茨城県警「過積載許さん!」徹底取締りに反響多数「他県も見習って」「正義がある」圏央道や国道4号で“不正残土運搬”指導も
茨城県警が3月中旬に実施した「一斉取締り作戦」が話題になっています。一体どのようなもので、どういった声が上がっているのでしょうか。
命にかかわる「迷惑トラック」を取り締まり
茨城県警が2025年3月中旬に実施した「一斉取り締まり作戦」が話題になっています。
【動画】「ええぇぇ!」これが茨城県の「ヘリコプターで一網打尽」作戦の様子です
一体どのようなもので、どういった声が上がっているのでしょうか。

今回行われたのは、トラックやダンプの「過積載」に対する取り締まりです。
これは最大積載量を超えた重量を積んでいる行為で、車体設計で規定された耐久性をオーバーしてしまうため、車両本体や周囲交通に対して事故を起こす可能性の高い、危険な状態となります。
それでなくとも、過積載は「荷こぼれ」を引き起こすおそれがあります。荷台に違法な「さし枠」を設けて土の積載量を増加させているトラックも「不正改造」として取り締まりの対象となっています。
たとえば2024年2月には愛知県で、過積載が疑われるダンプカーが道路施設と接触し、その衝撃でこぼれ落ちたコンクリート片が対向車線の乗用車を直撃。運転手が死亡するという痛ましい事故も発生しています。
それでも、トラック業界の人手不足やコスト削減の背景から、ギリギリ1台で運べず2台が必要な場合に「まあいいか」と1台で過積載で運んでしまうなど、過積載はなかなか減りません。2023年には、摘発件数だけでも325台にのぼっています。
こうした状況から、茨城県警は定期的に取り締まり作戦を展開。各方面の主要道路を持ち回りで、集中的に配備し実施しています。なかにはヘリコプターを動員して上空から過積載車の監視をおこなうなど、話題を集めています。
そんななか今回は、圏央道と国道354号、国道4号で取り締まりを実施。取締りの中には不適正な残土積載の貨物車があり、運転者に対して茨城県の廃棄物規制課が指導をおこなったとしています。
3月15日の投稿にはコメントで「お疲れ様でした。どんどん取り締まって下さい」「埼玉でもお願いします」「さすが、茨城には正義があるね」「徹底的に取り締まって頂きたい」といった声が上がっています。
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こうした話題に対し、ネット上でも「他県も見習ってほしいです」「全国展開でお願いします」「周りのダンプはほとんど差し枠や深箱でタイヤが潰れて走ってる。取り締まりが甘い」「平ボディーにベニア板を壁にして高積みしているトラックは本当に危険だと思う」「朝に廃材を処分してるやつがいる。抜き打ちで取り締まりして欲しいですね」などの声が。
多くは、茨城県警の対応に期待する声で、同時に他の地域でも警察がしっかり取り締まりしてほしいと要望するものでした。
公務員様が働く前の早朝に山盛りいっぱいのトラックが走っていますよ?