あと1か月しか見られない!? 物凄く貴重な「クルマ達」 10台が一堂に会した理由は? 往年のラリー車を“富士”に展示、トヨタ・豊田会長とマカルーゾ財団の想いで実現【PR】
物凄く貴重なクルマがココにある! 10台の特別な物語とは? いま話題の「セリカ」なども見られる!?
昨今何かと話題となる「セリカ」。豊田章男会長も全日本ラリーやラリーチャレンジ、そしてラリージャパンなどで度々「セリカ」の話題を提供してくれていました。
同時にデモランが出来る際にはラリー仕様のセリカを走らせることでファンを、イベントを盛り上げており、リアルタイムでセリカが活躍していた様子を知らなくてもいまや、セリカという名前は再び脚光を浴びているのです。
そんなセリカのラリー仕様で忘れちゃいけない2台が今回展示されています。
●トヨタ・セリカ ツインカムターボ TA64(1984)
トヨタは1957年に初代クラウンで海外ラリーに挑戦しています。
早くからラリーに着目しているトヨタはその後も歴代セリカでWRCに参戦。
オイルショック以降はモータースポーツ活動が縮小していましたが、WRC復帰のために、3代目のセリカをベースにグループB規定車両を開発しました。
この車両は、頑丈で整備性に優れたFR(フロントエンジン・リアドライブ)方式を採用しており、1984年から1986年までサファリ・ラリー3連覇を達成。
今回の展示車は、1984年のサファリ・ラリーに優勝した実車で、ターボ車として史上初の サファリ・ラリー優勝車でもあります。
●トヨタ・セリカGT-FOUR ST185(1994)
市販車ベースのグループA規定が1987年から始まり、4代目セリカでトヨタ初となる4WD+ターボを搭載したGT-FOUR(ST165)がデビューしています。
1990年には日本車メーカーかつトヨタにとって初のドライバーズタイトルも獲得。
その後、5代目セリカとなるGT-FOUR(ST185)が1992年にデビューしています。
今回の展示車は、ここ数年日本の色々なイベントでもデモランを披露しているユハ・カンクネン氏が1994年のアクロポリス・ラリー3位入賞時に使用し、1995年に日本人初のサファリ・ラリー優勝者となった藤本吉郎氏が運転した実車です。
なおこの個体自体は、ドイツとフランスの専門業者によってラリースタート時の状態にレストアされた貴重な個体を藤本吉郎氏から借用して展示しています。
ラリーと言えば!? スバルと三菱も忘れちゃいけない!
●スバル・インプレッサ555
現在でも全日本ラリー選手権に「WRX S4」をベースにした車両でシリーズ参戦するなど、「ラリー」のイメージが強いスバル。
これまでスバルも様々なラリー車で参戦してきましたが、根強い人気を誇るのが1994年から参戦するインプレッサです。
今回の展示車は、 1996年のアクロポリス・ラリーで優勝した実車をスバルから借用して展示しているといいます。
そんなインプレッサの有名な話として、「市販車をラリー車に仕立てるのではなく、開発段階からWRCを意識したクルマ造りを行う」というものがあります。
この思想は、トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)がGRヤリスを開発する際に豊田章男会長が示した「WRCで勝つためのクルマ」に通ずるものも。
さらに両社の共同開発により生まれたGR86&BRZの開発で掲げた「いっしょにいいクルマつくろう!」という思想にも繋がっていると言えます。
●三菱・ランサーエボリューションIII(1995)
スバルと同じく「ラリーと言えば三菱(ラリーアート)」と言われるほどラリーと縁が深い三菱。
いまでもアジアンクロスラリーに参戦するなどラリーへの挑戦は続いています。
そんな三菱の歴代ラリー車のなかでも1992年にランサーの改良モデルとして登場したランサーエボリューション(通称ランエボ)はとくに有名です。
歴代ランエボのラリー車があるなかで、今回の展示車は1995年のオーストラリア・ラリーで優勝した実車を三菱から借用して展示しています。
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スバルと三菱は、ともにWRCで活躍したことでグローバルでのブランド価値を高め、いまでも多くのファンがいます。
トヨタもヤリスでWRCに復活参戦して以降、直接的な影響は不明ながら欧州などでのブランド価値向上、販売台数増加などの影響があったという話も。
そんなWRCという晴れ舞台について、かねて豊田章男会長は「(WRCで)スバルと三菱の名前が見たい」と発言しており、実際に「2社から『出たい』という声を待っているのだけど、なかなか来ない」と嘆く場面も。
いつの日か、トヨタ・スバル・三菱がWRCの舞台で戦う姿を見てみたいものです。









































