ダンロップ「シンクロウェザー」2年目の性能は? 1万2000キロ走った次世代オールシーズンタイヤで積雪・氷上路面を試乗テスト!【PR】

ダンロップの次世代オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」の登場時に「くるまのニュース」で、その圧倒的なオールラウンド性能をレビューしました。しかし、新品時の性能が良くても2年目以降はどうか?と思う人も多くいることでしょう。今回はその疑問を解消するべく、およそ1年、約1万2000キロを走ったシンクロウェザーを使って、長期使用時の性能をあらゆる路面で検証しました。

本格的な雪道に!2年目のシンクロウェザーの実力は?

通行が比較的多い場所ではタイヤで路面が磨かれてツルツルのアイスバーンができ上がる

 さらに標高が上がるとどんどん路面が白くなってきて、雪解け水と雪が混ざったシャーベット状の路面というシチュエーションで、装着2年目となるシンクロウェザーの真価が問われる場面になりました。しかし、このようなシーンでもクルマは突発的な挙動がなく、終始リラックスしてドライブができました。

 実際、サマータイヤを履いている時にこのようなシャーベット状の路面に出くわしたら、迷わず引き返した方が良いのは間違いありません。しかし、シンクロウェザーを履いたクルマであれば、そのまま安心して目的地を目指せるのです。

トンネルの中やその付近は特に路面が凍りやすいポイントだが、シンクロウェザーなら安心して走ることが可能

 さらにクルマを走らせると、気温もどんどんと下がっていき、本格的に路面が凍ったアイスバーンへと変わります。運転していて「路面が硬い!」と思うほど車内へ振動が伝わる状況で、目視で確認できるツルツル路面が凍っているのは間違いありませんが、それでもタイヤのグリップが失われることはありませんでした。

 わざとラフにアクセルを踏んでみても「ホイールスピンしてどうしようもない」ということもなく、わずかに車両側の制御が入りながらも、クルマをしっかりと前に進めてくれます。また、ブレーキ時も同じで、よほど強くブレーキを踏まない限りはABSが介入することはなく、クルマはしっかりと減速してドライバーがイメージした停止位置で止まることができます。

頂上付近は一気に雪景色! 深雪での走行性能はどうだった?

サマータイヤでは走ることを諦めてしまうような深雪の路面。シンクロウェザーなら問題なしだ!

 アイスバーンの路面を抜けると、標高も高くなっていき天候は一変。横手山の頂上付近は深雪あふれるエリアとなっていました。ここでは積雪量も多くなっていて「タイヤが雪をかき分けながら進む」というシーンもありましたが、そんな路面でも「走る」「曲がる」「止まる」に関しては抜群の安心感です。

独特のトレッドパターンとアクティブトレッドの合わせ技が積雪路面でもしっかりと食いつく

 こんなに雪深い路面では一般的なサマータイヤだと走ることはまず絶対に不可能で、スタッドレスタイヤが必要とされるシチュエーションになります。そんな路面を1年間普通に使って2年目に突入したシンクロウェザーで思う存分走りましたが、タイヤはドライバーに不必要な緊張感を与えることなく走破していきました。

 なお、アイスバーンや深雪路での「曲がる」に関してですが、ラフなハンドルを操作したり、ハンドルを切ったままラフにアクセルを踏み込んだりすれば、横方向のグリップが徐々に薄まる感触はあります。ただし、それはスタッドレスタイヤでも同じことで、滑りやすい路面では仕方のないことと言えるでしょう。

滑りやすい路面では「滑り始めのわかりやすさ」が重要

「これ以上スピードを出すと滑るよ」とタイヤがドライバーに語りかけてくるような感覚さえ覚えた

 そんなシーンで筆者(西川昇吾)がタイヤに求める性能といえば「徐々に滑り出していく感覚がわかりやすいかどうか」だと思います。いきなり滑らずに、「これ以上無理をすると滑るよ!」とタイヤが教えてくれれば、アクセルを少し緩めたり、ハンドルを少し戻したりと、ドライバーは滑りやすい路面でも何かしらの対応ができ、安全に走ることができるからです。

