マツダ「最高級セダン」実車登場! ド迫力の“大型ボディ”に伝統の「ロータリーエンジン」搭載! 個性的すぎる“フラッグシップ車”超レトロな「ロードペーサー」が走行!

2025年4月20日に開催される「第35回 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル」では、会場内の企画展示ゾーンにて、希少車のマツダ「ロードペーサー」が展示される予定です。

マツダ「最高級セダン」はロータリーエンジン搭載!

 愛知県長久手市にある愛・地球博記念公園では、2025年4月20日に「第35回 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル」が開催されます。
 
 これに合わせて、会場内の企画展示ゾーン「日本のクルマ文化の発展」にて、マツダ「ロードペーサー」という希少車が展示される予定です。

マツダ「最高級セダン」はロータリーエンジン搭載!
マツダ「最高級セダン」はロータリーエンジン搭載!

 ロードペーサーは、かつて東洋工業(現マツダ)が製造・販売していた最高級セダン。

 マツダ初の3ナンバー車およびフラッグシップモデルでもあり、セダンタイプの乗用車としては当時のマツダのラインナップにおいて最大のボディを有していました。

 同車が開発された1970年代前半は、日本国内メーカーの用意していた富裕層向け最高級乗用車というと、トヨタ「センチュリー」と日産「プレジデント」のみでした。

 そして日本の経済成長により最高級車市場に拡大の動きがあったことから、マツダや三菱、いすゞはそれぞれ最高級市場への参入を計画。

 当時のマツダ、三菱、いすゞには、トヨタや日産のように自社独自に最高級車を開発する企業体力が無かったため、三菱といすゞは外国メーカーとの提携関係を活かして、日本と同じ右ハンドルであるオーストラリア製乗用車を輸入し、日本の基準に適合するように最小限の改造を施したうえで、自社系販売店で販売する手法を取ります。

 一方で、当時のマツダは外国メーカーとの提携がまったく無かったので、オーストラリアの自動車メーカーだった「GMホールデン」と部品購入契約を交わし、最高級車の開発に着手。

 GMホールデンが生産していた主力大型車である「ホールデン・HJ」シリーズの最上級グレード、「プレミア」をベースに、日本向け高級車仕様の内外装に改造することで誕生したのが、ロードペーサーです。

 ボディサイズは、全長4850mm×全幅1885mm×全高1465mm、ホイールベースは2830mmと、当時としては異例と言える巨大な車体を採用したことで、ロードペーサーは独特のオーラと威圧感を漂わせました。

 パワートレインは、マツダ独自の654cc×2ローター 13B型ロータリーエンジンを搭載。日本自動変速機(現ジヤトコ)製の3速ATと組み合わせ、最高出力135馬力/6000rpm・最大トルク186Nm/4000rpmを発揮します。

 しかし、上記のロータリーエンジンは大きく重いボディを動かすには動力性能が不足しており、燃費の非常に悪いクルマが出来上がってしまったというのが正直なところ。

 車両価格も368万円から371万円と、当時のセンチュリーやプレジデントよりも高額に設定されたことや、やはり当時にしては大きすぎるボディが敬遠されたこと、そして個性的なスタイリングが日本のユーザーの好みにヒットしなかったことなど、様々な理由から販売不振となり、1975年の販売開始から約4年後の1979年には販売終了となってしまったのです。

※ ※ ※

 このように、マツダ初の最高級セダンとして誕生した、ロードペーサー。

 今回の企画展示では、当日の会場で展示されるだけでなく、走行披露あり、撮影も可能と、ロードペーサーの魅力を存分に堪能できる一日となっているので、興味を持った人は、ぜひ足を運んで実車を目にしてはいかがでしょうか。

【画像】超カッコイイ! これがマツダの「最高級セダン」です!(17枚)

【走りにこだわる最新SUV】極限状態で徹底テストしてみた!

画像ギャラリー

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。

1件のコメント

  1. Wikipediaの丸写しはダメでしょ

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー