“デジタルミラー”って最近よく聞くけど実際どうなの? カロッツェリアのデジタルミラー型ドライブレコーダー「VREC-MS700D」で実走行レビューした結果【PR】
雨天時こそデジタルミラーが本領発揮 3倍ズームなら違和感なく運転できる
デジタルミラー型ドライブレコーダー「VREC-MS700D」を装着したハイエースに乗り込み、早速試走へと参りましょう。今回は、首都高速道路を走行するルートを選択しました。

デジタルミラーの気になる見え方の違和感や距離感の違いですが、実際に運転席から普段通りミラーに視線を移すと、確かに初めて見たときは通常のアナログミラーの見え方と少し異なる印象を受けました。
というのも、リアカメラが映し出す映像は非常に広範囲で、通常のアナログミラーでは到底確認できないほど広い範囲を表示してくれるのです。

より広い範囲を映してくれるというのは安全面では心強いのですが、見え方(見える範囲=視野角)が通常のアナログミラーと比較して異なることから、デジタルミラーに対して少し違和感があるという人がいるかもしれません。

しかし「VREC-MS700D」には“後方画像ズーム機能”が搭載されており、ディスプレイの表示映像を好みや見やすさに合わせて、1倍から3倍まで0.5倍刻みで5段階で設定できるため、実際の距離感に近い表示が可能なのです。
この表示倍率の変更もディスプレイをタッチすることで簡単に行えるため、例えば駐車枠からバックで出庫するようなときは広く映してくれる1倍にし、出庫した後は自然な表示の3倍にするというような使い分けもお手の物。
高解像度カメラを使用しているため、ズームをしたときの画質劣化も最小限に抑えられており、最大倍率の3倍にしても気になるような画質劣化はありませんでした。

さらに上下方向にも広く撮影しているため、ディスプレイ上で簡単に画角を変えることができるのもデジタルミラーならではの特長です。
なおディスプレイに表示できる映像はデジタルミラーサイズの横長ですが、ドライブレコーダーとして録画している映像はカメラが撮っている全体像なので、“ズームしていたから映像に残らなかった“ということは起きないので安心です。


そして雨の中の走行ではカメラでの映像を映し出している大きな利点に気付くことができました。それは雨粒の影響が明らかに少ないという点です。
通常のミラーの場合、リアウインドウに付着した雨粒は当然ながらワイパーが拭く部分以外はそのままとなってしまいます。
しかしカメラ映像の場合は、リアカメラがそもそも車内に設置されるため雨粒が直接付着することはなく、ワイパーが拭いてくれる範囲にリアカメラを設置しておけばほぼ雨粒の影響を受けません。
そのため、悪天候時でも圧倒的にクリアな後方視界を実現してくれるというワケなのでした。これは雨天時に試乗したからこそわかった、デジタルミラーのメリットです。
明暗の激しいシーンを走行する際や荷物を満載していてもクリアな後方視界
さらに、今回試走した首都高速道路のようにトンネルや高架下を連続して通過するような場所を走るときは、前述のSTARVIS 2(TM)による暗所での性能アップと、「HDR(ハイダイナミックレンジ)」機能の採用によって明暗の激しいシーンでも白とびや黒つぶれが抑えられる結果として、常に自然で鮮明な映像を提供してくれるのです。
また後方に設置したリアカメラの映像を映し出しているということは、車内が荷物満載であったり、後席用にフリップダウンモニターを使用していたりしても、後方視界が遮られることが一切ないのもデジタルミラーの特長のひとつです。今回試乗したハイエースやミニバンには、特に親和性の高いアイテムと言えるのではないでしょうか。

このようにメリットの多いデジタルミラーと前後のドライブレコーダーがひとつになった「VREC-MS700D」。32GBのmicroSDカードが同梱(どうこん)されているため、購入して取り付ければすぐに使うことができます。
さらに、3年間のメーカー保証も付帯しているので、安心感がさらに増します。

昨今さまざまなタイプのデジタルミラーが発売されていますが、本記事で言及したポイントも重視しつつ、自身に最適なデジタルミラーを選んでみてはいかがでしょうか。
[Text:小鮒康一 Photo:安田剛]
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。











































