グッドイヤーのオールシーズンタイヤ「VECTOR 4SEASONS GEN-3」を3人の一般モニターが検証【PR】

夏も冬も走ることができるという「オールシーズンタイヤ」は、他のタイヤと何が違うのでしょうか。装着車を一般モニター3人に運転してもらい、その「違い」を体感してもらいました。

オールシーズンタイヤが誕生した背景とは

 最近よく耳にするオールシーズンタイヤは、夏も冬も一年中走ることのできるタイヤだといいますが、標準装着で付いてくるタイヤといったい何が違うのかご存じでしょうか。今回は、オールシーズンタイヤが誕生した背景や、タイヤについての知識も交えつつ、グッドイヤーのオールシーズンタイヤである「VECTOR 4SEASONS GEN-3(ベクター フォーシーズンズ ジェンスリー)」を装着した車両を一般モニターに運転してもらった感想を紹介します。 

今回試すグッドイヤーのオールシーズンタイヤ「VECTOR 4SEASONS GEN-3」

 早速試乗インプレッションをお伝えしたいところですが、その前に、オールシーズンタイヤが生まれた背景と、今回試乗する「VECTOR 4SEASONS GEN-3」が登場するまでの流れを説明します。 

 まず、タイヤのゴムには得意とする温度域があります。一般的なサマータイヤは、夏場に必要な剛性(縦方向やねじれ方向への強さ)を保つことができる半面、気温が下がるとゴムが硬くなり、ウエット性能が低下し、その結果、氷雪路ではグリップ性能を発揮しなくなってしまいます。

「VECTOR 4SEASONS GEN-3」は、機能面だけでなくサイドウォールのデザインも秀逸

 その弱点を補うために作られたのがスタッドレスタイヤです。夏場は操縦安定性を発揮するためのゴムの剛性が足りないという欠点はありますが、一方で、冬場は氷雪路など低温時でもゴムが硬くならず、グリップ性能を発揮してくれます。

 ただ、サマータイヤとスタッドレスタイヤは、季節によってタイヤを2セット用意しなければならず、コストや保管場所などの問題があります。また、春と秋にタイヤを履き替えなければならないというわずらわしさもあります。

 それらの問題点やわずらわしさを解消するために開発されたのが、季節によってタイヤ交換をする必要がないタイヤである、オールシーズンタイヤです。

 現在、オールシーズンタイヤは欧州、北米、日本国内でも注目を集めていますが、そのきっかけとなったのがグッドイヤーのオールシーズンタイヤ「VECTOR 4SEASONS(ベクター フォーシーズンズ)」の登場でした。

 それまでのオールシーズンタイヤは、夏場の操縦安定性や耐摩耗性を重視して、サマータイヤ寄りのコンパウンドが使われるケースが多かったようです。当然、スタッドレスタイヤほどの冬道の性能は期待できませんが、雪道に限って言えば、トレッドパターンを工夫すれば、ある程度のトラクションが確保できます。

「VECTOR」シリーズは冬タイヤとしての走行性能が認められたため、スノーフレークマークを取得している

 そんな古いオールシーズンタイヤの性能に“冬道性能”を盛り込んだのが、グッドイヤーでした。「VECTOR 4SEASONS」は「スリーピーク・マウンテン・スノーフレークマーク」(通称・スノーフレークマーク)と呼ばれる、欧州の公的機関の性能認証を取得し、冬タイヤとしての走行性能が認められました。

 加えて、ドイツでは冬タイヤの法制化が施行。それ以降ドイツ国内を走行するクルマは、夏用冬用2セットのタイヤが必要になったのですが、スノーフレークマーク付きのオールシーズンタイヤである「VECTOR 4SEASONS」なら夏冬兼用で使えるため、ドイツ人の合理主義が発動し、1年を通して使えるタイヤとして一気に注目されるようになったのです。

トレッド中央部に大型のサイプ(トレッド面の細かい溝)を配置することで、接地時に雪を排出する
サイプ交差点の開口部が広がることで排雪性能が向上し、高い雪上グリップ力を実現している

 その後、グッドイヤーはいち早く日本への導入も行い、2016年には「VECTOR 4SEASONS」の進化モデルである「Vector 4SEASON Hybrid(ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド)」を発売します。日本国内で製造し、タイヤサイズのラインナップを拡充したことで、本格的に日本にオールシーズンタイヤ旋風を巻き起こすこととなったタイヤです。

 その後もグッドイヤーは、進化の手を止めることなく開発を行い、今回試乗する「VECTOR 4SEASONS GEN-3(ベクター フォーシーズンズ ジェンスリー)」が発表されました。

「VECTOR 4SEASONS GEN-3」一般モニター3人の評価はいかに?

 それでは、試乗の様子を紹介しましょう。

 5月半ばのある日、トヨタ ヴォクシーハイブリッドに「VECTOR 4SEASONS GEN-3」を装着し、一般モニター3人に実際にハンドルを握ってもらい、評価をうかがってみました。ちなみにタイヤサイズは、純正同様の205/55R17です。

今回試乗する一般モニターの3人(左から須賀さん、田振さん、田澤さん)

 1人目のモニターは、ルノー メガーヌR.S.のオーナーである須賀さん。走り出してまず、「乗り心地がいいですね。ハンドルから伝わる手応えがしっかりしていて、カーブでも安定している」と評価し、メガーヌR.S.用として検討したいとのこと。

ルノー メガーヌR.S.のオーナーである須賀さん
須賀さんは、乗り心地が良く1年を通して履けるタイヤを探していたという

「スポーツ性の高いクルマに、オールシーズンタイヤは合わないのでは?」と聞いたところ、ドライブには純正装着のスポーツタイヤを履き、普段の街中用に「VECTOR 4SEASONS GEN-3」を考えているそう。純正タイヤは乗り心地があまり良くなく家族に不評なので、乗り心地が良く1年を通して履いていられるタイヤを探していたとのことで、「VECTOR 4SEASONS GEN-3」は須賀さんにぴったりのタイヤといえます。

【画像】一般モニター三名が「VECTOR 4SEASONS GEN-3」体感!ドライブの様子をもっと見る!(65枚)

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