軽でも「ゴツカワ」 映えるクルマの写真を撮る方法7選【PR】

SNS大時代の現代では愛車の写真は少しでもきれいに撮りたいもの。そこで今回はクルマの写真はどうしたらキレイとれるのかをプロカメラマンに伝授してもらいます。被写体として登場するのは、DAMD(ダムド)のHUSTLER CARABINAやTAFT little D.、JIMNY SIERRA “little D.”。 サバイバルゲームフィールド「ヤネックス」や素掘りトンネル、軍港を回り様々なSNS映えする撮り方を解説します。

クルマの写真って難しい…プロカメラマンにどうすればいいか聞いてみた

 SNSがコミュニケーションツールとしてベーシックになったこの時代、写真がもっともスピーディに多くの情報を伝える手段となりました。キレイで人の心を打つ写真、いわゆる「映える」写真を撮れることは、デジタルリテラシーのベーシックになっているのです。

「映える」写真を撮るにはどうしたらいいのか…プロカメラマンに教えてもらいます!

 最近では、スマホのカメラやコンデジなどで、気軽に美しい写真が撮れるようになっていますが、被写体によってはなかなか映える写真にならないことも。その代表的なものが“クルマ”。人の目にはかっこよく映っても、いざ写真に撮ってみるとイマイチなんてことが多々ある被写体です。

 そこで今回は、プロのカメラマンにカッコ良くクルマの写真が撮れるコツを伝授してもらいます。ちょっとしたノウハウを知ることで、これまで冴えなかった写真が劇的に変わるはず。今回は被写体として、エアロパーツ・ボディキットメーカー「DAMD(ダムド)」のコンプリートカーをお借りしました。

「映える」写真のためにアウトドアライフにピッタリなテイスト車を用意

「TAFT little D.」(左)と「JIMNY SIERRA little D.」(右)
「HUSTLER CARABINA」

 DAMDは1982年の創業時から、クルマが夢のあるプロダクトであり続けるために、誰もがクルマに「乗りたい!」と思えるようなカスタマイズパーツをデザイン・製作してきたメーカー。

 今回そんなDAMDから借り出したのは、「HUSTLER CARABINA」や「TAFT little D.」「JIMNY SIERRA little D.」の3台です。

 どれも今トレンドのアウトドアライフにピッタリなテイストを持ったクルマです。オリジナルのエクステリアパーツを装着したことで、普段使いはもちろんのこと、フィールドに自然と溶け込むテイストにアップグレード。今回は、この3台がマッチするシチュエーションを選び、そこで映える写真の作例を作ってみたいと思います。

クルマの「映える」写真を撮る方法その1 撮影基礎編

クルマ撮影の基本中の基本「7:3」にもコツがある

 まず訪れたのは、千葉県野田市にあるサバイバルゲームフィールド「ヤネックス」。式面積7200坪の中に、森林、廃墟、村などのシチュエーションが造ってある本格複合フィールドです。ここを特別にお借りして、ミリタリーな雰囲気が漂うTAFT little D.の映える写真を撮ってみましょう。

 今回の写真講師は、多くの自動車関連企業の広告写真や、雑誌・インターネット媒体でクルマの写真を撮影している、フリーカメラマンの土屋勇人さん。最初に土屋さんが伝授してくれたのは、クルマ撮影の基本中の基本である「7:3」の構図です。

 7:3とは、クルマをやや斜めから見た時の比率のことで、クルマの顔が3割、サイドが7割になるように見せることを言います。フロント側を写す時は「前7:3」、リア側を写す時は「後ろ7:3」などと言います。

 ちなみに、全長が長いクルマの場合は、よりサイドを強調して写すとシャープな印象になるため、「8:2」などに比率を変えることもあります。

フロント側を写す時は「前7:3」、リア側を写す時は「後ろ7:3」と呼ばれる

 さて、土屋さんによれば、この7:3でまず気を遣いたいのが“安定感”。写真に写した時に、カメラとは逆側の後輪が車体の下から向こうに写っていると、グッと安定感が増した写真が撮れるといいます。立ったままの目線でカメラを構えるのもいいのですが、一度しゃがんでクルマを見てみると、また違った構図が見えてくるのではないでしょうか。

 ちなみに、クルマをどの場所で撮るかが決まったら、背景にあるモノと車体を少し離すと、より映える写真が撮れます。車体の近くにいろいろなモノがあると、主役であるクルマの輪郭が分かりづらくなるからです。できるだけ、周りにモノがない場所を選び、少し離れた場所に背景を入れてあげると、“ヌケ感のある”写真を撮ることができます。

クルマの「映える」写真を撮る方法その2 スマホを使った撮影

スマホならズームレンズを活用し「圧縮効果」を使うとクルマがグッと際立つ
等倍で撮るとクルマのフォルムがディフォルメされてしまい、あまりカッコ良く撮れない

 デジカメよりも多くの人に普及し、撮影ツールのスタンダードになっているのがスマホのカメラです。現在のスマホのカメラは、その補正機能の高さでデジカメよりも美しい写真が撮れることもあります。特にiPhone13シリーズなどは、背景をボカすことができる被写界深度調整の機能も備え、プロにも愛用されるガジェットとなっています。

 スマホ撮影をする時に、多くの人は何気なくシャッターを切っていると思いますが、ここでもちょっとしたコツがあると土屋さんは言います。

 それが「ズームレンズの活用」です。多くの人がスマホで撮影する時に、カメラアプリを起動させたままの状態、いわゆる等倍でいることが多いと土屋さん。しかし、それだとクルマのフォルムがディフォルメされてしまい、あまりカッコ良く撮れないのだとか。

