FR車でも安心! ヨコハマの最新スタッドレス「アイスガード7」を履いた愛車ロードスターで早春の北海道を走ってみた!【PR】
自動車ライターの伊藤梓(あずさ)さんが、自分の愛車にヨコハマの最新スタッドレスタイヤ「iceGUARD 7(アイスガード セブン)」を装着して、雪の残る初春の北海道をドライブしました。
後輪駆動の愛車「ロードスター」でも冬道を走りたい!
どんな季節になっても、その瞬間でしか感じられない景色や自然、空気、香り……それを楽しめるのが、日本です。
そして、私(伊藤 梓:自動車ライター)にとってのクルマとは、そんな日本で出会える景色の幅をもっともっと広げてくれる相棒。道が続く限り、どこまでも走っていくことができて、素敵な場所を見つけたら「ちょっと寄り道」なんてことも簡単にできてしまいます。
ただ、出かける時に少し不安になるのは冬の季節。
雪が積もっていたり、地面が凍っていたりするとニュース等で聞くと、遠出するのはちょっとためらいますよね。旅先でさまざまな場所を歩き回るためにはぴったり合う靴が必要なように、クルマもその場所にあった最適な「シューズ選び」が大切です。
新素材の採用で水膜吸水効率が7%向上した「アイスガード7」!
2022年3月、北海道でヨコハマタイヤの試乗会があり、最新スタッドレスタイヤの「アイスガード(iceGUARD)7」を体感したのですが、従来品の「アイスガード6」と比較すると驚くほど進化していました。氷上制動性能はなんと14%、そして雪上制動性能は3%向上しているといいます。
個人的にとくにいいなと感じたのは、よりリアルな冬の道を想定して性能が上がっている点。冬道でもっとも怖いのは、急に現れる凍結路面ですが、実際に長い時間を走行するのは圧雪路などの雪上です。アイスガード7は、氷上性能を向上させるのはもちろん、雪上性能もしっかり高まっているので、雪国でより安心して日常的に使用することができます。
実際に運転してみると、北海道の過酷な雪道でもしっかりとグリップしている感覚があって、ヒヤリとする瞬間が少なく、不安なく走ることができました。その安心感から「次は試乗会ではなくて、自分のクルマでゆっくり北海道を巡ってみたいなぁ」という考えが浮かびました。
私の愛車は、マツダ「ロードスター」。後輪駆動のスポーツカーなので、普通であれば冬道を走らせるのがためらわれるモデルですが、アイスガード7を試した時に「これなら自分のクルマでも冬の道を走れるかも!」と自信がついたのです。
これまで、どこまでも一緒に旅をしてきたロードスター。今度はアイスガード7を履かせて、まだ走らせたことのない早春の北海道の大地へと共に旅立つことにしました。
本州から愛車をともない北海道へ行くには、カーフェリーへの乗船がかかせません。まずは茨城県の大洗港からフェリーに乗って、約18時間の船旅です。
大洗港から北海道の苫小牧港までは「さんふらわあ ふらの」に乗船
フェリーにクルマごと乗り込む瞬間というのは、どうしてこうもワクワクするのでしょう! 大きな船に向かって進んで行くと、まるで巨大なクジラに飲み込まれるかのよう。船には、輸送トラックだけでなくさまざまなクルマが乗船していて、家族連れや若いカップル、お歳をめされたご夫婦の姿もありました。
「これから行く北海道ドライブをたっぷりと楽しもう」という気持ちが伝わってきて、私も気持ちが高鳴ります。
「船の中で退屈するかな」と思っていましたが、まったくそんなことはありませんでした。船内には売店やレストラン、大浴場などがあり、外の景色が見られるように窓もたくさんついています。外部通信の可能な船内Wi-Fiが利用できたので、仕事もしつつゆっくり船旅を楽しむことに。
一番良かったのは、甲板から見られる景色です。早朝、たまたま日の出の時間に起きたので、甲板に出てみると、水平線以外何もないまっさらな海に燃えるような太陽の昇ってくるところが見られました。早春の冷たい空気に震えながらも、あまりにその光景が美しく、そこでしばらくじっと時間を過ごしました。
北海道に到着!アイスガード7はドライでもドライバーの意図どおり走れる
船の中でも充実した時間を過ごすことができましたが、ここからが本番! 苫小牧港に到着し、ロードスターと一緒に地面へ降り立つと、長旅も相まって「ついに着いた!」という感動がありました。まずは、北海道で一度は行ってみたいと思っていた街、小樽を目指してクルマを走らせます。
