なぜ自転車競技にはSUBARU「レヴォーグ」が使われる?「SUBARU LEVORG presents 2022ジャパンカップサイクルロードレース」で見た“その理由”とは【PR】
「2022ジャパンカップサイクルロードレース」で見たレヴォーグの活躍
約150kmのドライブで「レヴォーグ」の素性の良さをしっかりと体験し、宇都宮に到着しました。
今回取材する「ジャパンカップ」は「ツール・ド・フランス」をはじめ、自転車ロードレースの第一線で活躍する選手たちの本気の走りを日本で唯一、観戦できるビッグイベントで、開催期間中は日本全国から10万人以上ものロードレースファンが集まり、宇都宮市街は自転車競技の本場、ヨーロッパを思わせるようなお祭りムードとなります。
レースは宇都宮森林公園に設定された1周10.3kmのコースを14周(総距離144.2km)して競われます。全周にわたってアップダウンの多い厳しいコースですが、なかでも約1kmの間につづら折りの急坂が連続する古賀志林道が最大の難所です。ここは激走する選手の姿を間近で見られることから、人気の観戦スポットでもあります。
ジャパンカップでは、レース運営や選手のサポートをするため、多くのレヴォーグがコースを走ることになります。とりわけ目立つのがイエローにラッピングされた3台のレヴォーグで、これはフランスの自転車用品メーカー、MAVIC(マヴィック)が展開する「ニュートラル・サービス」を行うための「ニュートラル・カー」と呼ばれるものです。
実は、自転車ロードレースは個人戦ではなくチーム競技です。ジャパンカップでは、1チームは最大6名の選手で構成されており、各チームはエースを先頭でゴールさせることを最大の目標としてレースの作戦を立てています。
そして各チームはレース中に発生したパンクなどのトラブルに対処するため、チームカー(こちらもレヴォーグ)を伴走させることができますが、状況によっては1台だけではアシストしきれないこともあります。そこで活躍するのがMAVICのニュートラル・カーというわけです。ニュートラル・カーはチームや国籍に関係なく、すべての競技者に対して中立的に技術や機材のサポートを行うことが使命です。
ロードレースのサポートに必要なクルマの性能とは何なのか?
今回は、日本国内でのMAVICニュートラル・サービスを統括する、村上嘉之氏にお話をうかがうことができました。
「MAVICは、1996年より日本の自転車ロードレースでニュートラル・サービスを開始しました。発足当初から現在に至るまで、ニュートラル・カーはすべてSUBARUのステーションワゴンを使わせていただいています。ニュートラル・カーにはスペアのバイクや車輪などを載せるための広い荷室と、高い走行性能が必要になるからです」
ニュートラル・カーは基本的に、高速で走行する集団と集団の間に入ってサポートを行います。目まぐるしく変化するレース展開に対応するには、パワフルでレスポンスに優れたエンジンや俊敏なフットワークがなければいけません。さらにジャパンカップでは、カーブのある下り坂を時速90km近いスピードで駆け降りるようなケースも度々あるので、こうした状況下において、レヴォーグの優れたスタビリティ(安定性)は実に頼りになるといいます。
「ロードレースは雨でも行われるので、そうしたなかでも路面変化に強いSUBARUのAWDには全幅の信頼を寄せています。また、我々は日本全国で開催される自転車ロードレースで同様のサービスを行っており、高速道路で長距離移動をする機会も多いんです。新型のレヴォーグには『アイサイトX』がありますから、長距離移動の時にスタッフはかなり助けられていますね。レヴォーグは、自転車競技のニュートラル・カーに必要な性能をすべて備えた1台だと思います」
なぜロードレースにはレヴォーグなのか。聞いて体感して納得の答えだった
世界的な選手たちが熱い戦いを繰り広げている最中、筆者もスバルブースで実施されている「レヴォーグ同乗試乗」でコースを走ることになりました。実際にレースサポートも行う熟練のドライバーの隣に座ってコースをひと回りしましたが、それはもう凄まじい体験でした。
助手席に乗り込むと、あとは急加速、急制動、急旋回の三次元の動きが連続します。そうでもしなければ、高速で移動する選手の動きに対応できないからです。こうした運転をレースのスタートからゴールまで約4時間も続けるのですから、高い走行性能を持ったクルマでなければ務まらないのは当然かもしれません。
レースは激闘の末、UCIワールドチーム「EFエデュケーション・イージーポスト」(アメリカ)のワン・ツーフィニッシュで幕を閉じました。いくつかの見せ場は作りつつも、日本のチーム、選手の優勝は叶いませんでしたが、3年ぶりのジャパンカップ開催ということもあって会場は大いに盛り上がりを見せていました。
選手のパフォーマンスや頑張りはもちろん、円滑な運営があってこそ自転車ロードレースは上質なスポーツエンターテインメントとして成立します。その影の功労者は紛れもなくレヴォーグだったのだと、筆者は帰路に何となく誇らしい気持ちでレヴォーグのステアリングを握っていたのでした。
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