2WDで雪山へ行ける?しかもオールシーズンタイヤで! クムホ「ソルウス 4S HA32」の性能を徹底検証【PR】

突然の雪に備えたいけど、スタッドレスへの交換は面倒…。そんな悩みを解決するのがオールシーズンタイヤです。今回は韓国の注目メーカー、クムホの「ソルウス 4S HA32」をVWティグアンに装着。舗装路での静かで快適な走りから、2WDでの雪道・圧雪路の走破性まで、雪国出身ライターが本音でレビューします!

「待ってました!」の声多数! 今やタイヤの新常識「オールシーズン」とは

 オールシーズンタイヤとは、普段はサマータイヤと同じように走行でき、凍結さえしていなければ多少の雪の上なら走れるという、まさに全シーズンに対応するタイヤです。

 もともと海外では、たまに雪が降るものの量はそれほど多くない地域で愛用されており、なかには使用が義務付けられている国もあります。

今回はクムホのオールシーズンタイヤ「ソルウス 4S HA32」をご紹介する。オールシーズンタイヤは夏タイヤのドライ路面性能と冬タイヤの雪上性能を両立した優等生。急な積雪にも対応できる走破性をもつ

 そんなオールシーズンタイヤが日本市場へ導入されると、「待っていました!」と言わんばかりの予想を超える反響がありました。

 今やその存在はすっかりメジャーになり、人気を博して選択肢も増えています。その中から今回は、クムホ「ソルウス 4S HA32」を紹介します。

解説! クムホというメーカーについてご存じでしょうか?

 クムホタイヤは、韓国を代表する大手タイヤメーカーであり、その市場シェアは世界で10位台前半(2023年)に位置します。

 長年にわたり、欧州の主要な自動車メーカーへOE(新車装着)タイヤを多数供給してきた確かな実績と技術力を持つ企業です。

今回ご紹介する「ソルウス 4S HA32」は、雪はたまにしか降らない地域で、急な降雪に備えたい人や、タイヤ交換の手間を省きたい人に特に適したタイヤだ

 今回、クムホのオールシーズンタイヤ「ソルウス 4S HA32」を装着してテストを行う車両は、フォルクスワーゲンのミドルクラスSUVである「ティグアン」です。ティグアンは同社のラインナップのなかでもグローバルで売れている車種のひとつで、日本国内でも高い人気を誇ります。

「ソルウス 4S HA32」は、M+Sとスノーフレークマーク認証を取得し突然の降雪や低温時にも安心。また、高密度なサイプと専用コンパウンドが乾燥路と雪上でグリップを発揮。年間を通して高い安全性を確保する

 なお、ティグアンの主力グレードには、純正タイヤとしてクムホの高性能スポーツタイヤ「ECSTA PS71(エクスタ・ピーエスナナジュウイチ)」が採用されています。

 これは、クムホタイヤが世界的な自動車メーカーから高い信頼を得ていることの証しとも言えます。

 今回のテストでは、この人気SUVを使い、オールシーズンタイヤの実力を徹底的に検証しました。

今回「ソルウス 4S HA32」を履いたクルマを試乗するのは筆者の岡本幸一郎(左)と自動車ライターの黒木美珠(右)さん

 リポートを担当するのは、雪国出身で雪道走行に慣れた筆者(岡本幸一郎)と、雪道でのクルマの挙動や性能に強い関心を持つ若手自動車ライターの黒木美珠(みじゅ)さんの2人です。「ソルウス 4S HA32」は、2人にどう映ったのでしょうか。

「突然の雪」に備えよ! 進化した万能タイヤの実力はいかに

 暑い夏が終わったかと思えば、過ごしやすい気候の時期は短く、すぐに冬が訪れるようになりました。

オールシーズンタイヤは予測不能な日本の天候に対応。突然の雪に慌てず、一年中履き替え不要で時間もコストも節約できる

 日本は降雪地帯と非降雪地帯がほぼ半々ですが、このところ、これまであまり雪が降らなかった地域でも突然の大雪に見舞われることが増えたように感じます。

「非降雪地帯に住んでいるものの、雪には備えたい」と思う人にとって、オールシーズンタイヤはまさに「備えあれば憂いなし」の最適な選択肢です。

オールシーズンタイヤが「うるさい」「頼りない」は過去の話だ。クムホタイヤは静粛性と乗り心地を大幅に改善し日々の走行ストレスを解消する

 とはいえ、走行の大半は舗装路になるはず。サマータイヤとして使用する際にストレスを感じるようでは望ましくありません。

 実際、少し前のオールシーズンタイヤは、走りが頼りない、乗り心地が悪い、騒々しいなどと言われていたことも事実です。

 ところが、最近のオールシーズンタイヤはそうした点が全般的に改善されています。技術の進歩により、舗装路でサマータイヤと遜色ない「走る・曲がる・止まる」といった基本性能を実現し、なおかつ乗り心地が良く静かで、よくできていると感心する製品が増えました。

「ソルウス 4S HA32」も、まさしくそのひとつであることを、舗装路を実走して確認したいと思います。

まるで夏タイヤ!? 舗装路での快適な走りに感動

 一般的に、オールシーズンタイヤはトレッドを柔らかくして雪上グリップを稼ぐ設計が多く、それが舗装路での乗り心地の良さにも貢献しています。

「ソルウス 4S HA32」も段差や継ぎ目での突き上げは気にならず、荒れた路面でのロードノイズもオールシーズンタイヤとしてはよく抑えられており、快適性は十分なレベルです。

柔軟なトレッドが突き上げを軽減し快適な乗り心地を実現。静粛性も高く日常使用でストレスを感じさせない

 それに加えて、しっかりとした剛性感があり、ステアリング操作に対してもあいまいな感覚や応答遅れがなく、正確に反応します。高速道路での直進安定性も高く、ティグアンのように重心の高いSUVでもふらつきが少なくなっています。

 これには、センターブロックの連結部分を補強した「3Dスロープタイバー」や、大きさの異なる5種類のサイプを最適に配置してブロック剛性を高めた「マルチプルサイプ」、「3Dサイプ」といった独自技術が効いているようです。

独自技術の3Dサイプやタイバーがブロック剛性を強化。高速走行でもふらつきを抑え正確なステアリング応答を実現した。砂時計型のスノー摩耗インジケーターもトレッド面に。走行するとこのインジケーターが摩耗していく。その摩耗度で冬用タイヤとしての使用限界を明示している

 一般道や高速道路を走行した黒木さんも、「まるでサマータイヤのようなドライブフィールですね。言われなければわかりません」と感心していました。

 オールシーズンタイヤは、メーカーによって舗装路重視から雪上性能重視まで性能や性格に違いがありますが、「ソルウス 4S HA32」は、まず舗装路での性能はまったく問題ないと考えてよいでしょう。

クムホ「SOLUS 4S HA32」について詳しくはこちら!

【画像】クムホ「SOLUS 4S HA32」の走行シーンをたっぷり見る!(45枚)

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