トーヨータイヤ「トランパスmp7」で奈良までドライブ! 1200km走行でわかった“最新ミニバン専用タイヤを選ぶ理由”【PR】
トーヨータイヤ「TRANPATH mp7(トランパスmp7)」は、2021年12月9日に発表されたばかりのミニバン専用タイヤ「トランパスシリーズ」最新モデルです。今回、東京から奈良まで往復およそ1200kmの長距離ドライブで、どう進化したのかを確認してきました。モータージャーナリストこもだきよし氏によるレポートです。
トーヨータイヤのミニバン専用タイヤ「トランパス」が大幅進化して登場
古き良き日本を味わうためには「神社仏閣めぐりがイチバン!」と考えるのは筆者だけではないでしょう。
日本のどの地方に行っても、大小問わず神社仏閣はあります。そこでお参りするのも目的のひとつですが、神社やお寺の周辺の荘厳な雰囲気は、別の世界へワープした気分、あるいは何百年もタイムスリップした気分を味わえるのも大きな魅力です。
最近ではコロナ禍で足が遠のいていました。しかし2021年の夏には新潟から金沢へのロングドライブ取材で、弥彦神社(新潟県)や白山姫神社(石川県)に立ち寄ることができ、神社仏閣めぐりの血が騒ぎ始めました。
そこで今回は、トーヨータイヤの新ミニバン専用タイヤ「トランパスmp7」を日産「セレナeパワー・ハイウェイスター」に履かせて、奈良まで往復1200kmの長距離ドライブをしました。もちろん奈良では神社仏閣めぐりも忘れてはいません。
トランパスは、専用タイヤコンセプトでヒットしたトーヨータイヤのブランドですが、モデルチェンジを重ねて最新型はmp7になりました。先代のmpZに比べて「ウエット路面での安心感の向上」、「ふらつきを抑制し安全な走行の実現」を達成し、これまでの「ロングライフ」も継承しているというから頼もしいタイヤです。
スーパーグリップコンパウンドを採用したことで、低燃費とウエット性能が大幅に向上しています。これはシリカを多く配合しただけでなく、「スーパーアクティブポリマー」がシリカと結びつき「燃費/グリップポリマー」とともにウエット性能と転がり抵抗性能を高い次元で両立させているようです。目には見えない世界の話ですが、ゴムは研究開発によりまだまだ進化しそうです。
トレッドパターンには、負荷がかかったときに接地面積をより多く保持するための「ダイナミックテーパー」が採用されました。これもグリップ力アップには大きく貢献しそうです。ブロックのエッジ部分にテーパーをつけ(面取り)、力が加わったときにブロック端が接地の邪魔をしないようにするということです。
アウト側のショルダーブロックは、従来型mpZにあった縦溝をやめて、ひとつの大きなブロックにすることで剛性を上げています。これによりふらつきの抑制に効果を発揮しています。
カタログを見ると、全28サイズのラベリング表示は、転がり抵抗性能はすべて「A」、ウエットグリップ性能は20サイズが「a」で、8サイズが「b」となっています。
今回、試乗車のタイヤの空気圧は車両指定空気圧の前後280kPaに合わせました。
セレナのタイヤサイズは195/65R15 91H、セレナeパワー・ハイウェイスターはインチアップされて195/60R16 89Hですが、今回試乗するセレナに履かせた新型トランパスmp7は標準サイズの15インチです。
高速道路はシャキッとした乗り味です。応答性は遅れなくリニアな感じで、過度にシャープ過ぎることもなく長距離ドライブでも楽に運転できました。
高速道路でのちょっと素早いレーンチェンジでは車体のロールが過度にならずに、きれいに収まるので安定感を感じました。応答性がシャープ過ぎないことと、タイヤの縦方向のたわみが少ないことが良い結果をもたらしていると思われます。
乗り心地は280kPaと高めのせいか、やや硬めの味でした。ドイツのスポーティカーレベルの硬さですが、角の当たりは鋭くないし、振動はダンピングが良くすぐに収まるので、不快な揺れが残ることもありません。