高いSUVとは思えないほど安定していました。
自分のイメージ通りにクルマが走るので、とても一体感があります。メーカーが作った足の良いクルマ、という印象で、よくぞここまで作り上げた!と思いました。
リアシートにも座ってみましたが、乗り心地がとてもよく、より快適かも知れません」
※ ※ ※
午後の部に参加した、東京都の平松さんの愛車はヴェゼル ハイブリッドです。ヴェゼルオーナーならではの感想を聞いてみました。
「もっとスポーツカー的なイメージかと思っていましたが、乗り心地はカチっとしていて、硬いけれど乗っていて気持ちの良い硬さです。
たとえば、マンホールなどを片方のタイヤで乗り越える時も、クルマが揺れる感覚が少ないので、とにかく運転していてラクですね」
同伴していた奥様は、「ベースグレードを運転していると、ハンドルを切った時に後輪がワンテンポ遅れて後からついてくる感じがするのですが、ヴェゼル Modulo Xではそれが気にならず、なめらかで一体感のある走りだと感じました」と話します。
ヴェゼル Modulo Xで目指したのは、とにかく運転していて楽しいSUV
開発アドバイザーとしてヴェゼル Modulo Xの熟成に尽力した土屋圭市氏は、開発に関する裏話を教えてくれました。
「以前ポルシェ カイエンに乗った時、どうしたらこんなに楽しいSUVが作れるのだろう? と思ったのが開発のきっかけでした。
北海道や東北のHondaファンからの、Modulo Xの4WDを出して欲しいという声もあったため、ヴェゼルでは4WDをメインに開発アドバイスをしました。
開発は、FF、4WDといった駆動方式や、ハイブリッド、ターボエンジンといった、重量もパワートレインも違うクルマの乗り味を同じにするのが一番難しかったです。乗り心地とハンドリングの両立も困難を極めました。
ヴェゼル Modulo Xでは後席に乗る人が快適かどうかも重点項目になっていますが、Modulo Xらしさを出すために、他のModulo Xとの味付けの調和にも苦労しました。
Modulo X初の専用シートについては、開発陣にかわいそうなことをしました。最低1時間は乗ってから持ってこいって指示をだしたり(笑)。シートとサスペンションは同じ周波数で動いてくれないと、乗っていて違和感がありますから。
ヴェゼル Modulo Xのエアロパーツについては、スポーツカーを作る時と同じ考えで開発しました。ちゃんと空気を逃す設計になっているんですが、性能とデザインを両立するために譲れない部分があったりして、デザイナーと喧嘩もしましたよ。」
どんな拘りや苦労が?ヴェゼル Modulo Xの開発陣の思いとは
試乗会の待ち合いスペースには、試行錯誤が繰り返された跡が残るフロントエアロバンパーの試作品と、量産製品が並べて展示されていました。
この展示コーナーについて、ホンダアクセス開発部 Modulo・Modulo X開発統括の福田正剛氏と、ホンダアクセス商品企画部ヴェゼル Modulo X開発責任者の苗代圭一郎氏は、次のように説明します。
「クルマはサスペンションで乗り味がだいたい決まるのですが、足回りのセッティングだけでなく、エアロパーツによって車体下部中央を流れる空気を速く流してあげることで、空力で車体のロール軸を作ることもできます。
試作バンパーを使って、クルマがじんわりと曲がっていくセッティングを作るために、鷹栖プルービンググラウンドで走って、盛って、削って…をひたすら繰り返しました。現地にはデザイナーやモデラーも参加して、その場で対応しています。
そうすることで、ドライバー自らが形状変化に対する挙動を感じられるだけでなく、実際にいろいろな条件下で走り、風洞実験やシミュレーションでは分からないことも見えてくるんです」
苦労の跡がうかがえるフロントバンパーからは、土屋圭市氏に「ここまでやるか!」と言わしめるほど時間をかけたそうです。こだわり抜いて開発された、ヴェゼル Modulo Xへの想いを感じることができました。
土屋圭市氏が操るS660 Modulo Xの同乗走行は大盛り上がり!
ほかにも体感試乗会では、開発陣と土屋圭市氏、モータージャーナリストのまるも亜希子さんによる開発秘話トークショーなど、特別な企画が多数用意されており大いに盛り上がりました。
なかでも土屋圭市氏が運転するS660 Modulo Xの助手席に乗ることができるプログラムは大好評で、サーキット内を全開で飛ばし、ドリキンの名にふさわしい華麗なコーナリングを披露。
助手席に乗った同乗者も、美しさと迫力を兼ね揃えたスムーズなドライビングを間近で体験できて大満足の様子が印象的でした。
「とにかく一度乗ってみて欲しい」と開発陣が語るModulo Xは、Hondaの公式ホームページで試乗できる店舗が検索できます。
Modulo Xのポテンシャルの高さをご自身で体験するために、お近くのHondaディーラーに問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。
[Text:遠藤 イヅル Photo:茂呂 幸正]
>>Honda ヴェゼル Modulo X オフィシャルサイトへ
>>【画像ギャラリー】ヴェゼル Modulo X体感試乗会の模様を詳しく見る
Honda VEZEL HYBRID Modulo X Honda SENSING | |
ステアリング | 右 |
トランスミッション | 7速オートマチック(パドルシフト付) |
駆動方式 | FF、4WD |
エンジン | 水冷直列4気筒横置き/1,496L+モーター |
エンジン最高出力/最大トルク | 132PS(6600rpm)/156Nm(4600rpm) |
モーター(電動機)最高出力/最大トルク | 29.5PS(1313-2000rpm)/160Nm(0-1313rpm) |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
全長×全幅×全高(mm) | 4335×1790×1605 |
ホイールベース(mm) | 2610 |
車両重量(kg) | 1310(4WDモデルは1390) |
乗車定員(名) | 5 |
最小回転半径(m) | 5.5(4WDモデルは5.3) |
サスペンション方式(前/後) | マクファーソン式/車軸式(4WDモデルは ド・ディオン式) |
タイヤサイズ(前/後) | 225/50R18(4WDモデルは215/55R17) |
Honda VEZEL TOURING Modulo X Honda SENSING | |
ステアリング | 右 |
トランスミッション | 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付)(7速モード+パドルシフト付) |
駆動方式 | FF |
エンジン | 水冷直列4気筒横置きターボ/1,496L |
エンジン最高出力/最大トルク | 172PS(5500rpm)/220Nm(1700-5500rpm) |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
全長×全幅×全高(mm) | 4335×1790×1605 |
ホイールベース(mm) | 2610 |
車両重量(kg) | 1360 |
乗車定員(名) | 5 |
最小回転半径(m) | 5.5 |
サスペンション方式(前/後) | マクファーソン式/車軸式 |
タイヤサイズ(前/後) | 225/50R18 |
Writer: 遠藤イヅル
1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。