JAF救援件数ダントツ1位「バッテリー上がり」はなぜ多い? ちょい乗り多い人は特に注意

JAFの救援件数が最も多いのが、バッテリーのトラブルです。特に夏と冬はエアコンの使用頻度も多くなりますが、救援件数は年間を通じて多い傾向。バッテリーの寿命や異常に気付きにくいという側面もあるようです。

バッテリーの負担増 原因はクルマの使い方にも?

 JAF(日本自動車連盟)の救援件数のうち、最も多い依頼内容が「過放電バッテリー」、つまりバッテリー上がりによるトラブルです。2016年度の件数をみても、2位の「タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足」約36万件に対し、「過放電バッテリー」は73万7000件と群を抜いています。

JAFの出動が一番多いバッテリーあがり

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 エアコンの使用が多くなる夏や冬は、特にバッテリーのトラブルが起こりやすいといわれます。自動車用バッテリーなどをグループで製造しているGSユアサ(京都市南区)によると、やはり夏と冬がバッテリー交換の需要期とのこと。近年は車両装備の高度化などもあり、バッテリーの負担が大きくなっているといいます。同社に詳しく話を聞きました。

――バッテリーのトラブルが多い背景には何があるのでしょうか?

 GSユアサ:まず、クルマの電装品が増えたこと、そしてアイドリングストップなどの機能も普及したことで、バッテリーの負担が大きくなっています。アイドリングストップ中の電装品はバッテリーで給電しますし、エンジンを再び始動する際にも大電流が必要です。

 もうひとつの理由は、「ちょい乗り」が増えていることです。バッテリーは走行すれば充電されますが、短い距離しか走らずに、充電不足のままクルマの使用を終えるという悪いサイクルに陥りがちです。エンジンを停止しているクルマも、暗電流といって時計などで微弱な電流を使っていますので、充電は減る一方なのです。このため、いざエンジンをかけようと思ったらかからない、という場合があります。

バッテリーのマークだけどバッテリー警告灯ではない充電警告灯

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