ダンロップの最新スタッドレス「ウインターマックス 03」は冬性能がどう進化!? 北海道で実際に試してみた【PR】
今年の日本は各地で既に初雪が観測されており、昨年よりも早めの冬支度をする必要がありそうです。そんななか発売されたダンロップの最新スタッドレスタイヤ「ウインターマックス 03」の実力を試すため、北海道まで行ってきました。
今シーズンは平年並みの寒さ 去年より早めの冬支度が必要
もうすぐ冬シーズン。北海道の各地だけでなく、青森や盛岡でもすでに初雪が観測されています。
長期天気予報によると、全国的に暖冬で降雪量の少なかった昨シーズンに比べると、今シーズンは平年並みの寒さになるようです。気になる降雪量は、日本海側など地域によっては平年よりも多いという予報も出ています。
安心安全のウインタードライブには、スタッドレスタイヤの装着が欠かせません。本格的な冬が来る前に、早めにサマータイヤからの履き替えをおこないたいところです。
ダンロップ「WINTER MAXX 03(ウインターマックス ゼロスリー。WM03)」は、2020年6月30日に発表、8月から順次発売された、DUNLOP(ダンロップ)ブランドの乗用車用スタッドレスタイヤです。つまり、今シーズン発売された最新のスタッドレスタイヤということになります。
ウインターマックス 03は氷上ブレーキ性能が従来製品比22%向上
そのニュースリリースに「氷に超速で効く DUNLOP史上最高に氷上性能を実現したスタッドレスタイヤ」と謳われているように、その最大の特徴は、氷上性能の進化になります。
従来品「ウインターマックス 02(WM02)」と比較して、新品時の氷上ブレーキ性能が22%向上しているといいます。
氷上ブレーキ性能が22%向上ということを具体的にイメージすると、アイスバーンになっている交差点に、トヨタ「プリウス」で速度20km/hで進入してブレーキペダルを思い切り踏んだとき、従来品のWM02が完全停止するまで17.6mなのに対し、新製品のWM03では14.5mで止まるということになります。
この氷上ブレーキ性能22%向上という数値は、国内大手メーカーであるB社、Y社の最新スタッドレスと比較しても類を見ない向上率であることは明らかです。
氷上ブレーキ性能22%向上、その差を従来製品と比較すると距離にして2.1m。つまり新製品WM03のほうが2.1m手前で止まるという意味になります。とくに札幌や旭川など降雪地域の都市部では、この性能向上は安心安全のドライブに直結するでしょう。
先日、スケートリンクで新製品WM03と従来品WM02の比較試走会が開催されたのですが、乗り比べるとタイヤの氷への食いつきが異なるのがわかります。
実際に何度試しても新製品WM03のほうが手前で止まりました。また停止状態からの発進も新製品WM03のほうが良く、誰でも実感できるレベルで性能が向上していることを体験しました。
水膜を除去し、氷へ素早く密着する「ナノ凹凸ゴム」を新たに採用
では、それほどまでの性能向上はどのような技術から生まれたのでしょうか。まずは、タイヤの表面にナノレベルで凹凸構造が施された「ナノ凹凸ゴム」の採用です。
この凹凸構造が、アイス路面での滑りの原因となる水膜を除去し、氷へ素早く密着します。
つまり氷に密着している時間が長くなります。さらにナノ凹凸ゴムは柔軟性に優れているために、氷に隙間なく密着することで氷に触れる面を最大化、強い密着力を引き出しているといいます。
またナノ凹凸ゴムに含まれる「MAXXグリップトリガー」は水と反応して溶け、摩耗しても繰り返し凹凸構造が出現するため、溝が減っても効果を発揮します。
さらにゴムと軟化剤の2面性を持つ「液状ファルネセンゴム」により、低温下での密着とゴムの柔らかさを実現、しなやかさが続くために時間が経っても氷上性能が低下しにくくなるということです。