燃費も走りも妥協しない! ルノー「アルカナ テクノ」が提案するブルー・ノクターンのきらめきと先進のハイブリッドテクノロジー【PR】
ハイブリッドなのにダイナミズムすら感じる走り!
メカニカルな部分はこれまでのエスプリ・アルピーヌとまったく同じなので、乗り味も基本的には変わりません。今回試乗したのはフルハイブリッドのE-TECHでしたが、何度走らせてもやっぱり感心させられます。「ハイブリッドだからといってドライビングの楽しさを犠牲になんてしない」といわんばかりの、ダイナミズムすら感じられる走りっぷりにはうれしい気持ちにさせられました。

E-TECHは、内燃エンジンと電気モーターのあいだにドッグクラッチを備えたマルチモードATを搭載するという、極めて独創的なハイブリッドシステムです。
燃費と環境性能だけを追い求めた結果として、ドライビングフィールが眠たくなってしまうようなハイブリッドシステムをよしとせず、「よくぞここまで深掘りした考え方で構築された仕組みを作り上げたものだ」と感心するシステムを実装し、内燃エンジンならではの伸び感だとか、変速の素早さや小気味よさなどでしっかりとドライバーの感性に訴えかけるフィールを提供してくれるのです。

そのため元気よく走りたいときにはドライバーの意思をしっかりくみ取って、内燃エンジンと電気モーターそれぞれの利点をシームレスに活用しながらきっちりと応えてくれます。街なかでは扱いやすくエコに、ワインディングロードやハイウェイでは素早く気持ちよく――現時点では「アルカナ テクノ」に搭載されたE-TECHこそが、最もドライビングを楽しく快いものにしてくれるハイブリッドシステムだと断言したいほどです。
それでいてほんの少しドライビングに気を使ったり走行環境がよかったりすると、WLTPモードで22.8km/L(公表値)を軽々超える燃費の良さを見せてくれるのです。個人的なデータなので信ぴょう性が薄いといわれたらそれまでですが、高速道路メインのロングランで省燃費走行に徹してみたら、29km/L台の数値をマークし仰天したこともあったほどです。

余談ではありますが、アルカナのE-TECH“じゃない方”のマイルドハイブリッドも、公表値の17km/Lを超える燃費をあっさり見せてくれます。
“マイルド”なので内燃エンジンが主体となって、ワインディングロードなどでは見事なまでにスポーティな走りが楽しめるわけですが、このマイルドハイブリッド、実はかなり頻繁にコースティング(空走)するので、そこを多用して走ると燃費が伸びること伸びること。

これも個人的なデータではあるのですが、同様に省燃費走行を試みたら23km/L台に突入したことがありました。走る楽しさと燃費を両立させることに対するルノーのこだわりは、半端ではないのです。
アルカナ テクノから感じる「ルノーが受け継ぐ走りのDNA」
そんなわけで今回も、E-TECHの気持ちよさをしっかりと味わうことができたのですが、その気持ちよさを支えているのは、もちろんハイブリッドのシステムだけではありません。ルノーのクルマに乗って必ず感じるのは、「ルノーはやっぱりシャシーだよな……」ということ。足腰のしつらえが抜群によいから、高速領域でも安定してまっすぐ走れるし、いかなるコーナーも自然なフィールで気持ちよく曲がれるのです。

それはアルカナもまったく一緒。SUVなので当然ながらドライバーの着座位置は高いわけですが、そのネガティブをみじんも感じさせず、まるでスポーツカーであるかのようにコーナーのひとつひとつ、交差点のひとつひとつをサラッとクリアしていけるのです。
以前、別の機会で結構なハイスピードドライビングを試したことがあったのですが、ちょっとぐらいハードなコーナリングを試してもクルマはまったく音を上げず、素早く気持ちよくコーナーを駆け抜けていくばかりでした。
アルカナはあくまでもクーペSUVというカテゴリーにありますが、ルノーというメーカーは歴史的にモータースポーツと密接な関係を持ち続けてきているわけで、そのDNAが無意識にこうしたクルマ作りをさせるのだろうな、だから当たり前のようにドライビングが楽しいし、当たり前のように気持ちよく走れるのだな、というのが僕の思いです。そしてそれは、決して間違っていないと思うのです。































