 まず、クルマが持っているデザインの美しさやシャープさを再現する場合は、望遠機能を使いましょう。一般的に×2程度が使いやすく、画質にも影響が出ません。撮影する位置をクルマから少し離し、望遠機能を使って撮ると、デザインの美しさがグッと際立つはずです。これを「圧縮効果」と言います。

「広角」でとるとボディフォルムがディフォルメされてしまうが、敢えてそれを利用した撮影方法も
レンズを下側になるようにスマホを逆さにすると「超ローアングル」に

 より周囲が広く写る側を「広角」と言いますが、こちらのレンズの特徴は被写体に“ゆがみ”が出ることです。この状態でクルマを撮ると、ボディフォルムがディフォルメされてしまうのですが、敢えてそれを利用した撮影方法もあります。例えば、クルマのフロントを多く入れた構図を作ってみると、クルマが見ている人の方に迫ってくるような写真を撮ることができます。

 また、パーツの一部分を広角で撮ったり、背景の美しい風景をクルマと一緒に移し込ませたりする場合も、広角モードは有効です。

 加えて、土屋さん直伝テクニックなのが「超ローアングル」。レンズを下側になるようにスマホを逆さにして、地面に付けてしまいます。

この状態でクルマを撮影してみると、クルマがそびえ立つような迫力のある写真が撮れます。雨上がりに地面に水溜まりが残っている時は、それも写し込ませて撮ると、またアメージングなカットをクリエイトすることができます。

クルマの「映える」写真を撮る方法その3 もうひとつの被写体を加える

背景や設置物など「もうひとつの被写体を加える」という手法ヤネックス名物である戦車で挑戦

 プロカメラマンなどもクルマの撮影でよく使う手法が、「もうひとつの被写体を加える」ということです。例えば、建物の一部やオブジェといった人工物、樹木や岩などの自然物を背景とするのです。こうした被写体を加えることで、よりメインであるクルマを引き立たせることができます。今回は、ヤネックス名物である戦車を背景に入れて撮ってみました。

 まず背景に入れる構造物ですが、多くの場合はそれ自体を動かすことができません。そこでクルマの方を動かして、メインの被写体であるクルマが引き立つ位置にしてあげることが大切だと土屋さんは言います。構図によっては、どちら付かずの中途半端な写真になってしまうことがあるので、ここは少し時間をかけて位置を決めていきます。

 そのまま撮影してもいいのですが、写す時にその場の雰囲気を伝えられるようなモノを、さらに写し込ませるのもテクニックのひとつです。今回は森の中に駐まっているTAFT little D.と戦車のイメージを強調するため、手前にある樹木の葉を写し込ませてみました。

 この時、カメラのF値(絞り値)を小さい数字にして、手前の葉をボケさせるように撮ると、より立体感のある写真が撮れます。これを「前ボケ」といいます。望遠レンズを使うと、さらに手前の葉や戦車の背景もボカすことができます。スマホで撮影する場合は、「ポートレート」モードを使って撮影し、さらにF値を調整することでボケ味を強くすることも可能です。

最近Instagramなどでも流行っている「フレームインフレーム」という構図

 一緒に撮ることで被写体を際立たせる手法は、他にもあります。それが、最近Instagramなどでも流行っている「フレームインフレーム」という構図テクニックです。そもそもフレームとは、撮った時に写る範囲のことを言いますが、そのフレームの中に窓を入れ、その中に被写体を入れる。つまりフレームの中にもうひとつフレームを作る技法です。窓だけでなく、壁と壁の間に被写体を入れたり、場合によっては作った枠を写し込ませることも。

 今回はヤネックスのフィールドにある廃墟に、ちょうどいい窓があったので使ってみました。取る時はカメラのフレームと、映り込むフレームが水平・平行にならないように、敢えてズラすように構図を作るのがポイントです。こうすることで、より立体感のある写真にすることができます。

クルマの「映える」写真を撮る方法その4 人と一緒に撮る

撮りたくなりがちな愛車と人の写真、あえてクルマと離れた場所に人が立って撮影するテクニック

 ドライブに出かけた時に、やはり撮りたくなるのが愛車と人の写真。この時に、やってしまいがちなのが、人がクルマの前か横に立ってパチリ。いかにも記念撮影的な1枚になってしまいます。そこでプロが伝授するのが、クルマと離れた場所に人が立って撮影するテクニックです。

 目で見ると、クルマから離れすぎではないかと思ってしまう距離でも、レンズによる“圧縮効果”を使えば構図の中でまとまります。人は壁の前に立つと、より構図が引き締まってきます。これは“フレームインフレーム”の応用とも言えるテクニックです。

クルマにフォーカスしたり、逆に人にピントを合わせたりと、いろいろなバリエーションを作れる

 人の立つ方向や、表情などに気を遣うこともテクニックのひとつです。カメラの方を向いて笑顔で写ることを「ニコパチ」と言いますが、多くの人はこの状態で写真を撮っています。

 しかし、カメラとは違う方に身体を向けて、視線を外して撮るだけで、ちょっとアーティスティックな1枚に。この時、ちょっとアンニュイな表情にすると、まるでMVの1シーンのような写真にすることができます。

 撮影する時は、クルマにフォーカスしたり、逆に人にピントを合わせたりと、いろいろなバリエーションを撮ってみましょう。

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