ヨコハマ「アドバンdB V552」をEVに装着してわかった プレミアムな静けさとは【PR】
ヨコハマ「ADVAN dB V552(アドバン デシベル V552)」は、圧倒的な静粛性で人気のプレミアムコンフォートタイヤだ。14インチから20インチまで全49サイズを用意、軽自動車からインチアップのミニバンまで多くの車種に対応する。そんな静かなタイヤを、いま流行の兆しのある電気自動車(EV)に装着するとどうなのだろうか。プジョーの最新電動SUV「e2008」に装着し、東京から軽井沢までロングツーリングをおこなった。
ヨコハマ史上もっとも静粛性の高いプレミアムコンフォートタイヤ
ヨコハマの走りのプレミアムブランド、「ADVAN(アドバン)」の一員ながら、静粛性に特化した「dB(デシベル)」をも名乗る「ADVAN dB V552(以下V552)」は、ヨコハマ史上もっとも静粛性が高いプレミアムコンフォートタイヤだ。
そんなV552をエンジン音のない電気自動車(EV)に履かせるとどうなのか。最新のEVであるプジョー「e2008 アリュール」でいろいろな道を走って試してみた。タイヤサイズは純正装着タイヤと同じ215/60R17 96Hで、空気圧は指定の前後240kPaに合わせた。
プジョーのコンパクトSUV「2008」が2020年秋にフルモデルチェンジした際に、ガソリンエンジン車と同時にプジョー初のEVとして日本上陸したのがe2008だ。ガソリン車と見た目や装備の差異がほぼないのも特徴で、EVらしいリニアなアクセルレスポンスと、持ち前のしっとりしなやかな足まわりにより、気持ちよく走れることをすでに確認している。その気持ち良さがタイヤの力でさらに高まることに期待したいところだ。
EVというのは、じつはエンジンやトランスミッションがなくても、走行中はモーターやギア、風切り音やタイヤがらみの音などが聞こえてくるものだ。それらは音圧としては小さいものの、乗員の耳に入ってくる音はすべてノイズであり、あまり気持ちの良いものではない。
ゆえに自動車メーカーは、むしろエンジン車よりも入念に対策を施しているケースが多い。e2008も静粛性をさらに高めるべく、床下バッテリーに遮音壁としての機能を持たせたり、アコースティックガラスをフロントドアに採用したりしている。
エンジン音がしないからこそ、気になるのがタイヤが発するノイズだ。e2008も小石や砂などの巻き上げ音に配慮しているというが、最近では走りやすさと音対策の一環として走行時にサウンドを出すEVも見受けられるなか、いまのところ無音とされているe2008は、タイヤの生み出す音が目立ちやすい点では不利といえる。
ロードノイズを従来製品比32%低減し、圧倒的な静粛性能を実現
ところが、V552を履かせたe2008は、走り出しからすでにただならぬ静かさを感じる。
高速道路を80km/hから100km/h程度で巡行しても、一般的なタイヤならもっと音を感じそうなところ、何かで覆ったように、いわゆるゴー音と呼ばれる低周波のロードノイズがよく抑えられている。
「目指したものは、かつてない静粛性」と謳っているだけのことはある。ヨコハマ独自のパターン技術により、144ものブロックに細分化したり、エッジの形状や溝とサイプの配置を最適化したことが効いているに違いない。
また、きれいな路面からざらざらした路面に移ったときに、e2008もやはり音の変化は見受けられるのだが、それがV552だと小さいように感じられたのは、もともと生まれる音エネルギーが小さいおかげで、音の変化量の絶対値も小さく済んでいるのではないかと思う。
適度にリラックスして乗れるから長距離を走っても疲れにくい
さらには、首都高速などの路面の継ぎ目を通過したときのパカン、パカンという衝撃音が小さい印象を受ける。音圧のピークが抑え込まれていて、スッと受け流す感じで耳に響かないのだ。
走行性能面も、高速巡行時の直進性も十分に確保されていて、初期応答性に過敏なところはなく、適度にリラックスして乗れるところも好印象。その上、さらにこれほど静かだと、長距離を走っても疲れにくいことも期待できるというものだ。
旅先でおあつらえのワインディグロードがあったので、ちょっと走ってみたところ、操縦安定性も申し分なし。クルマの動きがとても素直で、自然であることが印象的だ。しなやかながらダンピングも効いていて、いたって乗りやすい。