 シンクロウェザーはアイスバーンや深雪路といった状況でも感覚が非常に「わかりやすく」、路面の状況がハンドルを通して得やすいタイヤだなと改めて実感しました。

気温が低下し、路面が低温になっても温度スイッチが働き、ゴムが硬くなりにくい。「路面の状態でタイヤの特性が変化する」のは本当だ

 また、気になっていたゴムの硬さを、雪が降る標高が高い場所でチェックしてみると、硬化しておらず、温度スイッチがしっかり作動していることを確認できました。指で押しただけで数値的な計測はしていませんが、装着から2年目のシンクロウェザーは経年劣化で硬くなっていることもなさそうです。

 以上のように、新品装着から約1年が経過したシンクロウェザーを履いてあらゆる路面を走りましたが、新品時に感じた時の感動は、2年目になっても変わることはありませんでした。

 今回試したLBXの場合では、約1万2000キロを走って1〜1.5mm程度溝が減っていましたから、プラットフォームまでの残り溝深さを考えると、このペースであれば新品時から3〜4年はシンクロウェザーでのドライブを楽しめるということになるでしょう。

軽自動車用サイズも追加 シンクロウェザーは新たなステージへ

日本ではおなじみの軽自動車とのマッチングも確認するべく、ダイハツ「タント ファンクロス」とホンダ「N-BOX」で同じ状況でテストを実施

 そして、シンクロウェザーには2025年12月から新たに軽自動車用の主力サイズ(155/65R14)が追加されており、今回は同じシチュエーションでダイハツ「タント ファンクロス」とホンダ「N-BOX」に試乗することができました。

軽自動車とシンクロウェザーの相性もバッチリ!

 試乗したのは普通車と比べてパワーの劣る自然吸気エンジンの軽自動車、しかもFF(2WD)モデルでしたが、深雪のワインディング路でも雪をつかんでグイグイと登っていきます。ブレーキングでも思い通りに止まることができて、これまでのオールシーズンタイヤからは考えられないほどの安心感があるのは、普通車サイズのシンクロウェザーと変わりありません。

FF(2WD)モデルとの事でいざという時の万全の対策はしていたものの、それらは全て必要なしで志賀高原を難なくクリア。これには取材陣もびっくり

 むしろ、軽自動車用のサイズは雪道では有利とされる細いサイズのため、特に前後方向のグリップ感は普通車で体感したときよりも、むしろ優れていると感じたほどです。セカンドカーとしてのニーズも大きい軽自動車なので、1年中同じタイヤのまま、どんな路面状況でも安心してドライブしたいというユーザーにも、イチオシできるタイヤが登場したと言えます。

>>軽自動車サイズで走った印象は? 人気車種2台の試乗記事(乗りものニュース)はこちら!

長期使っても “あらゆる路面”で安心して長く使えるタイヤ!

新品の時よりもさらに懐の深さを感じることができた「2年目のシンクロウェザー」の試乗だった!

 今回の試乗をまとめると、1年と1万2000キロ使った後のシンクロウェザーは、雪道やアイスバーンの走行も問題なし! 衝撃のデビューから早くも2年目となったシンクロウェザーですが、そのオールラウンダーぶりがより一層感じられて、多くの人に自信を持ってオススメできる懐の深いタイヤだなと改めて思わされた試乗でした。

>>あなたのクルマにも装着できるかも? シンクロウェザーの最新サイズラインナップをチェック!

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 ダンロップのシンクロウェザーは、2025年10月に発売1周年を迎えました。これを記念し、以下のキャンペーンが開催されています。

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【画像】あらゆる天気・路面にシンクロする次世代オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」の実力を詳しく見る(50枚)

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Writer: 西川昇吾

1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。大学時代から自動車ライターとしての活動をスタートさせる。現在は新車情報のほか、自動車に関するアイテムや文化、新技術や新サービスの記事執筆も手掛ける。また自身でのモータースポーツ活動もしており、その経験を基にした車両評価も行う。

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