苫小牧から小樽まで約100kmの道中は、一般道でも高速道路でも快適にドライブできました。この時は雪ほとんどないドライ路面だったのですが、スタッドレスタイヤ特有の頼りない柔らかさはほとんど感じず、ハンドルを切っても遅れることなくしっかりとクルマがついてきてくれます。
さらにドライブを快適にしてくれたのは、走行中のタイヤのノイズがとても少ないこと。クルマに入ってくる騒音が少ないと、運転で疲れにくくなることにもつながります。ドライ路面でのアイスガード7の長距離移動が思いのほか快適だったので、小樽まであっという間に感じました。
小樽は、綺麗な運河とレトロな雰囲気の街並みが相まって、道端に駐車しただけでロードスターもさらにかっこよく見えます。近くで吹きガラス体験ができるということで早速、挑戦してみることにしました。
小樽イルポンテでは初めてのガラス器制作を体験
お店に入るとガラス製品がたくさん置いてあって、キラキラと輝いていました。奥の方には吹きガラスの工房があり、窯が真っ赤に燃えていて室温もグッと上がっています。
体験で作れるものがいくつかあるなか、丁度、玄関に飾れそうな一輪挿しを探していたので、それに挑戦することに。
吹きガラスは初めてでしたが、お店の方がマンツーマンで教えてくれるので安心です。ガラスを吹いたり、コテで形を整えたり……いつの間にか夢中になっていました。
とくに難しかったのは、息の強さ。力強く吹く時もあれば、優しく吹き込まなければならない時もあります。ガラスの温度が下がらないうちに整形するので、その作業時間はわずかなものでした。あとはお店の人が最終調整をし、完成してから送ってくれます。
取材協力:小樽 il PONTE(小樽イルポンテ)
住所:小樽市色内2丁目1番19号
小樽運河の前にある吹きガラス制作体験スタジオ。ロックグラスやタンブラー、一輪挿しや風鈴などを制作できる。基本料金は1個制作3500円(税込)。年中無休。
ニシン漁で巨万の富を築いた青山家の別荘として建てられた旧青山別邸へ
フェリーでの長旅の直後、吹きガラスでいっぱい息を吹き込んだり、アツアツの窯の横で作業したりしたこともあってエネルギーを消費したのか、お腹が空いてきました。
小樽では、明治から大正にかけて溢れるほどニシンが取れ、そのニシン漁によって財を成した人たちも多かったそうです。そうした中のひとり、当時「にしん大尽」と呼ばれた青山政吉氏が、贅を尽くして建てた「にしん御殿」と呼ばれる邸宅が今なお残っていて、レストランも併設されているとか。その造りの美しい豪邸を堪能しながら、美味しいニシン料理も食べられるということで早速、向かってみました。
到着してみると、“御殿”と呼ぶにふさわしい豪邸がその威容を誇っています。この旧青山別邸は1917(大正6)年から建築が始まり、約6年半の時を経て完成したそうです。
新宿の高級デパートの建築費が約50万円だった時代に、約31万円で建てられたそうですから、いかにお金をかけて作られたかが分かりますよね。現在は国の登録有形文化財になっていますが、内部も見学できるようになっていて、その美しい造形と豪奢な造りに感嘆してしまいました。レストランで頂いたニシンのお重は、甘辛いタレがニシンにたっぷり染みていて美味しいのなんの。美しい庭園と邸宅を眺めながらのお昼ご飯は格別でした。
取材協力:にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)
住所:小樽市祝津3丁目63
小樽駅よりクルマで10分の場所にある小樽貴賓館(旧青山別邸)は、ニシン漁で財をなした青山家の豪華なニシン御殿が見学できます。入館料大人1100円。
ロードスターで小樽の街をまわっているうちに、いつの間にか日が落ちてきました。小樽運河の側にある石造りの倉庫が、徐々にライトアップされていきます。オレンジ色の街灯がすべて灯ると、絵画の世界のようにロマンチックな光景が広がります。
友人や恋人同士で来ている人たちも多く、誰もがその絵の中の主人公のよう。小樽の街並みをロードスターで走っていると「自分もこの街の登場人物のひとりになれているかも」と嬉しくなって、宿までの道を少し遠回りしながら辿りました。